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潜水艦のトイレ。
これが、日本文化か!
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「しかし、日本の潜水艦が負けるわけにはいかん。」 「では、潜水艦のトイレを公開するか?」 「いいのか?」 「いまさら引けん。」 そして、鎌倉造船は新型イ号が桟橋に接岸と同時に、トイレを公開した。 潜水艦のトイレと聞いて、ほとんどの人が興味を示した。 狭い艦内だ、さぞや狭いシンプルな簡易トイレであろうと・・・ しかし、日本のトイレ文化は100年先に進んでいるのだ。 たとえ、潜水艦だろうと手抜きは無いのだ。 鎌倉造船の新型イ号は、変態須藤博士がエンジンを設計した超電導磁気エンジンだ。 あとは、鎌倉造船の技師が造船したものだ。 日本の潜水艦は現実世界でも、トイレは、洗浄トイレだ。 かなり以前からだ。 これは、潜水艦艦長が言ってるので本当のことだ。 日本人は基本、清潔な民族だ。 欧米のようにパンツを裏返して再度穿く女子はいないのだ。 これは、現実の話だ。 それで、トイレも軍隊の兵器も手抜きはしていなかった。 日本の潜水艦は外洋型で、それなりに大きいのだ。 それで、トイレも余裕の寸法なのである。 もちろん、お尻を洗うノズルは軍隊用に耐久性があるものであった。 そして、トイレが艦内で孤独になれる場所だ。 だから、トイレは考えてつくられたのだ。 もちろん、艦内放送や通信装置もトイレにあるのだ。 うんちの最中に魚雷を食らっては堪らないからだ。 うんち中に、死にたくはないからね。 、そして、トイレと同じく食堂や娯楽施設も公開したのだ。 軍事機密ではないからである。 これが、なかなか好評だった。 密閉された空間で、何日も過ごすのである。 見学者は、そこに興味をそめしたのだ。 うまい飯を食わせる潜水艦は強い。 これは、帝国海軍時代から言われていた言葉だ。 それは、軍隊全体にも言えることだ。 うまい飯が出る軍隊は強いのだ。 食事に希望があれば、戦いに生きのこる気力も沸くのである。 海軍といえばカレーだ。 特に、潜水艦のカレーは絶品らしい。 艦により違いはあるが、どの艦もカレー勝負はマジらしい。 駆逐艦と潜水艦が並んで、どこに夕食を? 自衛隊員いわく、潜水艦がピカイチだそうだ。 陸上自衛隊のレーションも侮れないが、潜水艦カレーは無理をしてでも食す価値があるそうだ。 軍事機密に触れない、食事やトイレで米国、潜水艦に勝負をかける鎌倉造船であった。 ロンメロ夫人を観るために、軍艦なぞに興味がないが詰めかけたオバサンがウロウロだ。 きっとトイレだ。 そこに案内板だ。 潜水艦トイレと書いてある。 「まあ、トイレですわ。」 そそくさと矢印に進む。 女性は尿道が短いから、溜められない。 それで、あわててドアを開けた。 トイレの蓋が瞬時に開く。 漏れないうちに、座る。 狭いようで広い空間だ。 「ふう、・・・」 横に絵文字だ。 そして、女性用の絵文字を押す。 なんか、落ち着く空間である。 別に豪華ではないし、普通のトイレだが落ち着き具合が違うのだ。 このオバサンは、なかなかの素質があるようだ。 潜水艦のトイレは防音がしてあり、空気を換気する仕組みも完備してるのだ。 もちろん、臭いは艦内に漏れないのだ。 第二次大戦のドイツのUボートはトイレの臭いが酷かったそうだ。 艦内に充満するからだ。 旧日本海軍のイ号は著者は知識がないから書けないのだが、ドイツのUボートと変わらんだろう。
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