変態だが、違うのだ。18禁です。

市松用のＬＡＷ

小型バズーカか！

　あれ、市松がＬＡＷ（バズーカ砲）を担いでいる。　まさか、自分用に小型にしたのか。　オレでも武器の進歩までの能力はない。　まさか、市松はオレを凌ぐところまで、軍事能力が進化したのか。　恐れべきナオンだ。　まさに、戦姫だな。　オレの具現化の力は対象物を現世で見たからにすぎない。　だから、米軍や自衛隊の陸の装備が主だ。　その形や性能に変化はないのだ。　だから、魔法銃は造れない。　（魔女妻らと検討するが。）　いかし、市松は小型ＬＡＷを担いでいる。　おそらく、オレの具現化の力が、市松女に移り、さらに新たな力となったんだろう。　だから、あたいがトップとも市松が言えるんだ。　まあ、余計な話だ。　振り返った市松はオレに、ニャリと微笑んだ。　そして、「ファイァー。」と叫ぶ。　細いワイヤーを引いてミサイルが飛ぶ。　新型ＬＡＷか。　性能はＡ４７ドラゴンと換わらんな。　ミサイルはチンポ砲戦車の手前で上へ角度を変えて、そしてツルベ落としにチンポ戦車の砲塔に突き刺さった。　そして、数秒だ。　チンポ戦車の砲塔が砕け散る。　そして、爆発音が響いた。　チンポ戦車は砲塔が無くなり、車台だけに変わり果てた。　チンポ戦車は沈黙した。　「やったわ。」　うれしそうに市松が振り返ってグーサインだ。　オレも答える。　一発も撃たずに沈黙したチンポ戦車だ。　もう、対抗してくる両性エルフはいなかった。　オレと市松は静かになった戦場に機動車から降りた。　他の妻は待機してもらう。　そして、機関銃をかまえて、両性エルフの生産の場に近づいた。　定番の扉がある。　扉は開放されていた。　中から煙が、少し漂う。　先に市松が姿勢を低くして様子をうかがう。　手信号で、「こい。」　の合図だ。　市松とともに生産の場に入る。　中は、両性エルフの自家発電工場だ。　中には、何人も互いにマンコとチンポでつながっている両性エルフのクサリが観られた。　どうやら、チンポ戦車のエネルギーらしかった。　皆、一酸化炭素中毒で、自滅していた。　体にキズが無いからだ。　ひとり、床に転がしたがピクリともしない。　気持ち悪い眼を開けたままだ。　市松は一切の感情を殺している。　でないと、ミニモ機関銃で、ペッタンエルフを殺せないからだ。　これも、互いに生き残る戦いなのだ。　生が死かである。　体裁のいい綺麗事なぞ無いのだ。　平和的解決は両性エルフ相手に考えられないからだ。　ヤツラはオレを殺しにきた異世界人なのだから。　魔女妻の１５人もの戦死者がでたが、どうにか勝つことができたのだ。　しかし、すこしも嬉しくない。　なぜなら、殺さなくてもいいペッタンエルフを、殺さざるをえなかったからだ。　両性エルフの死骸は全部集めて、燃やして火葬とした。　埋めれば生き返らないとも限らない。　両性ゾンビの可能性をリカ姉から聞いていたコリカの助言だ。　ペッタンエルフは生産の場を探すこととした。　そうして、生物連鎖で、新たなペッタンエルフが生まれるのだ。　ちなみに、両性エルフの生産の場は、市松女特製時限爆弾で、跡片も無くなった・・・