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再度の偵察。
また、スチァートの出番だ。
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M4シャーマン部隊が進む。 そして、その先には偵察戦車が進んでいる。 あの、なんとかティーガーの初弾が当らず、命拾いしたヤツだ。 軽いから動作が速い、からの偵察任務である。 当然、車長は砲塔から身を乗り出している。 じゃないと、周りを見渡せないからだ。 狙撃兵に狙われたら、と思い鉄カブトはかぶっている。 それでも、それなりのライフルなら鉄カブトも貫通してしまう。 だが、相手を早く発見すればいいだけだ。 まあ、それが怖くては戦場なぞいられない。 そして、部下が1人、歩いてさらに先にいるのだ。 そう、歩きのひとりなら、まず発見は相手よりこちらが早いのだ。 そして、ティーガーを発見したら、スチァートまで走って知らせる、そして兵をひろってM4シャーマン部隊まで、引き下がるのだ。 なんせ、このスチァートでは、キング・タイガーやティーガーには、アヒル以下だからだ。 おそらく、直近で砲撃しても、キングには穴も開かないだろう。 だから、偵察であり、逃げ足が速いのである。 「ん、なんだ。」 先に徒歩で、偵察にいった兵が駆けてくる。 「タイガーです、この先に3両います。」 「他には?」 「自分は他には見ていません。」 おかしい、確かティーガーが1両いるはずだ。 「キングでないヤツは?」 「見てません。」 「わかった。」 車長は無線で、「こちら偵察班、キング3両発見、前方の3キロほどさきだ。」 「M4部隊了解した。」 「ところで、虎はいたか。」 「いえ、見てません。」 「そうか、わかった。」 「偵察班、戻れ。」 「こちら偵察班のスチァート、戻ります。」 ・・・・「おい、ティーガーの配置はどうだ。」と独立独逸軍部隊のヒューベルト大佐だ。 「M4シャーマンの背後をつけるように、離れて待機したおります。」 「そうか、米軍のヤツラがキング・タイガー3両に釣られてでたきたら一毛打尽だ。」 なんと、さすが独立戦車隊だ、M4シャーマンの作戦のさらに先を読んでいるのか。 まあ、この米軍ばりの待ち伏せティーガー作戦は、タミヤくんがハインケル曹長に助言したヤツだ。 いまさらの作戦だが、作戦は複雑では、返って敵に読まれやすいのだ。 米軍はとうぜん、おとり作戦だろう。 だから、独逸軍はオトリを泳がせて、本隊を叩く作戦である。 双方は、だんだん距離が・・・・・
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