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これが、飛行爆弾というものだ。
50キロ先へ、50キロの爆弾を飛ばすことは初めてだ。
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戦艦大和の主砲の46サンチは約50キロ先へ砲弾を飛ばすことができた。
もちろん、軍事機密で海軍でも知ってるヤツなんて一部だった。
それでも、ウワサは飛びまくるのだ。
海軍は50キロ先へ砲撃できるらしいぞ・・・
ところが、当時の我が陸軍は・・・数キロである。
それも、ショボイ野砲だ。
なんせ、運ばねばならない。
馬の馬車は無理なのだ。
分解して運ぶくらいだった。
日本の軍馬も農耕馬もキンタマは附いてるのだ。
欧米は玉無しだ。
つまり、メス馬を観ても・・・メス馬のお尻へ、でかいバズーカをぶち込まないのだ。
それで、何頭も並んで馬車を曳けるのだ。
それで、戦車の車台を改造して、野砲の牽引車を造ったが・・・数がない。
戦車でさえ一般の兵は、めったに見ないのに・・・知人の曽祖父がエンコした戦車を見たことがあるらしい。
それほど、陸軍は兵器が三八式しかなかったのだよ・・・それが、現実なのだ。
しかし、しかしだ。
読者諸君、陸軍には模型飛行機という強い助っ人が・・・
それも、50キロ爆弾を50キロ先へ飛ばせるという・・・
それも、安価にである。
戦艦大和の砲弾よりである。
「これが、飛行機爆弾と・・・」と、陸軍幹部は驚いた。
まさか、これほどの完成度なのかっ!とである。
長さ2メートル、幅が4メートルの双発エンジン飛行機だ。
そりゃ、50キロを載せるのだ・・・かなりの大きさになるぞい・・・
「思ったより、すごいというか・・・マジなんですね。」と、陸軍幹部だ。
「50キロ爆弾は?」と、斎藤君が幹部へ聞いた。
なぜなら、模型飛行機会社には爆弾なんて・・・無いのだから。
「おい、運んでこい。」と、幹部か兵卒を呼ぶ。
台車で爆弾が運ばれてきた。
「以外に、小さいですね。」と、斎藤君だ。
「砲弾ですから、起爆装置が必要です。」と、兵卒が乾電池とスイッチを見せる。
乾電池は単一が4個である。
「信管は抜いてあります。」と、説明する兵卒だ。
「では、ここへ入れてください。」と、斎藤君が荷物室を開ける。
数人でもって、入れた。
重くなった模型飛行機のタイヤがしなる。
機体重量と合計で100キロくらいかな・・・離陸するかな・・・不安になる斎藤君だ。
翼の揚力は速度が出ればいいはずだ。
それなりの、計算で設計してあるはずだが・・・
模型エンジンは15ccでは馬力がでないから・・・15ccのエンジンをつなげて30ccで、双発だから60ccのエンジンということだ。
原付に翼をつけて走って飛ぶかな・・・少しは浮くかもしれないが・・・
会社で、これまでで一番予算を使って作った飛行爆弾だ。
モータースターターでエンジンを廻す。
プロペラは4枚だ。(手で、クランクはできない。)
「テスト飛行ですから、燃料は少しです。」と、斎藤君だ。
「うむ。」と、陸軍幹部だ。
「では、行きます。」と、怒鳴るが五月蠅くて聞こえない。
マフラーなんて、エンジンには無いから・・・五月蠅くて・・・何も、聞こえないのだ。
頭が変になりそうだが・・・陸軍は慣れてるのか普通の顔だ・・・
自動操縦装置を点検する。
自動操縦装置のゴム動力は巻いてあるからOKだ。
起爆装置のタイマーのスイッチを入れる。
5分後に爆発する予定だそうだ。
周回飛行をさせる予定だから・・・まあ、なんとかなるだろう・・・
陸軍からの鉄カブトを安全にために・・・「なんて、重いんだ。」と、首が疲れるな・・・
著者は参考までに、本物を頭へ・・・マジで重いぞ。
兵隊さんが首が太いのが理解できるのだ。
陸軍の幹部連中へ手で飛ばす合図だ。
頷く幹部連中だ。
それで、翼を押さえていた社員が合図で離れた・・・・
あっと言う間に・・・スル、スル、スルと模型飛行機は滑走路(原っぱだ。)を走り出す。
いちおう、左右バランスは取ってあるから・・・まっすぐに滑走していくようだ。
「あれなら、浮かぶな。」と、確信する斎藤君だ。
滑走を観れば、飛ぶかダメかは、素人でないからね・・・
100メートルほどの滑走で飛行機爆弾は浮いた。
そして、高度を40メートルほどへ・・・
そして、自動操縦装置が・・・機体は45度の旋回だ。
そして、計算どうりに旋回を繰り返すのだ。
やがて・・・エンジンの燃料が・・・エンジン回転が・・・パラ、パラと・・・
と・・・「ドカ~~~ン。」と、壮大な爆発音が・・・実際の飛行機が高射砲で撃墜された・・・ような・・・
「すごいぞ。」と、言う声が・・・いや、陸軍幹部は口を開けて・・・(鼓膜が破けるからだ。)
シ~~~ンとした(爆発音が響いた余韻だ。)雰囲気が漂うような・・・
「おい、これで海軍のヤツら、もう威張れんぞ。」「そうだ、50キロ先へ。」
「我が軍も砲弾を飛ばせるのだ。」
陸軍幹部連中が・・・むせび泣きだ。
よほど、海軍に比してショボかったのだろう・・・
軍事費は軍艦建造費などで、海軍が多いのだ。
陸軍は、ほとんどが人件費だそうだ。
戦闘機や爆撃機は陸軍にもあるんだが・・・数は知れてる・・・
ところが、である。
この、50キロ爆弾飛行機の価格は・・・陸軍の輸送トラックより安価なのだ。
そう、多数の注文でも・・・軍事費を圧迫しないのだ。
これは、陸軍の庶務課の幹部が・・・満足な顔なのだ。
「では、本格的な試験が成功したら、100機を、まず注文したいが・・・」と、幹部が早速の注文だ。
「えっ、100機。」と、社長が固まった。
100機も生産するのは、無理だ。
なんせ、家内工業みたいな工場だ。
せいぜい、月に数機だ。
それが、まずは100機だ。
戦時ではないから・・・それでも、100機だ。
これが、戦争なら・・・手がヒトが資材が、エンジンが足りない。
アタマを抱えるのだ。
そこは、開発技師の斉藤君には関係はないのだ。
開発して、試作して、製造する元を造るのが・・・仕事なのだから。
もちろん、軍事機密で海軍でも知ってるヤツなんて一部だった。
それでも、ウワサは飛びまくるのだ。
海軍は50キロ先へ砲撃できるらしいぞ・・・
ところが、当時の我が陸軍は・・・数キロである。
それも、ショボイ野砲だ。
なんせ、運ばねばならない。
馬の馬車は無理なのだ。
分解して運ぶくらいだった。
日本の軍馬も農耕馬もキンタマは附いてるのだ。
欧米は玉無しだ。
つまり、メス馬を観ても・・・メス馬のお尻へ、でかいバズーカをぶち込まないのだ。
それで、何頭も並んで馬車を曳けるのだ。
それで、戦車の車台を改造して、野砲の牽引車を造ったが・・・数がない。
戦車でさえ一般の兵は、めったに見ないのに・・・知人の曽祖父がエンコした戦車を見たことがあるらしい。
それほど、陸軍は兵器が三八式しかなかったのだよ・・・それが、現実なのだ。
しかし、しかしだ。
読者諸君、陸軍には模型飛行機という強い助っ人が・・・
それも、50キロ爆弾を50キロ先へ飛ばせるという・・・
それも、安価にである。
戦艦大和の砲弾よりである。
「これが、飛行機爆弾と・・・」と、陸軍幹部は驚いた。
まさか、これほどの完成度なのかっ!とである。
長さ2メートル、幅が4メートルの双発エンジン飛行機だ。
そりゃ、50キロを載せるのだ・・・かなりの大きさになるぞい・・・
「思ったより、すごいというか・・・マジなんですね。」と、陸軍幹部だ。
「50キロ爆弾は?」と、斎藤君が幹部へ聞いた。
なぜなら、模型飛行機会社には爆弾なんて・・・無いのだから。
「おい、運んでこい。」と、幹部か兵卒を呼ぶ。
台車で爆弾が運ばれてきた。
「以外に、小さいですね。」と、斎藤君だ。
「砲弾ですから、起爆装置が必要です。」と、兵卒が乾電池とスイッチを見せる。
乾電池は単一が4個である。
「信管は抜いてあります。」と、説明する兵卒だ。
「では、ここへ入れてください。」と、斎藤君が荷物室を開ける。
数人でもって、入れた。
重くなった模型飛行機のタイヤがしなる。
機体重量と合計で100キロくらいかな・・・離陸するかな・・・不安になる斎藤君だ。
翼の揚力は速度が出ればいいはずだ。
それなりの、計算で設計してあるはずだが・・・
模型エンジンは15ccでは馬力がでないから・・・15ccのエンジンをつなげて30ccで、双発だから60ccのエンジンということだ。
原付に翼をつけて走って飛ぶかな・・・少しは浮くかもしれないが・・・
会社で、これまでで一番予算を使って作った飛行爆弾だ。
モータースターターでエンジンを廻す。
プロペラは4枚だ。(手で、クランクはできない。)
「テスト飛行ですから、燃料は少しです。」と、斎藤君だ。
「うむ。」と、陸軍幹部だ。
「では、行きます。」と、怒鳴るが五月蠅くて聞こえない。
マフラーなんて、エンジンには無いから・・・五月蠅くて・・・何も、聞こえないのだ。
頭が変になりそうだが・・・陸軍は慣れてるのか普通の顔だ・・・
自動操縦装置を点検する。
自動操縦装置のゴム動力は巻いてあるからOKだ。
起爆装置のタイマーのスイッチを入れる。
5分後に爆発する予定だそうだ。
周回飛行をさせる予定だから・・・まあ、なんとかなるだろう・・・
陸軍からの鉄カブトを安全にために・・・「なんて、重いんだ。」と、首が疲れるな・・・
著者は参考までに、本物を頭へ・・・マジで重いぞ。
兵隊さんが首が太いのが理解できるのだ。
陸軍の幹部連中へ手で飛ばす合図だ。
頷く幹部連中だ。
それで、翼を押さえていた社員が合図で離れた・・・・
あっと言う間に・・・スル、スル、スルと模型飛行機は滑走路(原っぱだ。)を走り出す。
いちおう、左右バランスは取ってあるから・・・まっすぐに滑走していくようだ。
「あれなら、浮かぶな。」と、確信する斎藤君だ。
滑走を観れば、飛ぶかダメかは、素人でないからね・・・
100メートルほどの滑走で飛行機爆弾は浮いた。
そして、高度を40メートルほどへ・・・
そして、自動操縦装置が・・・機体は45度の旋回だ。
そして、計算どうりに旋回を繰り返すのだ。
やがて・・・エンジンの燃料が・・・エンジン回転が・・・パラ、パラと・・・
と・・・「ドカ~~~ン。」と、壮大な爆発音が・・・実際の飛行機が高射砲で撃墜された・・・ような・・・
「すごいぞ。」と、言う声が・・・いや、陸軍幹部は口を開けて・・・(鼓膜が破けるからだ。)
シ~~~ンとした(爆発音が響いた余韻だ。)雰囲気が漂うような・・・
「おい、これで海軍のヤツら、もう威張れんぞ。」「そうだ、50キロ先へ。」
「我が軍も砲弾を飛ばせるのだ。」
陸軍幹部連中が・・・むせび泣きだ。
よほど、海軍に比してショボかったのだろう・・・
軍事費は軍艦建造費などで、海軍が多いのだ。
陸軍は、ほとんどが人件費だそうだ。
戦闘機や爆撃機は陸軍にもあるんだが・・・数は知れてる・・・
ところが、である。
この、50キロ爆弾飛行機の価格は・・・陸軍の輸送トラックより安価なのだ。
そう、多数の注文でも・・・軍事費を圧迫しないのだ。
これは、陸軍の庶務課の幹部が・・・満足な顔なのだ。
「では、本格的な試験が成功したら、100機を、まず注文したいが・・・」と、幹部が早速の注文だ。
「えっ、100機。」と、社長が固まった。
100機も生産するのは、無理だ。
なんせ、家内工業みたいな工場だ。
せいぜい、月に数機だ。
それが、まずは100機だ。
戦時ではないから・・・それでも、100機だ。
これが、戦争なら・・・手がヒトが資材が、エンジンが足りない。
アタマを抱えるのだ。
そこは、開発技師の斉藤君には関係はないのだ。
開発して、試作して、製造する元を造るのが・・・仕事なのだから。
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