伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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英国の対潜飛行艇。

救助型と対潜型は差があるのか?

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 「これが、新型アクテブ・ソナーですか。」と、ソナー員が画面を見る。
「音を画像で表示できるんですね。」「そうだ。」
 「つまり、方角と位置が特定できますね。」
「そうだが、深さは特定できんぞ。」
 「まあ、それで別の画面があるんですね。」「よく、わかるんだね。」
「そりゃ、ソナー員ですからね。」
 「それで、これが深さの測定ですね。」と、いままでのレーダー装置を示す。
「あ、あ、いままで使っていた電波探信儀と同じヤツだぞ。」
 「見れば、わかりますよ。」と、ソナー員だ。
それなりに、ソナー員は電子機器の講義を受けてるからだ。
 下手な、大学生よりもである。
なんせ、学ばねば命に関わるからだ。
 ソナー員の能力で潜水艦の性能が決まるというわれほどなのだ。
それで、頻繁にソナー員の訓練を兼ねた競技大会が開催されるのだ。
 ドイツからも参加するほどだ。
参加国は、英米日独伊仏蘭ソ連の8ヶ国である。
 英国の救助飛行艇が戦時ではないなら、救助要請に応じると・・・広言したからだ。
そして、国際的に潜水艇や潜水艦の救助用ハッチの規格化が・・・色も指定された。
 色は黄色い色だ。 つまり、海中で目立つためだ。
そして、救助潜水艇のハッチと事故潜水艇のハッチが接続できるようになってのである。
 これは、平和を維持する上で望外の成果だったのだ。
つまり、年に数回でも各国の軍関係者が集まるからだ。

 そして、8ヶ国の軍関係者の前で救助訓練を披露することに・・・
なんと、ソ連海軍までもが参加すると・・・鉄のカーテンだったのだが・・・
 「潜水艇の事故が多発して・・・乗員の希望者がいないいうウワサはマジだったようだ。」と、アランがいう。
「では、北海での事故は・・・」と、マツモト君がいう。
 ウワサで、ドイツの駆逐艦とソ連の潜水艇が衝突したらしいと聞いたのだ。
ドイツの駆逐艦は沈没することなく、船首が凹んだらしいのだが・・・
 ソ連の潜水艇は・・・どうなったのか不明なのだ。
なんせ、事故すら認めていないからだ。
 それで、事故原因も不明だ。
ただ、ドイツ海軍の駆逐艦は・・・修理のためにドック入りは間違いないようだ。
 つまり、事故はあったんだろう。
「それが、ソ連は潜水艦だ、乗員の50名が絶望だっあらしいぞ。」と、アランが小声でいう。
 「えっ、50名かよ、なら潜水艦だな。」「ソ連海軍は潜水艦を開発してたのか!」と、驚くマツモト艦長だ。
「あ、あ、ソ連はああ見えて鉄の鋳造は技術があるからな。」と、アランがいう。
 「寒い冬を越すための鋳鉄のストーブがあるだろう。」「うん。」
「それで、鋳造技術が進歩したらしい。」と、アランだ。
 
 そして、各国の軍事関係者がポーツマス軍港へ集合したのだ。
そう、潜水艦救助訓練のお披露目である。
 ここで、王立英海軍はドイツやソ連へ・・・英海軍が優位だと見せつけるのである。
そう、救助飛行艇を・・・なんせ、8発の大型飛行艇なぞ日本海軍と英海軍の独壇場なのだから・・・
 マーガレット王女の開会式のテープカットから始まり。
マーガレット4号改が救助潜水艇を胴体へ・・・そして、8発エンジンの轟音をたてて・・・現れる。
 「お、お~~っ。」と、各国の軍事関係者は、兵器の差を肌で感じるのだ。
2重反転プロペラに驚き、そしてチタン合金の救助潜水艇に驚くのだった。
 クラリス司令官が救助訓練の指揮である。
マツモト艦長がクリステーナ号で事故潜水艦の役だ。
 そして、救助されるのは・・・マーガレット王女様である。
なんせ、そこは訓練とはいえ・・・展覧試合みたいなモノだ。
 手を振り、潜水艦のハッチから・・・
そして、クリステーナ号はポーツマス軍港沖の英仏海峡へ潜航していく。
 艦内には、マーガレット王女様とオマルを持ったクラリス大尉が救助役として待機である。
救助潜水艇にはトイレは無いからである。
 緊張すると、おもらしの王女様だからだ。
どうしても、オナゴは尿道が短いからである。
 それで、おもらし、してしまうのだ。

 「よし、訓練海域だな。」「着水するぞ。」と、ツスキ機長だ。
マーガレット4号機は日本に渡したから・・・新生のマーガレット4号である。
 2重反転ペラは伊達ではない。
そして、2段フラップも日本からの技術移転で調子は最高だ。
 空中で停止できそうなくらいである。
救助フイが浮かんでる側へ見事につけて着水するのだ。
 そして、救助潜水艇が離れる・・・
飛行艇で潜水艇を空輸して・・・それを運用できるなんて・・・茫然と見守る各国の軍関係者らである。
 サンダーバーダの救助を見守る野次馬のごとしであるのだ。
そして、救助潜水艇は飛行艇の収納部へ直接浮上するのだ。
 まさに、絶妙なコントロールである。
これは、救助潜水艇に備えられた機械の腕が2本になったから、カンタンに合体できるようになったのだ。
 いままでは、腕は1本だったのだ。
そして、飛行艇の窓から、マーガレット王女様が軍関係者へ手を振るのだ。
 間違いなく、救助されたのである。
そして、その付近へ潜水艦クリステーナ号が浮上する。
 もう、訓練というよりは華麗なアトラクションである。
マーガレット王女様は、広報官としてグンバツなようである。
 美幼女は正義なのである。
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