B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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果たして、結果は?

ドイツ対英国

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 ドイツ軍の最後のロケットが発射された。 ドイツの栄光と威信をかけてである。 ドイツの技術とゲルマン民族の誇りを乗せて、ロケットは英軍の爆撃機めがけて、噴煙をあげて突撃をかますのだ。 「いけーーーーっ。」 と3番機のウルフマンが叫んだ。 しかし、誘導はウルフマンではない、後部座席のシュテルンが誘導電波でやってるんだ。 ちなみに、ロケットの速度は音速ではない。 音速では速すぎて、ヒトが誘導できない。 しかし、ロケットは噴煙を上げて、固体燃料で飛ぶのである。 まあ、650キロ毎時くらいかな。 そして、誘導は操縦幹ではない。 英軍の爆撃機をとらえて、その座標をロケットへ電波信号で送るのである。 だから、戦闘機と爆撃機が同時高度や速度ではないから、そこに調整が必要なのである。 その差を座標に示す信号を送るのが、シュテルンの役目である。 そして、英軍の爆撃機のカモ番機(オケツの機体だ。)では、「電波探信儀、いや電波妨害装置の・・・」 なぜ、こんな長い名前なんだ。 マジ、センスがないぞ。 「入れました。」と偵察員が叫んだ。 まだ、ロケットは命中してないから、ギリ間に合ったのかな? ? ? しかし、しかし、「ドウン。」 と何か命中した音が・・・ 「なんだ?」 「お尻に、なんか命中しました。」 「えっ、まさかヤツらのロケットか・・・」 絶句するジョンブル(英軍)だ。 「おお、ロケットがヤツらの尻に付きささったぞ。」 「やったぞい。」 有頂天のドイツ軍ドラ焼き部隊だ。 (日本軍では、ドイツ軍の戦闘機隊をドラ焼き隊と呼んでいた。) 英軍の爆撃機の後部機銃(リモコン機銃でヒトはいない。)のところに、ドイツのロケットが突き刺さっていた。 白いロケットの頭がのぞいている。 「おい、爆発はしないよな。」 「あ、あ、爆薬は入ってないから爆発はしないはずだ。」 まあ、模擬空戦だ、ロケットも模擬弾である。 「だが、命中すると、赤い液体を出すんじゃなかったか。」 「あ、あ、着色塗料が弾頭から出るはずだが・・・」 「じゃあ、あれは不発ロケットか。」 「そうなるな。」 「おい、無駄話はなしだ、そろそろ爆撃コースだぞ。」 「了解です。」 こうして、ドイツ軍の戦闘機隊の追撃時間は終了したのである。 5機の英軍の爆撃機は、5機とも模擬爆弾を投下することができたのだ。 そして、判定会である。 また、これが揉めたのだ。 例の1発のロケットでである。 ドイツの役員が、「あれは、撃墜だ、現に命中しているではないか。」 英国の委員が、「いいや、あれは不発だ、不発では撃墜ではない。」 と双方譲らないのだ。 まあ、ドイツと英国だ。 互いに譲るなんて、絶対に無いのである。 ドイツにとって、隣国のフランスは数ではないのだ。 フランスをやっつけると、必ず出てくる英軍である。 そして、タコ殴りに、殺られるのだ。 英国にだ。 それで、このセメギあいであるのだ。 「では、他国の採決で・・・」 「いや、ここは技術検証を望みます。」 とドイツが提案する。 どうしても、数の採決では歩が悪いのである。 まず、フランスは英国へ、そして、ナンパしかないイタリーはパリジェンヌがめあて・・・で、フランスに賛同する。 日本は英国と軍事同盟だから、英国に賛同するのだ。 米国は、まあ英国だろう・・ それでは、負けてしまうからである。  それで、ドイツからは、グルップ重工の技師らが‥英国からは、マンチェスター重工の技師が・・ 米国はGM重工の・・・ 各国の技師で検証が始まった・・・・
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