伊号式潜水艦。

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
170 / 253
ドイツ軍の新兵器なのかっ!

ドイツの科学技術は世界イチなのか?

しおりを挟む
 「ドイツ軍の攻撃だ!」「緊急警報だっ!」
「無線で港を即、封鎖だ!」
 海軍の幹部が、叫んでいる。
軍艦エリザベス13世号からの、ポンポン船(ランチ)に乗った幹部らが攻撃されたのだ。
 「統合参謀本部から13世ランチ。」「こちら、13世ランチだ。」
「攻撃は、何によってか、わかるか。」「不審な小型魚雷と思われるが・・・」
 「いまのところ、運よく不発弾だったようだ。」と、幹部がいう。
「軍港は封鎖しました。」「うむ。」
 「敵軍の調査のため、ランチを統合本部まで・・・」「了解だ。」
警報が鳴り響くポーツマス軍港だ。
 犯人のアランとマツモト両人は、大慌てで・・・スタッフカーで、どこへやら・・・である。
そして、アランの運転だったので・・・アランの宿舎へ逃げ込んだのだ。
 「おい、どうするんだ。」と、マツモト君だ。
「どうしょうか・・・」と、今更なアランだ。
 盛んに警報が鳴っているのだ。
そして、緊急招集の電話が・・・(当時は連絡は電話くらいしか・・・)
 そして、アランの妻のアンネリーゼが、電話へ・・・
そして、付近を捜してアランを見つける。
 「あなた!」「なんだい。」
「非常招集よ!」「すぐに、潜水艦桟橋だそうよ。」
 「あ、あ、そうなのか。」
「なにいってるのよ、すぐに・・・」「アラ?マツモトも居るのね。」
 「はやく、行かないと・・・」と、玄関へ二人を押し出す・・・
「どうする?」と、マツモト君がアランへ・・・
 「こうなったら、でるところへ・・・」と、潜水艦桟橋へ・・・
そして、「あのう、すいませんでした。」「原因は・・・」と、理由を言おうと・・・
 「おい、はやくしろ。」「いいから、並ぶんだ。」と、背中を押されて・・・
統合司令部からの参謀が、「諸君、ドイツ軍の攻撃があった。」「えっ、本当ですか。」と、隊員らが騒ぎ出す。
 「静粛に、本当だ。」「幹部のランチが襲われたのだ。」
「それも、海軍大臣がフランス大使と・・・」「その密約のランチを襲ったんだ。」
 「これは、由々しき事態であるのだ。」「どこから漏れたのか・・・」
「情報部の失態だが・・・」「そうは言ってられない。」
 「今から、指示を出すから・・・」と、参謀が・・・

 「おい、どうする。」「どうするって言ったって・・・」
と、小声でボソボソという、アランとマツモト君だ。
 「まさか、あのランチに・・・」
「傾注しろ!」と、アランらへ注意が飛ぶ。
 「sorry。」と、謝罪の両人だ。
そして、潜水艦隊の2隻の潜水艦は英仏海峡の検索へ・・・
 アレは事故でした・・・なんて、言い訳は今更通じないことになったしまったいたのだ。
そして、英仏海峡をキール軍港まで潜航で逃げていく潜水艇が・・・
 そう、偶然なのだ。
まったく偶然なのだが・・・
 アランとマツモト君が試射したロケット魚雷と別に・・・隠密行動で潜航してポーツマス軍港へ侵入したドイツ海軍の特殊潜水艇が・・・
 フランス大使と英国海軍大臣がフランス軍への英国の武器援助の会談が・・・
その会談が、軍艦エルザベス13世号で秘密会談と・・・
 そこまで、情報をつかんだ、ドイツ海軍が送りこんだ潜水艇なのだ。
潜水艦では大型なので、さすがに狭い軍港内では感ずかれる・・・
 それで、小型の特殊潜水艇を送り込んだのである。
しかし、大臣と大使が乗り込んだランチ(ポンポン船)を撃沈しょうと・・・特殊電気推進魚雷を・・・
 そこへ、アランとマツモト君の試射したロケット魚雷がランチへ命中してしまったのだ。
運命の神のいたずらなのか・・・それとも、日本の皇祖神の天照様の・・・
 ドイツ海軍の特殊潜水艇は電気推進魚雷が・・・あらぬ方向へ・・・そして、電池が切れて海底へ・・・
警報が鳴る・・・ポーツマス軍港から、あわてて逃げ出したドイツ軍の特殊潜水艇だったのだ。
 「くそっ、どうして感ずかれたのだ。」「おもわぬ、ジャマが入ってしまった。」
と、特殊潜水艇の艇長は焦る。
 もちろん、電気推進魚雷はランチへ命中はしなかったのだ。
なんか、ジャマが入り・・・ランチが急に停船して・・・必殺の電気推進の魚雷は・・・外れてしまったのだ。
 1発しか、無い特殊な必中魚雷なのだ。
潜水艇に搭載できる、小型の特殊魚雷なのである。
 「くそっ、いまに見ていろジョンブルめが。」と、艇長が・・・
ジョンブルとは英軍への揶揄表現だ。(ジョンブル魂とも使うが)
 ドイツ野郎、ヤンキー野郎と同異語だ。

 ポーツマス軍港へのドイツ軍の乱入は、フランス軍への武器の供与という結果になってしまったのだった。
さすがに、ポーツマス軍港内までもドイツ軍が乱入していては、英国としても黙ってる訳にはいかないからだ。
 ドイツとフランスの国境紛争はドイツ軍の快進撃で、ドイツ軍の圧勝に終わるかと・・・
ところが、なかなかどうして、そうはならなかったのである。
 ダンケルクから逃げ出したフランス軍へ、英国軍の多大な援助が得られることとなったきたのである。
その援助交渉へドイツ軍の魔の手が・・・
 ところが、その攻撃は失敗に終わったのである。
まさか、その件に1枚咬んでるアラン・マツモト両人なのだ。
 ロケット推進魚雷の試射がなければ・・・フランス大使と海軍大臣は・・・どうなっていたことか・・・
そのことには、アラン・マツモト両人は全く気が付いていないのである。
 そして、英仏海峡の敵潜水艇の検索へ・・・





 


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ
歴史・時代
 大東亜戦争よ有利にの2期創作のつもりです。 時代は昭和20年ころです。 開戦を回避してからのラノベです。

日は沈まず

ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。 また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。

空母鳳炎奮戦記

ypaaaaaaa
歴史・時代
1942年、世界初の装甲空母である鳳炎はトラック泊地に停泊していた。すでに戦時下であり、鳳炎は南洋艦隊の要とされていた。この物語はそんな鳳炎の4年に及ぶ奮戦記である。 というわけで、今回は山本双六さんの帝国の海に登場する装甲空母鳳炎の物語です!二次創作のようなものになると思うので原作と違うところも出てくると思います。(極力、なくしたいですが…。)ともかく、皆さまが楽しめたら幸いです!

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

戦争はただ冷酷に

航空戦艦信濃
歴史・時代
 1900年代、日露戦争の英雄達によって帝国陸海軍の教育は大きな変革を遂げた。戦術だけでなく戦略的な視点で、すべては偉大なる皇国の為に、徹底的に敵を叩き潰すための教育が行われた。その為なら、武士道を捨てることだって厭わない…  1931年、満州の荒野からこの教育の成果が世界に示される。

強いられる賭け~脇坂安治軍記~

恩地玖
歴史・時代
浅井家の配下である脇坂家は、永禄11年に勃発した観音寺合戦に、織田・浅井連合軍の一隊として参戦する。この戦を何とか生き延びた安治は、浅井家を見限り、織田方につくことを決めた。そんな折、羽柴秀吉が人を集めているという話を聞きつけ、早速、秀吉の元に向かい、秀吉から温かく迎えられる。 こうして、秀吉の家臣となった安治は、幾多の困難を乗り越えて、ついには淡路三万石の大名にまで出世する。 しかし、秀吉亡き後、石田三成と徳川家康の対立が決定的となった。秀吉からの恩に報い、石田方につくか、秀吉子飼いの武将が従った徳川方につくか、安治は決断を迫られることになる。

籠中の比翼 吉原顔番所同心始末記

紅侘助(くれない わびすけ)
歴史・時代
 湯飲みの中に茶柱が立つとき,男は肩を落として深く溜息をつく ――  吉原大門を左右から見張る顔番所と四郎兵衛会所。番所詰めの町方同心・富澤一之進と会所の青年・鬼黒。二人の男の運命が妓楼萬屋の花魁・綾松を中心に交差する。  男たちは女の肌に秘められた秘密を守ることができるのか。

処理中です...