B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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フランス対日本

切り札は封印だ。

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 「いいか、切り札の電波撹乱装置は封印だぞ。」 と小隊長が激を飛ばす。 「1番機了解です。」 「2番機・・ と次々と返答がくる。 日本軍のエプロンで、追撃戦闘機がエンジンの暖気運転を始める。 これは、現在のジェット機も同じだ。 偵察員が封印の紙を機器の計器に貼る。 おもわず、使ってしまうのを防ぐためだ。 飛行機は事前のチェックが大切だ。 項目を用紙に書き、エンピツでレ点を入れるのだ。 なぜ、エンピツなのか。 この時代、まだボールペンは開発されていない。 万年筆は高度が上がるとインク漏れが起こるからだ。 飛行機事故はこうして予防されているのだ。 「おい、フランスの爆撃機があがるぞ。」 イヤフォンから音声が入る。 コンビの谷口少尉が指で向こうを指してる。 見ると、フランス軍の双発爆撃機が滑走路へタキシングしている。 米軍のグレートイーグルに比べると小型だ。 (グレートイーグルは大きさがグレートなのだ。) 「なんか、たいしたことないような。」 とこぼす。 「油断するなよ、ドイツに勝つためには、我が軍に勝たねばならんそうだ。」 「いらん、お世話ですね。」 「そうだが、国同士の思惑があるからな。」 ・・・ 軍人には関係ない話だが、それで軍人が迷惑な話だ。 「ここは、電波探信儀だけで、戦うぞ。」 と小隊長命令が出る。 「おそらく、発光弾とアルミ箔の防備はしてくるはずだ。」 「電波探信儀の周波数の変調でなんとかしろ。」 と命令だ。 アルミ箔は電波を撹乱するモノだ。 アルミ箔の大きさは軍事機密だ。 各国とも違うのだ。 小さければいいモノでも無いのだ。 あまりに粉では・・・ そこは、空気に拡散するような破片で電波探信儀の周波数にあわせてくるのだ。 日本軍の追撃戦闘機の電波探信儀は一味も二味も違うのだ。 「そういえば、フランスもロケットを使ったんだな。」 「情報は?」 「入ってないぞ。」 「どうすんだ?」 「爆撃機にロケットは搭載してないだろう。」 「どうして?」 「まあ、なんだ、カンだな。」 「あてになるもんか。」 フランスの爆撃機は外観ではロケットは搭載してないようだった。 しかし、ドイツに勝てるとなると、日本相手に何を使うか、わからんのだ。 ロケットでの攻撃があれば、電波撹乱装置が役に立ちそうだ。 「ロケット攻撃があるなら、封印は破っても・・・」 小隊長は、「イヤ、だめだ、米軍に感づかれる。」 「ここは、対米戦がメインだぞ。」 やはり、日本は米軍相手になるとリキが入るんだな。 フランス相手は、なんか乗ってこないんだ。 陸軍はドイツ、海軍は英国、そして、米国は両方を兼ねるのだ。 だから、フランスは陸軍だが、ドイツに陸戦で勝ったことは無い。 地政学的に、大陸国家のドイツ、フランス、ロシア(ソ連)となるのだ。 ちなみに、シナは大陸国家で、海軍はショボイのだ。 
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