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米軍の合理性
米軍の反省会
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こちらは、米軍だ、シャーマンの走破テストである。 先日の独逸軍との戦いは機転を利かせた米軍の勝利みたいなものだった。 ティーガーの88ミリ砲で、狙われたらアヒル(シャーマン戦車のことだ。)はイチコロなのだ。 だた、ティーガーにも弱点はある。 10センチの装甲が重い車重となり、機敏な動きができない。 性能は700馬力のエンジンだが、あくまで紙面のことである。 現実は、整備されたエンジンでも新品ではない。 だから、現実は500、よくて560ぐらいの馬力だとハインケル曹長は感じていた。 なんせ、動きが、でかい恐竜が動くみたいに、ググググと動くのだ。 つまり、一呼吸置いて動くのだ。 だが、シャーマンは、性能では、39キロの速度とスペックはなってるが。 機敏で、即応力があるのだ。 だから、紛れ込み作戦ができたのである。 そして、ティーガーの電動砲塔より、速く動けば、虎なぞ怖くないのだ。 それで、荒地での、行動の検証となったのだ。 どこまでの荒地では、どれだけ速度が出せるのか、知ることは大きな意味があるのだ。 星型の飛行機用エンジンは快調だ。 まあ、五月蠅いが仕方がない。 「すべてのシャーマンで、試して訓練を繰り返すのだ。」 米軍の小隊長は力が入る。 「まんざら、使えないわけではないな。」 とシャーマンを見直すのである。 「調子がいいと、砂ボコも飛び越えるぞ。」 と息巻く戦車長までいた。 米国はガソリンのオクタン価が高い、そしてエンジンオイルがいいのだ。 日本なぞ造れないから、戦争前に輸入した自動車用を戦闘機に入れてたのだ。 飛行機エンジン用オイルは米国は売ってくれなかったのだ。 それで、ガチで戦争では勝てないわ。 いいガソリン、いいエンジンオイル、そして耐久性があるエンジンでは独逸帝国も先が見えてくるのだ。 それでは、イカンと、てこ入れするタミヤ君だ。 彼は、独逸戦車が好きだ。 ただ、その、それでだけの理由で、この戦車戦だけの世界に転生してきたのである。 望むらくは、ロンメル元帥に面会したいとの希望、要望、欲望があるタミヤ君だ。 なにか手柄でもたてれば・・・と画策するタミヤ君だ。
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