B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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日本軍の隠し玉。

ボツから檜舞台に~

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 米軍の爆撃機のエンジンはスターターモーターが付いている。 それで、モーターがエンジンを廻してエンジンが始動する。 便利なものだ。 しかし、日本軍の戦闘機はエンジンにはスターターモーターなぞ無いのだ。 もちろん、技術がないのではない。 軽量化のためだ。 電子機器が重たいからである。 それで、日本軍の戦闘機はエンジンを始動するのは、二人の整備士が必要である。 ひとりが操縦席で点火スイッチを操作する。 他のひとりがプロペラを廻すのだ。 「いいか?」 とペラをもった整備士がいう。 「いいぞ。」 と操縦席の整備士だ。 「コンタクト。」 と操縦席の整備士が叫ぶ。 ペラを持った整備士がペラを廻す。 まあ、エンジンのカウリングにある穴にクランクを刺して廻すんだが・・・ すると、「ブルン、ブル、ブル。」 とエンジンが始動するのだ。 やがて、暖気運転が終わり調子よくエンジンが動くようになる。 機体を点検していた操縦者と交代である。 機体の最終点検は操縦者が行うのだ。 「電波探信儀の発電機よし、妨害装置よし、アンテナの制動装置よし、蓄電池の充電量よし・・・」 と操縦席の後ろの偵察員が点検項目を確認している。 最後は非常脱出装置の点検で終わりである。 「点検項目、終了です。」 「うむ、では管制塔どうぞ。」 と管制塔を呼ぶ。 「こちら、管制塔、日本機は随時滑走路へ。」 「日本機、了解した。」 新型追撃戦闘機、5機が順次に飛び上がる。 いままでと、機体が違うが、いいんかい? 「それは、規格が統一されているから違和感がないからいいのだ。」 との回答だった。 軍用機は、すわっ敵の攻撃だの時に選ばずとも飛び上がれるモノでなければならない。 つまり、ある程度の操縦者であれば上がれるのである。 操作が難しいには電子機器である。 つまり、偵察員が操作する電波探信儀や妨害電波発生装置は、かなり訓練しないと操作ができないのである。 この傾向は機器の性能があがればあがるほど強くなるようだ。 新型の追撃戦闘機の偵察員の操作盤は、計器やダイヤルなど100以上あるのである。 とても著者では、暗記なぞ無理だ。 電波探信儀なぞ、最近は二次元から三次元に変化して、さらに操作が複雑なのだ。 ロケット誘導計算機なぞ、速度を換算して、予測位置にロケットを誘導するらしい。 米軍がデモ飛行が終わり降りてきた。 いつ見ても、でかいグレートな爆撃機だ。 そして、日本軍の追撃戦闘機が順次上がる。 「おお、あれが日本軍のヤツか。」 と観客が騒ぐ。 「ペラが二重だぞ。」 そうなのだ、二重反転プロペラなのだ。 音速越えのペラの二重である。 「これは、無敵じゃね!」 との感想しきりだ。 まあ、重くなる機体をバランスよく飛ばせるための二重反転ペラなのだが・・・・・ 
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