B29を撃墜する方法。

ゆみすけ

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侮りがたいぞ、日本軍。

黄色い猿とはいえないぞ。

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 オレは米軍の空母艦載機のパイロットだ。 名前はジョーンズ少尉だ。 おっと階級まで言ってしまった・・・ まあ、いい。 黄色い猿から挑戦状が届いたんだ。 なんでも、黄色い猿の戦闘機と我が米軍の爆撃機との模擬空戦だ。 どうやら、シナからの空爆を裏で、我が国が支援していることが、バレたので、けん制したきたようだ。 「おい、ジョーンズ、今度の日本遠征はどうかな。」 「まさか、黄色い猿にヤラれるとでも。」 「そうは思わないが、1機撃墜されたらしいからな。」 「マグレさ。」 「そうだと、いいんだがな。」 オレの戦友はロバートというが、情けないヤツだ。 黄色い猿に負けるとでも思ってんだか? 「おまえは、どうも弱気でいかん。」 「現実を見てるのさ。」 なにが、現実だ。 4発爆撃機は米国だけだ。 世界で一番の空軍なのさ。 そして、日本からの挑戦に受けて立つことになった。 まあ、当然だな。 全機、撃墜だな。 米国の空母艦載機パイロットは、腕がいいヤツばかりだ。 なんせ、最高のヤツばかり集めたんだからだ。 当然、オレも参加するんだ。 「えっ、戦闘機は無しだと。」 「これは、爆撃機と日本の追撃戦闘機との模擬空戦らしい、それで米軍は4発爆撃機が参加するらしい。」 「なら、オレは爆撃機でもいいから参加させろ。」 と無理にネジこんだんだ。 そして、最新型の4発爆撃機グレートイーグルだ。 オレは正直、初めて見るんだが・・ すばらしい、なにもいうことは無いぞ。 「まあ、シナへ派遣してる機体は出せないからな。」 とは、軍の高官の話だ。 オレは、最新が操縦できるだけで満足さ。 「これなら、黄色い猿の戦闘機なぞ、全機撃墜だぞ。」 そして、羽田で、4発爆撃機を組み立てたんだ。 日本のヤツらは、唖然として見学してたが。 まじ、黄色い猿だな。 眼鏡にデッ歯だ。 たいてい、首からカメラを提げている。 なんとかならんもんかね・・・  「コースオープン。」 隊長機から合図だ。 「OK、テイク・オフ。」 なんなく飛び立った。 「おい、ジョーンズ機長、合図したら操縦を廻せよ。」 と爆撃手のドリスだ。 「あ、あ、了解だ。」 爆撃照準器は精密機械だ。 操作には免許がいるほどだ。 爆撃コースに乗ったら、操縦は爆撃手まかせだ。 まあ、機械がやるんだが・・・ 「きたぞ。」 「おい、意外に速いぞ。」 「なんなく振り切るさ。」 オレはブーストを駆けた。 「まだ、附いてくるぞ。」 「えっ、マジかよ。」 とオレだ。 「いいや、これならどうだ。」 さらに緊急ブーストだ。 「うわっ、くるぞ。」 「カン、カン、カン、カン。」 とゴム弾が当たる音だ。 「やばいぞ、どうする。」 コパイ(副操縦士)のチャーリーが、マジびびってら。 「くそっ、黄色い猿めっ。」 オレは最終のブーストに手が・・「おい、それはヤバイぞ。」 とコパイが助言するが・・ 「ヤツらに撃墜判定されるぞ。」 とうとう、オレは、最後の緊急領域にスロットを入れた。 「第4エンジンから煙だ。」 機銃手が叫ぶ。 「やばい、廻し過ぎだぞ。」 コパイが叫ぶ。 いまさら、後戻りはできない・・・・・
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