大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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潜水艦生活

潜水艦の生活は閉所恐怖症にはつらいのだ。

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 窓のない船がある。 それは、潜水艦だ。 艦長がのぞく潜望鏡は窓ではない。 観光用に浅い海中を進む遊覧潜水艦は窓がたくさんあるが、軍事兵器の潜水艦にはないのが普通だ。 最近は、音波を映像化して液晶画面にだしらしいが。 まだ、そこまでは、技術進歩が無い頃の話だ。 潜水艦の乗組員は選抜で選ばれる。 昔は鈍亀と言われていた潜水艦だが、日本海軍では、潜水艦は重要兵器の部類に分類されていた。 つまり、日本の万が一があり、敵に報復攻撃ができないときの、報復攻撃の手段が潜水艦のミサイル攻撃である。 日本は米国から核兵器を、そして最先端軍事兵器を米国へとの暗黙の取り決めがされていた。 まあ、ガーランド大統領と山田総理との口約束だが、米国も日本の軍事技術にはイチモク置いているので、トントンの取引だ。 それで、戦術核をミサイルに載せて日本海に隠れている潜水艦の乗組員の話である。 海中であるから電波は届かない。 そして、万が一の連絡は仲間の潜水艦のクジラ音波通信のみだ。  そして、半年交代の3チームで廻していた。 つまり、3隻が常に日本海の海中に潜んでいるのだ。 そして、たまに気分転換に浮上して空を見上げるくらいだ。 この、たまの浮上を心底、心待ちにしている乗組員がいた。 (誰でも、心待ちだが、飛びぬけてだ。) なぜなら、彼は突然に閉所恐怖症になったのだ。 彼の名前だが、本人の名誉のため公開できない。 いままで、なんともなかったのに。 閉所恐怖症になった、なんて上司に言えない。 まだ、作戦行動中だ。 せめて、この出動が終わるまでは・・・ なんとか、誤魔化そうと必死な彼である。 潜水艦は狭い。 寝るところも、個室は艦長くらいだ。 それも、2畳くらいの小部屋だ。 ベットと机とイスで満杯だ。 兵卒にいたっては個人ロッカーのみだ。 ベットは使いまわしである。 3交代で24時間を廻している。 そこで、勤務時間は8時間ということだ。 交代の無いのは艦長と副官のみだ。 ベットも魚雷の横に寝ているのだ。 そこが、一番に足が伸ばせるのだ。 魚雷は信管がはずしてあり、まず爆発はしない。 もう、慣れた。 では、どうして閉所恐怖症になってのか。 当人もわからなかった。 なにが、原因なのかだ。 「いまにも、爆発しそうだ。」 恐怖で、心が爆発しそうなのだ。 相談する。 誰に? へたに、告れば部署替えだ。 潜水艦乗り組みは給金がいいから、替われない。 なんとも、自己中の・・・ 洗浄トイレで、ケツの穴に噴水で、いい感じになりながら勝手なことを考えていた。 まあ、あと3日で、交代だ。 そして、上陸したら考えよう。 3日後、呉の潜水艦桟橋だ。 迎えの家族らが待っている。 なんせ、半年振りだ。 そうだ、オレのかあちゃんが・・・・ そして、社宅に帰る。 懐かしい、オレの家の味だ。 とても、艦内の料理にはかなわないが、そこは、ソレだ、お袋の味だ。 なんか、自身のことで、なんかあったような。 まあ、いいか。 ・・・そう、閉所恐怖症は単にお袋に会いたかっただけだ。 なんか、どうでもいい話だが。 母というものは強いということだ。
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