大東亜戦争を回避する方法

シュリーマンの狡猾さ。

替え玉を殺してまでも。

　話は大幅にもどる。　そう、シュリーマンのシベリア逃避行だ。　これは、シュリーマンの替え玉だ。　その替え玉は、借金で、首が廻らなくなり。　そして、一家心中瀬戸際の家族を情報部を使ってみつけだす。　そして、借金の肩代わりの替わりに、おのれの命を差し出すのだ。　裏切れば、シュリーマンの裏の組織に暗殺されて、家族も皆殺しだ。　そうした、身代わりを数人、シュリーマンは造っていた。　ソ連への逃げ道を組織したり、独逸帝国の膨大な資産をシュリーマンは使いたい放題だったのだ。　ロンメロはおのれを恥た。　ゲッペリン総帥健全なころ、宣伝大臣としてのシュリーマンの本性を見抜けなかったんだから。　まあ、常に前線が好きで、兵と共にあるロンメロだからだが、シュリーマンの近くにいなかったんだから、わかるわけはないのだが。　「くそっ、どうしてくれようか。」　縛られたイスで、ロンメロは苦やし涙にくれた。　周りには、誰もいない。　それは、シュリーマンがロンメロの人となりにソ連兵が影響を受けないともかぎらないからだ。　だから、シュリーマンは、ロンメロを閉じ込めて、外で見張らせているのだ。　漢（オトコ）ロンメロに気概を受けて、裏切るヤツがでるとも限らないからだ。　イワノーシェフ書記長がシュリーマン討伐を独逸帝国に協力してるので、シュリーマンは反対勢力のグレゴリー議長へ近づいた。　グレゴリーは自身の妻の散財で、財政が切迫していた。　それを、シュリーマンは持参した黄金で、救ったのだ。　だから、ソ連で、シュリーマンは隠れて行動ができたんのだ。　「しかし、グレゴリー夫人には感謝しかないな。」　グレゴリーの破綻は夫人の宝石はの散財だ。　だから、シュリーマンはソ連に顔が利くのだ。　しかし、そのグレゴリー夫人がシュリーマン追い込みの布石になるとは、シュリーマンも思ってもみなかったのだ。　シュリーマンは替え玉を使い、自身の身分証でもある、総帥章まで、替え玉につけさせて、ひと芝居うったのだ。　オオカミに食い殺される替え玉の悲鳴が耳に響いて心地よかった変態オトコのシュリーマンだ。　そして、顔が判別できないように顔を食わなかったオオカミに替わってナタで、替え玉の顔を潰したのだ。　そして、金で、やとった現地の猟師に、オオカミに食い殺されたように細工までしてもらったのだ。　自動車を馬車と交換まで細工したのだ。　雪道は馬しか行動できない時代だからだ。　そして、猟師や、他の数人の協力者に後金を払う。　それで、集めて金貨の袋を・・・「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ。」　とモーゼル連発ピストルで、猟師や他の数人を口封じで射殺したのだ。　「悪く思うなよ、オレのためだ。」　と血を流して倒れた死体に確認の為に頭に数発撃ちこんだ。　なんと冷徹な残酷なオトコだ。　神も仏もいないのか。　そう、本当に神様がいるのなら、もう少し世の中は・・・・と思うのは著者だけだろうか。