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グレート・イーグル・・・
やはり、でかい飛行機だな。
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「いいか、ヤルぞ。」 と1番機の操縦者だ。 「任されよ。」 と後部座席の偵察員が言う。 (もちろん、通話装置を使うのだが。) もう、伝声管ではない。 ヘッドセットを使っている。 音声周波数を聴きやすくしてある。 「照準器に情報をまわすぞ。」と偵察員。 「うむ、やはりデカイなぁ。」 と操縦者だ。 「いかん、電波探信儀で測定されてるぞ。」 と偵察員だ。 「金属片を撒け。」 と操縦者が答える。 見ると、グレート・イーグルの機銃が旋回して・・・ (もちろん、爆撃機1機に付いてる全部の機銃が狙ってるのだ。) 「間に合わない、デゴイを出す。」 と偵察員が叫んだ。 同時に、ゼロヨンをひねり旋回する。 デゴイである増槽が離れて機銃弾を受ける。 しかし、数発がゼロヨンの翼に穴を開けた。 「くそっ、機体は?」 「機器に異常はない、燃料タンクも無事だ。」 「しかし、やけに狙いが正確だな。」 と操縦者がいう。 「やはり、ウワサはマジだったんだ。」 と偵察員が。 ・・・模擬空戦の始まる少し前だ。 「えっ、米軍は英国の機器を使ってると。」 と技師が騒いでいた。 「それは、ヤバイな。」と主任技師が。 「どうして?」 と戦闘機の操縦者が聞いた。 「うむ、英国と日本は軍事同盟があるだろ。」 「うむ、そうだが。」 「それで、電波探信儀や電場妨害装置は互いに協力して研究してるんだ。」 「じゃあ。」 「そうなんだ、英国の機器を米軍が使うとなると・・・」 「日本と性能が同じなのか。」 「たぶん。」 「じゃあ、どうすんだよ。」 主任技師は、「まさか、英国が最新機器を渡しているとは思えんが・・・」 ・・・・・ そして、機上に戻る。 「おい、やけにヤツら反応が早いぞ。」 「まさか、英国のヤツら最新の機器を・・」 「これは、いかん、とり合えず離れるぞ。」 と隊長機だ。 「おい、ヤツら離れていくぞ。」 と米軍の機長だ。 「これは、オレ達には勝てないと踏んだんだな。」 と勝利宣言するヤツも・・・ 「まて、日本軍のことだ、隠し玉かもしれん。」 と用心する機長である。 石橋を叩いて渡るとウワサのある機長のストーンである。 「どうします隊長。」 とゼロヨンの僚機から鈴木隊長へ。 「うむ・・・」 どうしたものか? 米軍が、最新機器を搭載しているとして掛からねば負ける。 しかし、最新機器に対処できるのか! ここが試案のしどころか・・・ と迷う鈴木君だ。 「隊長、ここは隠し玉しかありませんよ。」 と2番機の近藤が意見具申だ。 「しかし、あれはイザというときに・・」 と鈴木君。 「いまが、イザというときでは?」 と近藤君だ。 「そうだな、あれは出来れば使いたくはなかったんだが・・」 と鈴木隊長がいう。 「よし、ここは隠し玉を披してやるぞ。」 「そうこなくっちゃあ。」 と1番機だ。 「待て、待て、まだ早いぞ。」と隊長が抑える。 「いいか、ここは作戦Bで行くぞ。」と隊長が指示をだした。 「おう、了解です。」 と僚機が重ねる。 周廻は2周目に入る。 「今度は、おどろく米軍がみられるぞ。」 と1番機がはやる・・・・・
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