B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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なんと、故障しただと・・・

使えない、対ロケット対策。

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 「どうしたんだ、金属片を撒かないか。」 とフランス軍の隊長が、脱落した機に叫んだ。 「すんません、動かしたんですが、詰まってしまって・・・」 つまり、金属片を詰めすぎて使えなかったと・・・ 無線の言い訳を聞く隊長である。 「くそっ、肝心なときに・・・」 「仕方がない、花火を使え。」 「了解した。」 と残った爆撃機から返答だ。 フランス軍は花火までパクリなのか・・・ 音を探知して誘導されるロケット対策に日本軍が花火の爆発音での対策だったのだが。 もちろん、無線誘導のドイツ帝国軍の魚雷型ロケットには効果がないんだが・・・ 「いいぞ、よくやった、1番機は待機しろ。」 とドイツ軍の隊長機が指示を出した。 「では、2番機だ。」 「了解した。」 とドイツ軍の2番機がロケットを・・・ 「シュパーンー。」 と発射する。 そうして、フランス軍の爆撃機の4番機に・・・ 「いまだ、花火を放出だ。」 とフランス軍の隊長機から指示が出た。 花火といっても落下傘がついた花火である。 花火だけだと、すぐに落ちてしまうからだ。 もちろん、放出するときに火はつけるんだが。 爆撃機の胴体から、数十個の落下傘がついた花火が次々と放出された。 そして、爆撃機から離れると爆発である。 「バア~ン。」 「バア~ン。」 と何十と爆発だ。 これに驚いたのがドイツ軍の2番機である。 そうなのだ、花火の爆発に巻き込まれたのである。 「うわぁ~~~っ。」 と操縦士や偵察員が混乱する。 無線誘導どころではない。 それで、魚雷型ロケットは、あらぬ方向へ・・・飛んで行って燃料がつきて墜落したのだった。 「なんなんだ、あれは・・・」 と憤慨するドイツ軍戦闘機隊である。 「すごいぞ、これでドローだ。」 と観衆は大歓声を上げる。 いままで、ドイツに散々の眼にあっていたフランスが一矢(イッシ)むくいたのである。 これは、大きいのである。 大喜びのフランスからの観客らである。 「ついに、ドイツ野郎をヤッっけたぞ。」 「ざまあ、みそ漬けだ。」 もう、勝ったも同然の喜びようである。 「勝利の女神はフランスに輝くのだ。」 と有頂天であった・・・ しかし、敵もサルモノ引っ掻くモノである。 花火作戦は一度使えば、対策などされてしまうのだ。 「いいか、背後からは近づくな。」 と指示のドイツ軍隊長機である。 所詮、落下傘の花火では背後しか攻撃できないからである。 無線誘導だから、背後からでなくてもロケットは撃てるのである。 しかし、周回は3回目だ。 あと2周しかない。 焦る、ドイツ軍である。 フランス軍も爆撃目標に爆弾を投下しなければ、ドイツに負けるのだ。 5周目が爆撃の周回である。 6周では、コースオーバーで脱落となるのだ。 爆撃を失敗させようとドイツ軍、爆撃を成功させようとするフランス軍の戦いは頂点を迎えたのである・・・・・・
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