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本気のフランス・・・
日本軍、大敗する・・・
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「ここは、本気で行くぞーっ。」 リキが入るフランス軍だ。 「これに、勝てばドイツに勝てるんだ。」 もう、顔がマジだ。 フランス人もヤルときはヤルようだ。 まあ、日本は切り札を対米戦のために隠していたのも大きいが・・・ フランス軍の爆撃機が周回コースに入る。 5周して、×印に爆弾投下は同じだ。 それまでに、防げなかったら日本の敗退だ。 日本は爆撃機をフランス大会には参加していなかったのだ。 どうして? 答えは、ショボイからだ。 とても、欧米列強にお披露目できるほどではなかったのだ。 なんせ、250キロ爆弾を1発しか積めないのだ。 日本人の考え方の違いがでたのである。 あまり、上から爆弾を落とすのは武士にあるまじき行為だ、との考えがあるからだ。 日本海軍は敵の空母ばかり狙って、他の雑魚は攻撃しなかったのだ。 それに、民間人を攻撃なぞ考えもしなかったのだ。 だから、爆撃するという考えがなかった。 敵の戦闘機と戦うのが武人の行いである、との考えだ。 まあ、開発の遅れもあったんだが・・・ それで、追撃戦闘機だけの参加なのだ。 爆撃には急降下爆撃という、奥に手があるが・・ まだ、研究中なのだ、日本本土での秘密裏の開発だった・・ フランス軍の双発爆撃機が周回コースに乗った。 さあ、日本軍の攻撃だ。 日本軍としては、初めてのフランス軍だ。 まだ、戦ったこともなく、交流もない軍隊同士である。 セオリー道理に、背後から近づく日本軍の戦闘機だ。 はやくも、機銃で弾幕を張りだした爆撃機だ。 「おい、敵さん、ヤケに気合が入ってるぞ。」 と小隊長だ。 「用心しろ、なにがでるか、わからんからな。」 と僚機に無線を入れるのだ。 と、そのときだ。 なにかがフランスの爆撃機から発射されたのだ。 「いかん、出たぞーーっ。」 隊長機が無線で・・しかし、すでにお寿司だ。 1機の日本軍戦闘機が・・ 風防が開いて操縦士と偵察員が機外に・・・ 戦闘機は、そのまま墜ちていった。 「なにが、あったんだ。」 あわてる隊長機だ。 落下傘が開いて助かったようだ。 「爆撃機の背後につくなっ。」 と指示する隊長機だ。 どうやら、真後ろについた戦闘機にロケット攻撃が・・・ そう考えた隊長機だ。 おそらく、誘導装置がないから、真後ろにだけ攻撃するんだ。 戦闘機の速度が加わるから、速度は倍増だ。 とても避けきれないだろう。 「くそっ、1機やられたぞ。」 悔しいが、「爆撃機の背後には・・」 「では、どうするんだ。」 「前から、すれ違いざまに攻撃だ。」 しかし、フランス軍の爆撃機は双発で、なかなか機敏なうごきだった。 スルッと避けられてしまうのだ。 「このままでは、負けだぞ。」 と僚機が隊長に指示を仰ぐ。 「くそっ、どうすれば・・・・・・・
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