戦車がすべての世の中。

ゆみすけ

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夕方からの訓練だ。

砂漠は熱いのだ。

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   砂漠は暑い、いや熱いのだ。 気温が50度はザラだ。 だが、湿度がゼロなので汗は即乾く。 しかし、水分が無くなり、たちまち熱中症だ。 それで、アラブ人などは全身を覆う服を着るのだ。 だが、あのかっこうでは戦闘なぞできはしない。 そして、戦車などのエンジンはオーバーヒートしまくる。 それで、夜明け前か夕方か夜間の訓練や戦闘となるのだ。 湾岸戦争もそうだ。 昼間はイラク軍も休んでいたのだ。 それに、日射が酷いので、眼をヤラれるのだ。 グラサンは必ずだが、ゴーグルがないと砂で、眼を傷める。 夜間はグラサンは要らないから、(暗視ゴーグルだが、当時はないのだ。)しかし、暗視ゴーグルなぞ無い。 それで、夕方の戦闘が主なのだ。 真っ暗になる数時間が訓練の時間だ。 砂漠は夜間は5度くらいまで、寒くなる。 温度の上下が50度くらいあるのだ。 過酷な自然環境で、兵器はズタボロ、兵士もだ。 ある意味、兵器にとり実験場でもあるようだ。 「今日の訓練は予定道理で。」 「あ、あ、了解だ。」 軍曹が部下に、「予定どうりだ、配置につけ。」 と叫んでる。 薄暮の1時間くらいの訓練だ。 今日は予定では、隊列の再編の時間短縮だが・・・」 基本、戦車は1両では行動しない。 最低でも2両以上で班を作る。 そして、その班が組みを作り、団となる。 偵察では、独逸軍は6両らしい。 ティーガーとキングで、2班だ。 すると、やはり、実験部隊だろう。 こちらが、マジで相手をすれば、いい実験相手だ。 しかし、放って置く訳にはいかない、まあジレンマだな。 軍曹は米軍が独逸軍に利用されてるとしか思えずに・・・だ。
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