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日本軍の隠し玉。
対ツェツペルン用兵器。
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ここは、ドイツ帝国のツェツペルン工場の開発局だ。 ホフマン技師が情報部と話していた。 やがて、情報部は帰っていった。 ドアの外で待っていた技師らが、集まる。 情報部が来るなんて、久しぶりだ。 たぶん、敵軍の情報に決まってるのだ。 やがて、ポルーシェ博士が壇上にあがる。 「諸君、わがツェツペルン工場の諸君。」「いま、情報部から有益な話が届いた。」「お、お、それは・・」とざわつく技師連中だ。 「では、ホフマン君。」と指名だ。 [「では、指名されましたので。」と、情報部の話を要約するホフマンだ。 それによると、「日本軍は、自立航行型のロケットを考案して、実験に成功したらしい。」 と、いうものであった。 「それは、対ツェツペルン兵器として研究されたモノらしい。」ということだ。 ホフマンの言に、技師らに動揺が走る。 日本軍の隠し玉には苦杯をなめてきたドイツ帝国だからだ。 「しかし、事前に漏れたことで、隠し玉ではなくなったのだ。」「そうだ。」「これで、対処の兵器を造れば。」「しかし、あと半年だ、できるのか。」「それでは、また苦杯をなめるのか。」「いや、それは言ってない。」ガヤガヤと論争が・・・ ポルーシェ博士が、「諸君、諸君らは、我がドイツ最高の技師である。」 「そうだ。」「そうだった。」「諸君らから、対日本軍兵器が・・・」「おーおーっ。」「やるぞ。」「日本軍なぞ・・」会議室は罵声と混乱に包まれたのである。 日本の最大の敵である、ドイツの技術が・・ しかし、どこから、漏れたんだ。 また、英国か・・ いや、さすがに英国人も、そこまでバカではない。 では、米国が・・ いや、米国と日本は同盟なぞ無い。 不可侵条約も無いのだ。 まあ、不可侵条約なぞ、守るのは日本くらいだ。 ソ連など、破るやからは数知れずだ。 なんせ、亜細亜のタイ王国も日本を日本が大戦で負けそうになると、英国へ寝返ったのだ。 信用できるのは、自身だけである。 では、誰が。 これが、ユダヤだ。 ドイツ帝国には技師としてユダヤ人が多い。 そして、英国にも少なくない。 このつながりで、漏れたのである。 ワザとではないとは思うが、それだけドイツ情報部が有能なのであろう。 かれらには、まだクニはないのだ。 第二次大戦がないから、イスラエル建国は無い。 ロシア革命もユダヤである。 それで、ロシアにはユダヤが多いのだ。 日本は少ない。 仕事ばかりする性格は似ているが、日本に在住のユダヤはヒト握りである。 イエス・キリストを殺したから嫌われているのは一部である。 なんせ、イエスはユダヤ人である。 ヒトラーがユダヤ人の粛清を掲げたが、多くの賛同があったのだ。 ヒトラーだけでは、あれだけ殺すことはできない。 嫌われる理由があるのだ。 国際社会は理不尽なことは無数にあるのである。 日本もうかうかしてると、中国共産党の支配するクニになりさがり、今上陛下らが、(チベットのダライラマと同じく。)亡命するしかなくなるのだ。 少なくとも、パヨクは、それを望んでいるとしか思えないのだ。
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