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走行テスト
修理完成したM4だ。
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「修理ができました。」 修理班から連絡だ。 「では、テスト走行だ。」 指示によりテスト走行に出る。 車体もきれいで、ペイントを塗りなおして、まだ陸軍の星が描いてない。 戦場に出撃ではないから、まあいいか! サスペンションも具合が治った。 戦車で、一番大切なところは、砲身ではない。 では、分厚い装甲か? イヤ、違うのだ。 では、エンジンか? いずれもカケれば戦車ではないが。 それは、砲撃が命中するかである。 撃っても当らなければ、ただの筒なのだ。 砲撃が当ってナンボの世界である。 では、砲撃が当るためには、なにが大切か。 それは、足回りだ。 フラついたり、一点集中ができないと射撃しても当らないのだ。 それで、安定した足回りが一番大切なのだ。 だから、サスペンションには五月蠅いのである。 M4シャーマンはサスペンションを何度も換えている。 世界の戦車で、足回りを変更するのは珍しくもないが。 M4ほどは変革していない。 日本の戦車なぞ、まずサスの変革なぞ皆無だ。 ソ連のT34はいまだに半島の北では現役だ。 それほどの名戦車だが、M4もT34に向こうを張れる名戦車である。 米軍を代表する戦車であるのだ。 砲身安定装置も調子がいい。 エンジンも機嫌よく廻っている。 これが、どうして池のアヒルなのか著者には、わからないが・・・ なぜ足回りか、いい例として双眼鏡だ。 素人は倍率が高い双眼鏡を選ぶが、本当は4倍から6倍、せいぜい7倍が適当なのだ。 なぜなら、手で持ってみるからブレるのだ。 だから軍用は6倍が多い。 手で、しっかり持って使えるのは6倍くらいだからだ。 今、はやりのスタビつきは戦場では使えない。 壊れやすいからだ。 天体望遠鏡もいい例だ。 素人向けは100倍とか200倍とか倍率を箱にデカデカと描いてるが。 知ってる人は望遠鏡本体ではなく脚に金をかけるのだ。 いくら、良く見えても像がブレてはなんもならない。 だから、戦車も足回りが一番大切なのである。
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