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着艦フックをつけるのか。
本来の用途ではないぞ。
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ここで、問題がでた。 模擬空戦は米国での開催だ。 (毎年、交代で開催となった。) つまり、我が国の追撃戦闘機は海を渡るのだ。 まさか、空路は無理だ。 航続距離が短いからだ。 それで、客船は? 整備ができない。 それで、海軍の空母で運ぶこととなる。 ここで、問題だ。 空母へ着艦ができないからだ。 着艦フックがない。 それに、10機は模擬空戦に参戦する。 予備機は必要なのだ。 「で、何機なんだ。」 「ふむ、いま製作したいる15機だ。」 「なら、着艦フックをつければいいじゃないか。」 「簡単にいうなよ。」 「そもそも、空母の艦上機と地上の追撃機とは・・」 「ゴタクはいいから、ヤルしかないじゃないか。」 なんも、いえない主任技官だ。 「艦上機でもないのに、しょうがないな。」 と文句タラタラであった。 なぜなら、尾翼の強度計算をやり直して、補助の骨組みをつけるのだからだ。 まあ、ドリンク飲んでヤツしかないな。 「まてよ、操縦者が空母着艦なぞ、訓練してないぞ。」 「えらいことだ、今からでは・・・」 「いいんだよ、米国までの航海で、訓練すれば。」 「簡単にいいやがる。」 「それで、航路は?」 「やはり、ニューヨーク軍港じやないと、カッコがつかんだろう。」 「では、パナマ運河か。」 「あそこは、だめだ。」 「空母が幅がありすぎる。」 「では、スエズ運河からか。」 「はるばると、地球回游だな。」 「だから、30日前に出るんだ。」 パナマ運河は門で、せき止めて、高低差をクリアしたいるから、幅が狭いのだ。 米国の空母の大きさも、その幅で決まるのだ。 確か、幅が91メートルとか・・ 通過するフネは、それより幅が狭いフネだ。 スエズ運河も、71メートル幅のフネまでだが、この話はラノベだ。 スエズ運河はOKとするのだ。 付随する駆逐艦は3隻だ。 どれも、日本海軍の威信をかけたフネだ。 空母は1隻で、最新型である。 米国民に見せびらかすためだ。 そして、空母の格納庫では、空母整備員への追撃戦闘機の教養が行われていた。 艦載機とは追撃機は違うからだ。 それに、今回の模擬空戦用の戦闘機は試作戦闘機で、整備員には、?、の装備が多いからだ。 与圧操縦席や電波探信儀などだ。 もちろん、空母には電波探信儀は装備しているが、戦闘機の装備したいるのとは水と油ほど違うのだ。 真空管や周波数まで違うのだ。 それに、整備員は機械には強いが、電子部品には弱いヤツが多いのだ。 コンデンサー?てヤツばかりなのだ。 それで、整備員に基礎電子工学から教えるのである。 もちろん、時間外である。 試験もあり、受からないヤツは整備がさせてもらえないのだ。 はっきりいって恥だ。 だから、寝る間も惜しんで、スパナを持つ手をエンピツに替えて勉学である。 そこは、日本人だ、皆がやれば全員がヤルのである。 「五極真空管の構造は理解できましたね。」 「では、フジタくん、何に使うのですか?「」 「えっ、五極管ですか。」 「そうです、2極管は主に整流でしたね、3極は増幅です、では5極は?」 「う、う、う、わかりません。」 「正直でよろしい。」 「5極管は、増幅ですが、さらなる制御ができるのです。」 「それに、電波探信儀の電波発射は真空管の変形した物を使います、通信にはつかえません。」 「なぜですか?」 「周波数を替えれれないからです。」 「形状で、周波数が決まるからです。」 ・・・・・注意! 話は信用しないでください、想像で書いています。 著者
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