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ソ連軍の侵攻が始まる・・・
とうとう、その時が来た!
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我が国の陸軍省へ満州国の大使からアポなしで電話が・・・
「どうやら、ソ連との国境で紛争があったらしい。」と、「詳しいことまでは、わからないが。」
「わかりしだい、連絡するから救援軍を手配の用意を。」と、ことだった。
満州国は清帝国が内乱で滅びて・・・かつての故郷の地で再建した国だ。
万里の長城の北である。 シナの国では無い。
それで、シナとは敵対していたのだ。
そして、日本は上海にある日本の領事館が暴徒に襲われたり。通州で邦人が多数も虐殺された暴動が・・・
それで、邦人保護のために陸軍が派遣されていた。
シナは混乱した無法地帯だったのだ。
ソ連邦は共産党が建国した国だ。
かつてのロシア時代の為政者たちは国外へ逃亡していた。
日本へも、亡命ロシア人が少なくなかった。
かなりの知識層のロシア人が欧州や米国などにも亡命している。
しかし、亡命には金が必要なのだ。
旅費や亡命する国のツテなである。
それが、無い民衆は歩いて逃げるしかないのだ。
それで、シベリアを渡り・・・多くのロシア人が満州国へ逃亡してきたのだ。
そして、それを追って・・・ソ連軍がやってきたのである。
もちろん、逃亡したロシア人の検索など、ソ連軍の言い訳だ。
かれら、共産党(コミンテルン)は世界へ共産主義を拡大する野望に満ち満ちていたのだ。
「で、どうするんだ。」と、陸軍の作戦参謀が外務省の小役人へ聞く。
「そうですね、とりあえず派兵を検討しようかと。」
「ふむ、我が国に脅威だからな。」「まあ、そうですね。」
まあ、日本海の向こう側の話だ。
「しかし、ソ連軍に、我が皇軍では・・・」
「そうなのだよ、我が皇軍は陛下をお守りするための軍だ。」
「それが、なんで満州の馬賊を守らにゃならんのだ。」
当時は、満州といえば馬賊の地というイメージだった。
「そういえば、飛行爆弾が生産されているらしいな。」と、参謀が思い出したようにいう。
「それは、なんだ。」と、小役人だ。
「模型飛行機に爆弾を積んで敵へ飛ばして当てるらしい。」
「それは、ヒトが乗ってないのか?」
「そろりゃあ、模型だ、無人だろうよ。」
「なら、それでいいんじゃないか。」「要は、ソ連軍を追い払えばいいんだろ。」
「そうだな。」「皇軍は陛下のための軍だ。」
「外国を助ける軍隊ではないからな。」
こうして、飛行爆弾の紛争現場での実戦使用が決定されたのだ。
「えっ、飛行爆弾部隊の派遣をしてくれると・・・」と、満州国大使が固まる。
「その飛行爆弾とは、なんですか。」だ、まあそうなる。
「うむ、軍事機密だ、そう簡単には言えない。」と、もったいぶる小役人である。
役人はもったいをつけるのが悪い癖だ。
なんでも、偉そうに誇大広告を拡げるのだ。
「とにかく、我が陸軍の最新兵器だ、ありがたいことなのだぞ。」
「ハァ、そうですか。」と、満州国大使が・・・
こうして、100機の飛行爆弾が実戦使用へと・・・
もちろん、開発した会社へも話が飛ぶ。
現地で故障したら困るからである。
それで、飛行爆弾部隊へ同行することとなる、会社の技師らである。
「サイトウは、どうするんだ。」と、犬塚が聞く。
「社命だから、仕方がないぞ。」
「そうなんだが、オレは無線機も持参したいんだが。」「いいんじゃねえ。」
まだ、携帯無線機は軍事機密に決定したないからだ。
予備のエンジンと修理道具、そして交換部品をトラックの荷台へ・・・
そして、新潟港を目指す。
飛行爆弾部隊が並んでいる。
総勢は10名ほどだ。
そして、技師の2名をたして、総勢12名が満州国救援部隊である。
陸軍の飛行爆弾部隊の隊長は鎌田少尉だ。
副官は遠藤軍曹というらしい。
港で自己紹介である。
「それで、これが輸送船ですか。」と、陸軍の徴用船の薩摩丸である。
3000トンクラスの輸送船である。
クレーンで荷物ごとトラックを吊り上げる。
部隊は5台のトラック部隊だ。
飛行爆弾はトラックの荷台に箱詰めだ。
そうして、大連港へ・・・満州の地へ輸送船は進むのだった。
10名の隊員は偵察のバイク隊が2名だ。
そして、組み立て隊員が4名だ。
そして、エンジン始動や飛行装置の調整に2名の専門がいる。
合計、10名というわけだ。
全員が爆弾の専門教育を受けているらしい。
どうみても、普通の軍人には見えなかったのだ。
なんか、同じ匂いがするのだ。
犬塚技師は鎌田少尉と話込んでいた。
そして、サイトウ君へコイコイする。
「なんだよ。」と、サイトウ君だ。
「おい、鎌田少尉は君の模型飛行機の愛用者だってさ。」と、紹介するのだ。
当時は模型飛行機は学校教育に取り入れられていた。
もちろん、成績に影響があるのだ。
「本職は貴殿の飛行機で最優秀賞をとりましたよ。」と、自慢話だ。
「一番、遠くまで飛んだのですよ。」
「何キロですか。」と、サイトウ君が聞いた。
「え、え、4キロですか。」「それは、なかなかすごいですね。」
「え、え、木にぶつからなければ、もっと行けたんですが。」と、惜しそうだった。
「エンジンは?」「3型の2ccのヤツです。」
「あの3型エンジンですか。」と、懐かしそうな顔のサイトウ技師だ。
「だいたい、この部隊はエンジン模型飛行機の経験者ばかりですからね。」と、鎌田少尉だ。
そうなると、それなりに裕福な家庭ばかりだな。
当時、エンジン模型飛行機は子供のおこずかいでは買えないからだ。
現在なら、3型エンジンが5万円程度の金銭感覚である。
他にも機体や蓄電池やプロペラなどもあるのだ。
最低でも機体は自作でもエンジンや蓄電池は自作は無理だ。
余裕が家庭にないと模型飛行機は趣味にはできないからだ。
「どうやら、ソ連との国境で紛争があったらしい。」と、「詳しいことまでは、わからないが。」
「わかりしだい、連絡するから救援軍を手配の用意を。」と、ことだった。
満州国は清帝国が内乱で滅びて・・・かつての故郷の地で再建した国だ。
万里の長城の北である。 シナの国では無い。
それで、シナとは敵対していたのだ。
そして、日本は上海にある日本の領事館が暴徒に襲われたり。通州で邦人が多数も虐殺された暴動が・・・
それで、邦人保護のために陸軍が派遣されていた。
シナは混乱した無法地帯だったのだ。
ソ連邦は共産党が建国した国だ。
かつてのロシア時代の為政者たちは国外へ逃亡していた。
日本へも、亡命ロシア人が少なくなかった。
かなりの知識層のロシア人が欧州や米国などにも亡命している。
しかし、亡命には金が必要なのだ。
旅費や亡命する国のツテなである。
それが、無い民衆は歩いて逃げるしかないのだ。
それで、シベリアを渡り・・・多くのロシア人が満州国へ逃亡してきたのだ。
そして、それを追って・・・ソ連軍がやってきたのである。
もちろん、逃亡したロシア人の検索など、ソ連軍の言い訳だ。
かれら、共産党(コミンテルン)は世界へ共産主義を拡大する野望に満ち満ちていたのだ。
「で、どうするんだ。」と、陸軍の作戦参謀が外務省の小役人へ聞く。
「そうですね、とりあえず派兵を検討しようかと。」
「ふむ、我が国に脅威だからな。」「まあ、そうですね。」
まあ、日本海の向こう側の話だ。
「しかし、ソ連軍に、我が皇軍では・・・」
「そうなのだよ、我が皇軍は陛下をお守りするための軍だ。」
「それが、なんで満州の馬賊を守らにゃならんのだ。」
当時は、満州といえば馬賊の地というイメージだった。
「そういえば、飛行爆弾が生産されているらしいな。」と、参謀が思い出したようにいう。
「それは、なんだ。」と、小役人だ。
「模型飛行機に爆弾を積んで敵へ飛ばして当てるらしい。」
「それは、ヒトが乗ってないのか?」
「そろりゃあ、模型だ、無人だろうよ。」
「なら、それでいいんじゃないか。」「要は、ソ連軍を追い払えばいいんだろ。」
「そうだな。」「皇軍は陛下のための軍だ。」
「外国を助ける軍隊ではないからな。」
こうして、飛行爆弾の紛争現場での実戦使用が決定されたのだ。
「えっ、飛行爆弾部隊の派遣をしてくれると・・・」と、満州国大使が固まる。
「その飛行爆弾とは、なんですか。」だ、まあそうなる。
「うむ、軍事機密だ、そう簡単には言えない。」と、もったいぶる小役人である。
役人はもったいをつけるのが悪い癖だ。
なんでも、偉そうに誇大広告を拡げるのだ。
「とにかく、我が陸軍の最新兵器だ、ありがたいことなのだぞ。」
「ハァ、そうですか。」と、満州国大使が・・・
こうして、100機の飛行爆弾が実戦使用へと・・・
もちろん、開発した会社へも話が飛ぶ。
現地で故障したら困るからである。
それで、飛行爆弾部隊へ同行することとなる、会社の技師らである。
「サイトウは、どうするんだ。」と、犬塚が聞く。
「社命だから、仕方がないぞ。」
「そうなんだが、オレは無線機も持参したいんだが。」「いいんじゃねえ。」
まだ、携帯無線機は軍事機密に決定したないからだ。
予備のエンジンと修理道具、そして交換部品をトラックの荷台へ・・・
そして、新潟港を目指す。
飛行爆弾部隊が並んでいる。
総勢は10名ほどだ。
そして、技師の2名をたして、総勢12名が満州国救援部隊である。
陸軍の飛行爆弾部隊の隊長は鎌田少尉だ。
副官は遠藤軍曹というらしい。
港で自己紹介である。
「それで、これが輸送船ですか。」と、陸軍の徴用船の薩摩丸である。
3000トンクラスの輸送船である。
クレーンで荷物ごとトラックを吊り上げる。
部隊は5台のトラック部隊だ。
飛行爆弾はトラックの荷台に箱詰めだ。
そうして、大連港へ・・・満州の地へ輸送船は進むのだった。
10名の隊員は偵察のバイク隊が2名だ。
そして、組み立て隊員が4名だ。
そして、エンジン始動や飛行装置の調整に2名の専門がいる。
合計、10名というわけだ。
全員が爆弾の専門教育を受けているらしい。
どうみても、普通の軍人には見えなかったのだ。
なんか、同じ匂いがするのだ。
犬塚技師は鎌田少尉と話込んでいた。
そして、サイトウ君へコイコイする。
「なんだよ。」と、サイトウ君だ。
「おい、鎌田少尉は君の模型飛行機の愛用者だってさ。」と、紹介するのだ。
当時は模型飛行機は学校教育に取り入れられていた。
もちろん、成績に影響があるのだ。
「本職は貴殿の飛行機で最優秀賞をとりましたよ。」と、自慢話だ。
「一番、遠くまで飛んだのですよ。」
「何キロですか。」と、サイトウ君が聞いた。
「え、え、4キロですか。」「それは、なかなかすごいですね。」
「え、え、木にぶつからなければ、もっと行けたんですが。」と、惜しそうだった。
「エンジンは?」「3型の2ccのヤツです。」
「あの3型エンジンですか。」と、懐かしそうな顔のサイトウ技師だ。
「だいたい、この部隊はエンジン模型飛行機の経験者ばかりですからね。」と、鎌田少尉だ。
そうなると、それなりに裕福な家庭ばかりだな。
当時、エンジン模型飛行機は子供のおこずかいでは買えないからだ。
現在なら、3型エンジンが5万円程度の金銭感覚である。
他にも機体や蓄電池やプロペラなどもあるのだ。
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