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英国の追撃戦闘機。
対ドイツの戦闘機。
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英国の追撃戦闘機はハリケーンというらしいが・・・ ここは、そのハリケーンの開発会社だ。 「なんと、それは本当か?」 開発の主任が米国への派遣した部下からの報告を聞いて・・・ 「あの、小さな島国が・・・」 「信じられん。」 「悪い、冗談だろ?」 「いいえ、マジです。」 と派遣技師。 「本当なのか。」 「え、え、音速越えか、亜音速かと。」 「うう、むむむ。」 「わが国が、まだ実験段階なのにか。」 「少し前は、武士の刀の腹切りの日本だったぞ。」 「そうですが、現実です。」 開発会社は、音速の戦闘機にはプロペラでは不可能と結論ずけて、新型の推進エンジンを考え中だったのだ。 まだ、設計図もないのだ。 温度を上げれば音速越えでも衝撃波が発生しないことは判明したのだが・・・ 「で、日本の戦闘機は?」 「へんな、ペラでした。」 「なんだと?」 「ですから、形が変なペラ・・」 「どんな、ここに描いてみろ。」 「えっーっ。」 「オレは絵心が・・・」 「誰か、描いてみろよ。」 ひとりの技師が、下手くそなペラを描いた。 「あのな、冗談じゃないぞ。」 「え、え、わかってますが。」 「こんな、もので音速越えなぞ。」 「信じられるか、アホーーーーーーーッ。」 英国の開発会社は騒動が収まらない・・・ そして、ここは米国の爆撃機の製造会社だ。 会議室で、検討会ならぬ、反省会である。(カラオケBOXではない。) 「どうして、絶対落とさらないといっていたヤツ(新型グレートイーグルだ。)が墜とされたんだ。」 「おれは、マグレだ。」 「その、証拠に日本の戦闘機は空中分解で墜落だぞ。」 「あ、あ、そうだが、こちらが墜としたんではない。」 「英国も墜とせなかったんだ。」 まあ、番狂わせで日本が1機の米国爆撃機を墜としたので、賭けは盛り上がったんだが。 陸軍のお偉方にメンツ丸つぶれの開発会社だ。 「排気タービン2基で、2500馬力エンジンが4発だ。」 「10000馬力だぞ。」 軍事機密だが、始めは排気タービンが1基だったが、2基として、絶対勝利を確信したのだが・・ まさか、日本の追撃戦闘機が音速越えなぞとは・・・・ 悪い冗談なのだ。 「で、どうするんだ。」 「えっ、どうするとは?」 「今度の、模擬空戦だよ。」 「今度は、フランスやドイツまで出てくるんだ。」 「英国でも脅威なんだ、しまいにはソ連まで出しゃばるぞ。」 そうなのだ、ソ連の武官が見学したいてのだ。 「世界を巻き込んで、惨敗はできんぞ。」 「勝てる、爆撃機じゃないと、しかし、あの日本がかよ。」 「フジヤマ、ゲイシャの日本国がだ。」 「いまだに、信じられんわ。」 「黄色い猿が、オレ達より進歩してるなんて。」 「で、あのへんなペラは手にいれたのか?」 「いいや、しかし写真と設計図は手に入れたよ。」 と写真を見せる。 「おお、これが、そうか。」 「いまだに、信じられん。」 「これを、爆撃機に取り付けてみよう。」 「猿真似かよ。」 「いや、実験だよ。」 「日本にはオイルを渡したんだ、それくらい いいだろう。」 バレてるよ、オイルを失敬したのが・・・・
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