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空母に町があるのか?
お寺や神社も・・・あるのだぞ。
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「空母の中に飲み屋街があるのか。」と、驚くサイトウ技師と犬塚技師だ。
「いやぁ、驚きましたよ。」と、感嘆の声が出るのだ。
海軍の戦艦大和には、ラムネ工場やアイス工場もあったらしいが・・・
「他には、何があるのですか。」と、参考までに聞く・・・
「そうですね、神社は神社庁からの神主が派遣されてますし、お寺は仏教会から・・・」
「パン屋から幼稚園まで、ありますよ。」
「幼稚園ですか?」「え、え、食堂の店員などの女の従業員もいますからね。」
「まるで、街ですね。」「まあ、3000人以上が暮らす空母ですから。」
「外洋航海で半年も離れると・・・嫁さんがうるさいらしくて。」
「さすがに教会は無いですね。」「教会とは、キリスト様の?」
「え、え。」「それは、隊員にキリスト信者が居ないからですよ。」
確かに、日本人はキリスト教徒は、ほとんどいないのだ。(著者は、洗礼名を持ってる我が国の信者には、いままで1人しか、あったことがない。)
「多神教の日本だからかな・・・」「そうでしょうね。」
現在でも確か、国民の0.03割くらいかな・・・
日本人の国民性には、バテレン教は合わないようである。
まあ、その良い所しか取り入れないからである。
クリスマスとか謝肉祭とかだね・・・
それに、日本の神様は身近にいるからだ。(トイレにも神様が・・・)
地元には地元の神社がある。
お墓は仏式だ。
「この空母に無いのは、墓場くらいだ。」と、豪語する鎌田少尉である。
さすが、空母は足が速い・・・半日で大連港へ入港だ。
大連の満州国民が日本陸軍の旗を振り・・・歓迎してくれる。
「よし、まずは偵察だ。」と、偵察機が飛び立った。
97式戦闘機改は万能戦闘機なのである。
後部座席にカメラを載せて、偵察員が乗れば・・・偵察機へ様変わりするのだ。
白字に赤い日の丸を描いた陸軍機が空母の蒸気カタパルトから・・・満州国境の北を目指す。
二重反転プロペラが戦闘機を高度6000以上へアッと言うまだ。
そして、超望遠レンズでソ連軍を撮影だ。
写真を現像したところ・・・戦車は40両ほどで、歩兵はいないようだ。
前回の侵攻では、20両ほどだったから、倍増したようである。
黒龍江を渡河して・・・車列を整えている様子が写真であきらかである。
高度6000では、ソ連軍の高射砲では無理なようだ。
この時代は、高射砲は高度3000が限界だったのだ。
重力に逆らって撃ち落とすのだ・・・カンタンではないのである。
「ふむ、40両ですか。」「無線誘導飛行爆弾は1機づつしか載せられませんから。」
「では、一度の出撃では無理ですね。」「そうなんですよ。」
「双発爆撃機には、何機の無線機を?」
「そうですね、周波数を5chありますから、5機ですか。」
「混信しないのですか。」
「水晶発振子は安定して振動します。」「その安定した周波数です。」
「問題は、飛行機の受信機のほうですよ。」「受信機の温度変化で安定しないのです。」
「それで、温度補正を掛けてるのですが・・・なかなか、うまくいきません。」
サイトウ技師は犬塚技師より、電波や電子工学に弱いのだ。
サイトウ技師はエンジンと機体設計の空力学なのである。
得て不得手は、誰にでもあるのだ。
「まあ、とりあえずソ連軍へ1機、無線操縦で攻撃をしてみたら・・・」
「まず、1発ということか。」「うむ。」
艦長から許可を得て・・・1機の97式改が停泊している空母スサノウから飛び立つ。
蒸気カタパルトだから、空母が停船していても、なんら問題は無いのだ。
空中勤務員が機体を点検するなかを・・・無線操縦飛行爆弾を胴体下部へ・・・
翼などは折りたたんであるから、まるで爆弾のようだ。
「サイトウ技師、よろしく。」と、佐藤飛行士が挨拶だ。
「こちらこそ、よろしく。」と、答えるサイトウ技師である。
「なるたけ、ソ連軍の上空を旋回して飛んでいたたければ。」と、サイトウ技師。
「それで、いいんですか。」「なら、急降下は?」
「いえ、急降下は無線飛行爆弾がやりますから。」「そうなんですか。」
「ソ連軍の高射砲は?」「そうですね、たいしたこと無いですよ。」と、軽いノリの佐藤操縦士だ。
「それに、この97式改は装甲板で腹を覆ってますからね。」と、胴体の下部を示す。
後から、附けられた装甲板が黒光している。
「これは、特殊合金でそうですよ。」と、佐藤操縦士だ。
「なんでも、陸軍の戦車用だとか。」「へぇ~っ。」
サイトウ技師は、陸軍の戦車には・・・あまり、詳しくないのだ。
なんせ、ヒコーキ野郎だからだ。
戦車なんて地を這うゴキブリ程度にしか・・・観ていないからだ。
「まあ、乗ってください。」と、佐藤操縦士が胴体の扉を開ける。
陸軍の飛行機は胴体に扉があるのだ。
そこから、後部座席へ乗り込むのだ。
「トイレの使い方は、わかりますか。」と、佐藤操縦士が聞く。
「えっ、これにはトイレが、あるのですか。」と、驚くサイトウ技師だ。
「飛行時間が長いと、どうしてもアレですから。」と、漏斗を箱から出して説明だ。
この漏斗へムスコを入れて・・・用をたすようだ。
「ウンチはガマンしてくださいね。」と、佐藤操縦士が笑った。
「では、ベルトを締めてください。」
いよいよ、ソ連軍へ最初の無線操縦飛行爆弾が・・・
「いやぁ、驚きましたよ。」と、感嘆の声が出るのだ。
海軍の戦艦大和には、ラムネ工場やアイス工場もあったらしいが・・・
「他には、何があるのですか。」と、参考までに聞く・・・
「そうですね、神社は神社庁からの神主が派遣されてますし、お寺は仏教会から・・・」
「パン屋から幼稚園まで、ありますよ。」
「幼稚園ですか?」「え、え、食堂の店員などの女の従業員もいますからね。」
「まるで、街ですね。」「まあ、3000人以上が暮らす空母ですから。」
「外洋航海で半年も離れると・・・嫁さんがうるさいらしくて。」
「さすがに教会は無いですね。」「教会とは、キリスト様の?」
「え、え。」「それは、隊員にキリスト信者が居ないからですよ。」
確かに、日本人はキリスト教徒は、ほとんどいないのだ。(著者は、洗礼名を持ってる我が国の信者には、いままで1人しか、あったことがない。)
「多神教の日本だからかな・・・」「そうでしょうね。」
現在でも確か、国民の0.03割くらいかな・・・
日本人の国民性には、バテレン教は合わないようである。
まあ、その良い所しか取り入れないからである。
クリスマスとか謝肉祭とかだね・・・
それに、日本の神様は身近にいるからだ。(トイレにも神様が・・・)
地元には地元の神社がある。
お墓は仏式だ。
「この空母に無いのは、墓場くらいだ。」と、豪語する鎌田少尉である。
さすが、空母は足が速い・・・半日で大連港へ入港だ。
大連の満州国民が日本陸軍の旗を振り・・・歓迎してくれる。
「よし、まずは偵察だ。」と、偵察機が飛び立った。
97式戦闘機改は万能戦闘機なのである。
後部座席にカメラを載せて、偵察員が乗れば・・・偵察機へ様変わりするのだ。
白字に赤い日の丸を描いた陸軍機が空母の蒸気カタパルトから・・・満州国境の北を目指す。
二重反転プロペラが戦闘機を高度6000以上へアッと言うまだ。
そして、超望遠レンズでソ連軍を撮影だ。
写真を現像したところ・・・戦車は40両ほどで、歩兵はいないようだ。
前回の侵攻では、20両ほどだったから、倍増したようである。
黒龍江を渡河して・・・車列を整えている様子が写真であきらかである。
高度6000では、ソ連軍の高射砲では無理なようだ。
この時代は、高射砲は高度3000が限界だったのだ。
重力に逆らって撃ち落とすのだ・・・カンタンではないのである。
「ふむ、40両ですか。」「無線誘導飛行爆弾は1機づつしか載せられませんから。」
「では、一度の出撃では無理ですね。」「そうなんですよ。」
「双発爆撃機には、何機の無線機を?」
「そうですね、周波数を5chありますから、5機ですか。」
「混信しないのですか。」
「水晶発振子は安定して振動します。」「その安定した周波数です。」
「問題は、飛行機の受信機のほうですよ。」「受信機の温度変化で安定しないのです。」
「それで、温度補正を掛けてるのですが・・・なかなか、うまくいきません。」
サイトウ技師は犬塚技師より、電波や電子工学に弱いのだ。
サイトウ技師はエンジンと機体設計の空力学なのである。
得て不得手は、誰にでもあるのだ。
「まあ、とりあえずソ連軍へ1機、無線操縦で攻撃をしてみたら・・・」
「まず、1発ということか。」「うむ。」
艦長から許可を得て・・・1機の97式改が停泊している空母スサノウから飛び立つ。
蒸気カタパルトだから、空母が停船していても、なんら問題は無いのだ。
空中勤務員が機体を点検するなかを・・・無線操縦飛行爆弾を胴体下部へ・・・
翼などは折りたたんであるから、まるで爆弾のようだ。
「サイトウ技師、よろしく。」と、佐藤飛行士が挨拶だ。
「こちらこそ、よろしく。」と、答えるサイトウ技師である。
「なるたけ、ソ連軍の上空を旋回して飛んでいたたければ。」と、サイトウ技師。
「それで、いいんですか。」「なら、急降下は?」
「いえ、急降下は無線飛行爆弾がやりますから。」「そうなんですか。」
「ソ連軍の高射砲は?」「そうですね、たいしたこと無いですよ。」と、軽いノリの佐藤操縦士だ。
「それに、この97式改は装甲板で腹を覆ってますからね。」と、胴体の下部を示す。
後から、附けられた装甲板が黒光している。
「これは、特殊合金でそうですよ。」と、佐藤操縦士だ。
「なんでも、陸軍の戦車用だとか。」「へぇ~っ。」
サイトウ技師は、陸軍の戦車には・・・あまり、詳しくないのだ。
なんせ、ヒコーキ野郎だからだ。
戦車なんて地を這うゴキブリ程度にしか・・・観ていないからだ。
「まあ、乗ってください。」と、佐藤操縦士が胴体の扉を開ける。
陸軍の飛行機は胴体に扉があるのだ。
そこから、後部座席へ乗り込むのだ。
「トイレの使い方は、わかりますか。」と、佐藤操縦士が聞く。
「えっ、これにはトイレが、あるのですか。」と、驚くサイトウ技師だ。
「飛行時間が長いと、どうしてもアレですから。」と、漏斗を箱から出して説明だ。
この漏斗へムスコを入れて・・・用をたすようだ。
「ウンチはガマンしてくださいね。」と、佐藤操縦士が笑った。
「では、ベルトを締めてください。」
いよいよ、ソ連軍へ最初の無線操縦飛行爆弾が・・・
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