B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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米軍の電波探信儀。

どうして、映らなかった?

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 「ドイツのバーガー型が映らなかったんだ。」 と偵察員が技師に訴えている。 米軍の格納庫内である。 そこには、グレートイーグルから降ろした電波探信儀が一式置いてある。 アンテナは無いが。 別の簡易アンテナがつないであった。 「うむ、英国からの話は本当だったのか・・・」 「えっ、ウワサがあったんかよ。」 と偵察員は呆然だ。 「いや、まさかと思ったんだが・・」と技師が・・ 「まあ、いまさら遅いが。」 と偵察員だ。 「どうして、反応しなかったんだ。」 と偵察員だ。 「うむ、仮説だが、ドイツのバーガー型は電波の反射方向が違うからかも。」 と技師が述べた。 「もし、そうなら、電波探信儀を作り替える必要があるな。」 と付け加えた。 「あの、変態戦闘機のためか?」 米国はドイツのバーガー型を変態と揶揄していたのだ。 「ひょっとして、あの変態な形が関係してるんじゃないかな?」 と偵察員が考えを述べた。 正解なんだが、技師は、「それは無いな、電波探信儀の電波の波を変えれば解決できるはずだ。」 と・・・・ まあ、世の中は、うまくいかないものである。 もうすこし、時間が必要なようなのだ。 それに、機体の形が関係するなら、改造くらいでは対処できない。 完全なる新造機しか無理である。 模擬空戦は戦争時ではないから、そこまで開発費を出すかは、わからない。 まあ、ドイツ対米軍は、こうして米軍の勝利で幕を閉じた。 ツエツペルン1機の航行不能は米軍に勝利をもたらしたのだ。 ドイツは日本と米軍に負けて、フランスにドローで、勝ち点が無い。 図体が、でかいクジラは戦闘機には弱いようである。 「我が、ゲルマン民族が勝てないとは、どういうことだ。」 とドイツ皇帝はご機嫌斜めだ。 航空大臣は・・・ 「ううむ、ツエツペルンは無敵なはずではなかったのか・・」 と皇帝が・・ 「このままでは、1勝もないではないか。」 さらに、「いいか、相手はどこでもよい、1勝だ、これは厳命だ。」 と怒り心頭の皇帝であった。 ドイツはイタリアとの模擬空戦が7日後だった。 「イタリーとの模擬空戦は必ずや。」 「うむ、必ずだぞ。」 「ハ、ハ~~。」 と大臣が下がった。 これは、イタリア戦で1勝しないと更迭されかねない、大臣はドイツ派遣軍にハッパを掛けまくるのだった。 「いいか、これでは、ドイツの土は踏めないと思え。」 と激を飛ばすドイツの模擬空戦の隊長だ。 「こんどは、ヘタレのイタリーだ、これに負けたら、あとは無いぞ。」 と脅しまくるのだ。 ・・・そして、イタリア軍は、「いいか、ナンパはほどほどにしろ。」 と指揮官が(自身もナンパしかしなかったんだが・・)ツバを飛ばして叫ぶのだ。 「いままで、1勝もしとらん、これではナンパも成功しないぞ。」 「いいか、ドイツ戦に勝てば、パリジェンヌの観る眼も変わるんだぞ。」 とナンパ作戦にリキが入る指揮官だ。 「ここは、ナンパ成功のためにも、1勝が・・・」 ナンパとなると、俄然とヤル気が出るイタリア軍である・・・・・ 
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