大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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逃げ場所が無い!

おまえの、せいだ。

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 「コバンザメ用意。」 副官が指示する。 武器操作盤の水兵が、「コバンザメ用意よし。」 「発射、10、9、8、~1,0、テーッ。」 「コバンザメ出ました。」 「うむ、さてどうするかな?」 「そうですね、どう逃げるでしょう。」 「まあ、そこは見ものだな。」 イタズラごころ満載の退役艦長だ。 日本海軍では、とてもこんな勝手はできないからだ。 そこは、ベトナム海軍教官の地位は高いのだ。 陸軍がシナに負けないのは帝国陸軍魂を日本軍が注ぎ込んだことを知ってるからだ。 「コバンザメ、敵の潜水艦を磁気探知しました。」 「いま、張り付きました。」 ・・・ 「コン。」・・・ 「何の音だ。」 シナ潜水艦の副官は将軍に、「岩かなんか当ったんでしょう。」 「そうか、海底だからな。」 ソナー員は、へたな事を言って粛清されると・・・で、沈黙だ。 なんせ、敵の爆雷や魚雷ではないからだ。 そして、廃棄されそうなデゴイが復活だ。 「おや、あの音だ。」 ソナー員が伝える。 「ベトナムの潜水艦か。」 「いえ、わかりません、イ号にしては大きいスクリュー音ですから、おそらくベトナムの潜水艦かと。」 「録音しておけ。」 「ハイ。」 ソナー員は、すでに録音したのだが、そこは空気を読んでいるのだ。 「いま、上を通ります。」 「シュル、シュル、シュル・・・」 シナ潜水艦の上をデゴイが通過する。 これは、もちろんベトナム潜水艦からの操作である。 爆弾を積んでないデゴイは兵器ではない分類だから日本製である。 ベトナムでは開発や製造は無理だ。 しかし、安価な装置なのだ。 なんせ、音波誘導の単なるラジコン模型だからだ。 まあ、神山造船の魔改造品だ。 たしか、タミヤの模型から改造したらしいが。 タミヤ製のイ号潜水艦ラジコン模型である。 そして、デゴイはシナの潜水艦を過ぎて、今度はとうとう、バッテリーが切れて海上へ浮かんだ。 まあ、後ほど回収してもいいが・・・ 「敵、通り過ぎました。」 とシナのソナー員だ。 「どうやら、やり過ごしたようです。」 「うむ、わかった。」 将軍は冷や汗を拭う。 まあ、魚雷が当らなかったことで戦争にはならない。 黙っていればわからん話だ。 「おい、このことは内緒だぞ。」 「わかっております。」 「うむ。」 安心した将軍だ。 どうやらベトナム潜水艦は、それなりの力量かもしれない。 今は、シナへ無事に帰って、作戦の建て直しだ。 将軍は、一日艦長は、もうゴメンであった。 「おい、もうそろそろ帰るぞ。」 「ハイ、わかりました。」 副官は、「深度100で、シャンヘイへ帰るぞ。」 操縦士が、「了解、深度100.」 艦が、海底から離れる。 そして、コバンザメを付けたまま動き出した。 こちらは、ベトナム潜水艦だ。 「シナのヤツら動き出しました。」 「そうか、さてどう料理しょうか。」 と副官は退役艦長を観た。 「まかせる。」 「了解です。」 さあ、長年の遺恨のリベンジだ。 二度とベトナム領海に近づかないように、徹底的に鉄槌を下すときがきたのだ。 「コバンザメをシナのヤツらの後方50まで、離せ。」 「コバンザメのワイヤー出します。」 コバンザメは磁石の吸盤からワイヤーで離れる。 ワイヤーは細いので200メートルくらい余裕があるのだ。 さて、料理の始まりだ。 
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