B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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双発なのか・・・

双発戦闘機か!

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 「プロペラが2つあるぞ。」 「翼に2つのプロペラか。」 「すごいぞ。」 「フランスはすごいぞ。」 「フランス、ばんざい。」 「フランスは偉大だ。」 開催地はフランスだ。 それで、見物人もフランス国民が多いのだ。 普通、戦闘機はエンジンは1個だ。 翼にエンジンがあると、戦闘機が大きくなり、機体の運動が散漫になるのだ。 つまり、すばやく動けないのだ。 しかし、エンジンが馬力が足りないと、どうしても敵の爆撃機に追いつけない。 それで、速度をあげるために双発となるのだ。 動きを犠牲にしてもだ。 追いつけないと墜とせないからだ。 しかし、そんなことは見物人は知らない。 それで、単純に考えたのだ。 二つの方が優れていると。 まあ、素人が考えそうなことだが・・・ 実際のところ、フランスのニューポール戦闘機は速度は速かった。 米国のグレートイーグルに簡単に追いつけるほどだ。 しかし、旋回や横転やロールなどの動きは単発エンジン機ほどではないのだ。 だが、双発の利点はそれだけではないのだ。 機銃が機首についてるのだ。 それも、真ん中だ。 つまり、命中率がいいのである。 それも、4連機銃だ。 まともに当たれば、爆撃機といえども翼が爆散しかねない。 英国は4発爆撃機だから、フランスは双発戦闘機を投入したのである。 追いつけないでは、話にならないからね。 英国のリバブール爆撃機は滑走路に並んだ。 1機づつ発進する。 4発エンジンの重厚な爆音を響かせながらだ。 見物人の期待を一身に集めて、ニューポール戦闘機がエプロンから滑走路に進む。 エンジン音から排気タービンではないようだ。 キーンのタービン音がしないからだ。 しかし、運動性能が劣るが、作戦しだいでは勝てるのだ。 一撃離脱戦法ならだ。 ドッグファイトはしないのだ。 フランスがどんな作戦でくるかである。 なんせ、爆撃機が隠し玉を持っていたのだ。 戦闘機にもあると考えるのがセオリーだ。 しかし、英国は電波探信儀が日本と同じく、実用段階である。 爆撃機にも電波探信儀は搭載されているのだ。 串形アンテナが4基、機首に2基、胴体の左右に1基づつだ。 フランスの戦闘機には電波探信儀のアンテナは見当たらない。 通話無線機のアンテナはあるようだが・・・ ドイツのツエツペルンにも串形アンテナはなかったが・・・ 「さあ、後半の戦いが始まりました、前半はフランスがリードしましたが、後半戦はどうでしようか・・」 拡声器が騒ぎ立てる。 ニューポール戦闘機は軽快に離陸した。 双発だけあって速度はなかなかだ。 英国の4発爆撃機に簡単に追いついた。 そして、追い抜きざまに、「ダ、ダ、ダ、ダ。」 と射撃だ。 そして、離れて行く。 やはりか、やはり一撃離脱戦法だ。 まあ、それしか無いが・・・ しかし、英国軍は電波探信儀があるのだ。 うまく、攻撃をかわしているのだ。 まるで、相手の動きを先読みしているようだ。 電波探信儀のおかげなのだが・・・・・
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