戦車がすべての世の中。

米軍の作戦

どうやって・・・

　　　さて、作戦だ。　ロンメル将軍に一泡食らわせる作戦だ。 「どう、やる？」　「うむ。」　「まあ、なんとも、当って砕けろ作戦は。」　「それは、日本軍のバンザイ突撃と同じだ。」　「まあ、そうだが。」　圧倒的多数で、攻め来る米軍に、降伏をせず・・・・　タミヤ君は、そこに出現しなくてよかった・・・　「Ｍ２６は1両しかない虎の子だ。」　「それを、使うか？」　「シャーマンでは、日本軍になってしまう。」　「アヒルだからな。」　「ん、ん。」　考え込む司令官だ。　　「最低でも、密偵は。」　「で、だれを行かせる。」　「なんせ、泣く子も黙る、独逸帝国機甲部隊、それの頂点といってもいい独立部隊だ。」　「独逸軍にバケるか。」　「見つかると、即　銃殺だぞ。」　ゲリラやスパイと同じあつかいだ。　「希望者をつのるのは。」　「だれも、おらんわ。」　そうなのだ。　米軍は日本軍みたいに、命知らずは居ない。　死んでこい、は作戦ではない。　この、戦車の異世界は、航空機はないのだ。　どうしてかって？　勝てないからさ。　それに、対空戦車まで創造するのは大変だからだ。　やはり、戦車は戦車との戦いがドラマなのだ。　米軍にＰ３８は無いのだ。　それで、まさかコソコソ様子をうかがうのも失礼だが、米軍は、とりあえず出張ることとしたのだ。　・・・・・　さて、独逸帝国軍は、戦車の隊列の整列訓練に忙しいのだ。　ピシッとした隊列こそ、独逸だ。　独逸人は規則に細かい性格なのだ。　だから、センチ単位で隊列を・・・　まあ、我が自衛隊も寝具の畳み方から服の折り目まで、五月蠅いが・・・　（最近、・・・が多くてスンマセン）