B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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英国の爆撃機。

リバプール爆撃機。

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 英国の爆撃機はランカスターじゃない、リバブール爆撃機だ。 米国と同じ、四発エンジンである。 そして、当然に排気タービンは2連が付いていた。 そして、排気タービンの冷却に液冷を採用していた。 つまり、排気タービンの過熱を抑えて、耐熱温度が高いのである。 つまり、無理が効くのだ。 やはり、英国はエンジンには、1日の長があるのである。 なぜ、四発なのかは、重いからだ。 機体が重いから、エンジンが4基必要だからだ。 そして、追撃戦闘機への対策は? それは、軍事機密だ。 しかし、著者は苦労して詳細を聞き及んでいるのだ。 もちろん、読者諸君に説明するためである。 読者のためには苦労をいとわないのである。 電波探信儀、つまりレーダーだが、英国はレーダーの研究では最先端であった。 それで、爆撃機にはアンチレーダー装置が搭載されていた。 アンチレーダー装置とは、レーダー電波をジャミングして、無効化する装置である。 なんと、すごい装置だ。 どうりで、米国と日本へ情報をリークしていたはずだ。 自国(英国)には切り札があったのだ。 その切り札を米国や日本は全く知らないのだ。 なんとも、おバカな国である。 英国の手のひらで踊らされているだけだ。 もちろん、リバプール爆撃機には機銃は装備しているが、軽い7,7ミリである。 アンチレーダー装置は欠点があったのだ。 それは、重いのだ。 爆弾と同じ重さだった。 なんせ、真空管やトランスなどで装置は一杯だ。 (最大の欠点は、故障に弱いのである、修理なんて機内では無理だ。) だが、アンチレーダー装置は敵の電波探査を無効化してしまうのだ。 電波探査画面がジャミングで、識別不能となるのである。 「いいか、この装置の情報だけは死守しろよ。」 「わかっております、アーベルト男爵、このレイルロードにおまかせを。」 「ふむ、まあ、いいわい、それでロケットの情報だが。」 「え、え、日本は電波探査で米国も同じくですから、このアンチレーダー装置があれば万全です。」 「なるほど、ならリバプール爆撃機の勝利は間違いないな。」 「賭けは、こっちのもんですよ。」 男爵は英国への掛け金に全財産を投じているのだ。 勝てば、億万長者だ。 負ければ破産である。 このギャツプが勝負の醍醐味なのである。 「で、米国と日本はいいが、フランスは?」 「まあ、まだ話は入ってませんが・・・」 「いいか、油断は禁物だ、フランス人は信用できんからな。」 どこの国も同じである。 互いに信用など、するもんか。 「でも、フランスは米国よりは劣るかと・・」 「おまえはバカかっ、ソッピースをなめてはいかんぞ。」 「そうでした、あのソッピースはフランスでしたな。」 「それに、ドイツのグルップ重工を忘れるなよ。」 そうだった、最大の脅威である、グルップ重工が・・・ 戦闘機では、欧州で負け知らずなのだ。  「ドイツは爆撃機は無いからいいが、戦闘機はあるからな。」 「ドイツは爆撃は飛行船ですからね。」 「今回の模擬空戦は飛行船はでないからな。」 「なんせ、飛行船はドイツだけだからだ。」 飛行船? もしかして、ツェペルンのことかな・・・・・
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