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潜水艇は、やはり鹵獲されていたのかっ!
ドイツ潜水艦が脅威へなるかも・・・
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「やはり、フランス海軍へ輸出した潜水艇はドイツ帝国へ鹵獲されてたのですね。」
と、今更な事をいうアラン君だ。
マツモト艦長は、「・・・・・」である。
「この事実は、日本へ知らせねばなるまい。」と、アランが言い出した。
「まあ、待て。」と、マツモト中尉だ。
なぜなら、彼の汚点となるからだ。
フランス海軍へ潜水艇を輸出の件は、マツモト君も関わっていたのだ。
ジーゼル動力の潜水艦は蓄電池がカギなのだ。
電池を制する国は世界を制するのが、現在の情勢を見れば理解できるだろう。
「日本へは、オレが直に行ってくるよ。」と、懺悔するマツモト中尉だ。
「フランスへ潜水艇を渡したのは、オレのミスだ。」と、マツモト君が・・・
「いいや、それは違うぞ。」と、慰めるアランだが・・・
「電気推進魚雷はドイツ帝国が完成してるんだ。」
「潜水艦も油断できないぞ。」と、警鐘を鳴らすマツモト中尉なのである。
「オレはマーガレツト号(飛行艇)で、日本へ・・」
「アラン、君には大女王様へ、この事実を告げてくれ。」
「フランスへ援軍を送るにも、用心しないと、えらいことになるぞ。」
「ここは、日英同盟が頼りなんだ。」と、」マツモト君がいうのだ。
「ドイツ帝国の潜水艦とやり合うのだ、いまの3隻体制では無理だぞ。」と、言うマツモト君だ。
「日本海軍の潜水艦の援軍を確約しなければならない。」
「大女王様の親書を、もらってくてくれ。」と、いうのだ。
「日本海軍の潜水艦隊の援軍要請の親書だ。」
「今からでも、なんとか間に合うか、わからんが。」と、危惧するマツモト君だ。
「日本から回航しても、潜水艦は足が遅いから、早くて半月はかかるぞ。」
「日本政府の説得が遅れると、それだけ遅くなるのだ。」
「明日には英国を立ちたい。」
「今日中に、頼めるか。」「なんとかしょう。」と、アランが答えた。
遠距離短波無線では、国家間の密約は漏れたり、相手の信用が・・・
はやり、それなりの使者が行かねばならないのは現在も同じだ。
マツモト君はマーガレツト王女様へ・・・
「マツモト、わらわもじゃ。」「わらわも、日本へ附いていくぞよ。」
と、美幼女が宣言する。
「王女である、わらわが居れば確約はまちがいないじゃろう。」と、王女様がいうのだ。
つまり、使者に色をつけるということなのだ。
マツモト君だけでは、役不足と言う王女様だ。
となると、オマルを持ってカテリーナの登場となるのは定番である。
王女にはメイド士官が必要だからだ。
「ありがたき・・・」と、マツモト中尉は平伏するのだった。
大女王様の親書を持ってマーガレツト王女がマーガレツト王女号へ・・・舌を噛みそうだ。
英国のマーリン社製のターボ過給機のエンジンだ。
高度1万メートルを時速680キロで英国のポーツマス軍港の桟橋を飛び立つ・・・
四発エンジンを8発エンジンへ増設改造したマーガレツト王女号だ。
白い飛行機雲を曳いて・・・地中海をスエズ運河方面へ・・・
どうして、北極海コースをとらないか・・・それは、給油のためである。
アンカレッジ空港は、当時はまだ無いからだ。
それに、北極航空路も開発されていなかったのだ。
英国の植民地上空なら安全だからだ。
スエズ運河は、当時は英国の権益だったのだ。
大英帝国の栄華は、まだ捨てたモノでは無いのだ。
当然に、日本へは無線でマーガレツト王女様の親善訪問を伝えてある。
それで、インドを経由してシンガポールから日本の内地へ・・・呉の飛行艇桟橋へ・・・
久しぶりの英国王室の親善訪問である。
もちろん、潜水艦隊の派遣は密約で、公にはできない。
それで、あくまで親善訪問という建前なのである。
マーガレツト王女様はカテリーナと宮城へ・・・
そして、マツモト艦長はスツキ機長と海軍工廠へ・・・ドイツ帝国の電気推進魚雷の情報を・・・
「なんと、それは本当なんですか。」と、日下部主任が・・・
「まさか、ドイツ帝国へ蓄電池が・・・」と、驚く。
「日本として、事故が無いように蓄電池をドイツ向けに・・・」
「どうやら、旧式とドイツへはバレていたようです。」と、スツキ機長がいう。
「鹵獲したフランスの潜水艇の蓄電池とは、異質のモノですから・・・」
「うむ、やはりドイツ帝国は侮れないですな。」と、日下部主任技師だ。
「ドイツ帝国へ廻してる蓄電池は半分ほどの性能ですからね。」
「潜航時間も半分ほどですから。」
「それが、そうじゃないということになると・・・」
「十分にドイツ帝国の潜水艦は脅威となりかねないですぞ。」と、。日下部主任が危惧するのだ。
「それで、海軍の援軍を要請に来訪したのです。」と、明かすマツモト中尉だ。
「まあ、なんとなくわかってたのですよ。」
「シナの軍閥が、最近になりドイツ帝国からモーゼル機関銃を輸入してるらしいです。」
「それで、陸軍は大騒動ですよ。」
「ドイツ帝国の機関銃は、侮れないですからね。」と、いう日下部主任だ。
「どうやら、始まりそうですね。」と、スツキ機長が、明かすのだ。
英仏海峡が不穏な様相だからである。
「それで、どれほどの潜水艦が援軍として?」と、マツモト君が本音を漏らす。
「そうですね、イ号で。」と、主任だ。
「あの、イ号ですか。」と、マツモト君だ。
「いえ、あれは旧式艦ですよ。」
「現在は新造イ号潜水艦隊が・・・」
「・・・・・」
そう、新造イ号潜水艦隊が日本海軍には・・・あるのだ。
「その新造イ号潜水艦とは?」と、詰め寄るマツモト艦長だ。
と、今更な事をいうアラン君だ。
マツモト艦長は、「・・・・・」である。
「この事実は、日本へ知らせねばなるまい。」と、アランが言い出した。
「まあ、待て。」と、マツモト中尉だ。
なぜなら、彼の汚点となるからだ。
フランス海軍へ潜水艇を輸出の件は、マツモト君も関わっていたのだ。
ジーゼル動力の潜水艦は蓄電池がカギなのだ。
電池を制する国は世界を制するのが、現在の情勢を見れば理解できるだろう。
「日本へは、オレが直に行ってくるよ。」と、懺悔するマツモト中尉だ。
「フランスへ潜水艇を渡したのは、オレのミスだ。」と、マツモト君が・・・
「いいや、それは違うぞ。」と、慰めるアランだが・・・
「電気推進魚雷はドイツ帝国が完成してるんだ。」
「潜水艦も油断できないぞ。」と、警鐘を鳴らすマツモト中尉なのである。
「オレはマーガレツト号(飛行艇)で、日本へ・・」
「アラン、君には大女王様へ、この事実を告げてくれ。」
「フランスへ援軍を送るにも、用心しないと、えらいことになるぞ。」
「ここは、日英同盟が頼りなんだ。」と、」マツモト君がいうのだ。
「ドイツ帝国の潜水艦とやり合うのだ、いまの3隻体制では無理だぞ。」と、言うマツモト君だ。
「日本海軍の潜水艦の援軍を確約しなければならない。」
「大女王様の親書を、もらってくてくれ。」と、いうのだ。
「日本海軍の潜水艦隊の援軍要請の親書だ。」
「今からでも、なんとか間に合うか、わからんが。」と、危惧するマツモト君だ。
「日本から回航しても、潜水艦は足が遅いから、早くて半月はかかるぞ。」
「日本政府の説得が遅れると、それだけ遅くなるのだ。」
「明日には英国を立ちたい。」
「今日中に、頼めるか。」「なんとかしょう。」と、アランが答えた。
遠距離短波無線では、国家間の密約は漏れたり、相手の信用が・・・
はやり、それなりの使者が行かねばならないのは現在も同じだ。
マツモト君はマーガレツト王女様へ・・・
「マツモト、わらわもじゃ。」「わらわも、日本へ附いていくぞよ。」
と、美幼女が宣言する。
「王女である、わらわが居れば確約はまちがいないじゃろう。」と、王女様がいうのだ。
つまり、使者に色をつけるということなのだ。
マツモト君だけでは、役不足と言う王女様だ。
となると、オマルを持ってカテリーナの登場となるのは定番である。
王女にはメイド士官が必要だからだ。
「ありがたき・・・」と、マツモト中尉は平伏するのだった。
大女王様の親書を持ってマーガレツト王女がマーガレツト王女号へ・・・舌を噛みそうだ。
英国のマーリン社製のターボ過給機のエンジンだ。
高度1万メートルを時速680キロで英国のポーツマス軍港の桟橋を飛び立つ・・・
四発エンジンを8発エンジンへ増設改造したマーガレツト王女号だ。
白い飛行機雲を曳いて・・・地中海をスエズ運河方面へ・・・
どうして、北極海コースをとらないか・・・それは、給油のためである。
アンカレッジ空港は、当時はまだ無いからだ。
それに、北極航空路も開発されていなかったのだ。
英国の植民地上空なら安全だからだ。
スエズ運河は、当時は英国の権益だったのだ。
大英帝国の栄華は、まだ捨てたモノでは無いのだ。
当然に、日本へは無線でマーガレツト王女様の親善訪問を伝えてある。
それで、インドを経由してシンガポールから日本の内地へ・・・呉の飛行艇桟橋へ・・・
久しぶりの英国王室の親善訪問である。
もちろん、潜水艦隊の派遣は密約で、公にはできない。
それで、あくまで親善訪問という建前なのである。
マーガレツト王女様はカテリーナと宮城へ・・・
そして、マツモト艦長はスツキ機長と海軍工廠へ・・・ドイツ帝国の電気推進魚雷の情報を・・・
「なんと、それは本当なんですか。」と、日下部主任が・・・
「まさか、ドイツ帝国へ蓄電池が・・・」と、驚く。
「日本として、事故が無いように蓄電池をドイツ向けに・・・」
「どうやら、旧式とドイツへはバレていたようです。」と、スツキ機長がいう。
「鹵獲したフランスの潜水艇の蓄電池とは、異質のモノですから・・・」
「うむ、やはりドイツ帝国は侮れないですな。」と、日下部主任技師だ。
「ドイツ帝国へ廻してる蓄電池は半分ほどの性能ですからね。」
「潜航時間も半分ほどですから。」
「それが、そうじゃないということになると・・・」
「十分にドイツ帝国の潜水艦は脅威となりかねないですぞ。」と、。日下部主任が危惧するのだ。
「それで、海軍の援軍を要請に来訪したのです。」と、明かすマツモト中尉だ。
「まあ、なんとなくわかってたのですよ。」
「シナの軍閥が、最近になりドイツ帝国からモーゼル機関銃を輸入してるらしいです。」
「それで、陸軍は大騒動ですよ。」
「ドイツ帝国の機関銃は、侮れないですからね。」と、いう日下部主任だ。
「どうやら、始まりそうですね。」と、スツキ機長が、明かすのだ。
英仏海峡が不穏な様相だからである。
「それで、どれほどの潜水艦が援軍として?」と、マツモト君が本音を漏らす。
「そうですね、イ号で。」と、主任だ。
「あの、イ号ですか。」と、マツモト君だ。
「いえ、あれは旧式艦ですよ。」
「現在は新造イ号潜水艦隊が・・・」
「・・・・・」
そう、新造イ号潜水艦隊が日本海軍には・・・あるのだ。
「その新造イ号潜水艦とは?」と、詰め寄るマツモト艦長だ。
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