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的を外せない。
ミサイルの数が・・・
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模擬軍港に竹の覆いの模擬潜水艦が97隻だ。 10体のロボット兵器に計100発の小型ミサイルだ。 つまり、余分は3発しかない。 1発も外さないことなどありえない。 予備は、必ず必要だ。 音速VTOLで奇襲して、相手が体勢を整える前に97隻の潜水艦に止めを刺して、退却しなければならない。 まさに、秒単位の勝負だ。 音速VTOLの後ろがパカリと開く。 転がりでる、ロボット兵器だ。 そして、竹の覆いでカバーされたUボートにミサイルを連射だ。 そして、97隻を破壊してロボット兵器はVTOLに回収だ。 そして、バイバイだ。 その間、5分でやり遂げなければならない。 敵に感づかれて対抗される時間がシナなら早くて5分と計算したのだ。 襲撃は当然、夜間だ。 赤外線暗視装置は小型化に成功したのである。 シナのレーダーなぞ音速VTOLのステルスには数にも入らないのだ。 ロボット兵器は、ステルス化は形状から難しいが活動の高度が低いので感知されない。 何度もシュミレーションしたが、ミサイルが足りない。 どうしても外す的は出るのだ。 「落ち着いて、時間はある。」 とレンジャーが助言するが、秒単位では焦りがどうしてもウイグル少女でも出るのだ。 アイシャは外さないが、シンレイは・・・ 他の少女も完璧なことはない。 いいときもあるが、数隻残ることも多いのだ。 とうとう、アイシャが、「音速VTOLでミサイルは撃てないの?」と聞く。 ロボット部隊の開発部の技官が、「できないことはないが・・・」 「なら、数隻でいいから。」とアイシャだ。 それで、音速VTOLの付近の潜水艦はVTOLがヤルこととした。 これで、衛星画像どうりに潜水艦模型を置いて模擬軍港で演習だ。 数隻だが、ゆとりが出た。 これで、シンレイは完璧に数をこなす。 少しの工夫が、大きな成果を生むのである。 こうなると調子がでてくる。 ロボットの動きが円滑になってきた。 スランプから抜けでたようだ。 「もう、完璧だな。」 甘木隊長が太鼓判だ。 「では、明日出撃だ。」 「シナに積年の恨みを晴らすのよ。」 「明日の出撃の準備は完璧よ。」 音速VTOLは夜間塗装の真っ黒だ。 ロボットも真っ黒だ。 万が一の記憶装置回収チームも真っ黒である。 準備は整った。 明日の夜、9時発と決まる。 24時間の休暇がもらえた。 アイシャは仲間とお出かけだ。 10人のウイグル少女は、それぞれが百合の仲間がいるのだ。 オトコはロボットとの連携が切れるからご法度だ。 でも、恋愛のお年頃だ。 それで、アイシャは百合を選んだ。 ロボット兵器はオトコなのだ。 だから他のオトコは拒むのだ。 百合なら連携は切れなかった。 だから、隊員はオトコが出来たらロボット部隊からは卒業であるのだ。 人権なぞ、綺麗事はどうでもいいアイシャだ。 敵を倒すのにエセパヨクの綺麗事は大嫌いなアイシャだった。
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