日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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満州軍の25両。

九七式魔改造改の満州型。

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 「満州軍戦車隊長からです。」と、満州軍の伝令だ。
加藤中尉へ渡す。
 「ふむ、ぜひ同席して記念写真だそうだ。」「オレもですか。」
「そうだろう。」「軍曹も入ってくれ。」「いいんですか。」
 そして、「待ってると、伝えてくれ。」と、伝令へいう。
しばらくして、満州型の九七式魔改造改が・・・
 「加藤中尉、感謝アルヨ。」と、満州軍隊長だ。
満州軍の戦車隊隊長は、戦車学校の主席(成績1番)だそうだ。
 まあ、指揮官だから当然なんだが・・・
「加藤戦車隊長、願いを聞いていただき感謝アルヨ。」と、同伴の写真屋と新聞記者だ。
 例の満州日報の記者だ。
満州国にとり、ソ連軍との決戦といってもいい戦いだった。
 それが、勝利となったのだ。
まずは、国民へ知らせたいのだろう。
 そして、それには証拠写真が必要だからだ。
写真屋と記者が・・・構図を・・・
 加藤中尉を中心に左右に今野少尉や軍曹、そして満州軍隊長だ。(皆を紹介する雰囲気の満州軍の隊長だ。)
 
 「いいですか、まず1枚。」と、マグネシュムの光がハゼル。
「もう、1枚いきます。」と、どうやら写真屋は日本人のようだ。(記者は満州人だ。)
 紛争現場に新聞記者や写真器をもったカメラマンは不可欠だ。
プロパガンタに使うのだ。
 特に、シナは捏造写真が多い。
上海事変などにも、日本軍の蛮行と題して捏造写真を欧米へばらまいたシナ、軍閥だ。
 有名な写真は、赤ん坊が空爆された家の前で泣いてる写真がある。
それは、シナ人の捏造写真だと判明しているのだ。
 なぜなら、わざわざ赤ん坊を運んできて、燃え墜ちた建物の前に座らせて・・・つまり、一部始終があるからだ。
現在もそうだが・・・特亜三国は捏造やウソばかりなのだ。
 まんまと、それに騙された米国なのである。(当時のルーズベルト大統領だ。)
写真は見るヒトを騙しやすいのだ。
 捏造写真に対抗するには、当方も写真を公表しなければならない。
なにも対抗しないと、捏造写真が真実となってしまうからだ。(嘘を何度も言ってると真実になりかねない。)
 それで、かなり損をしている日本なのだ。
日本人はウソが嫌いだし、ヒトが良すぎるからである。
 それで、シナ人や朝
外見は、すこし似ているが・・・内面は真逆なのである。
 シナ人も鮮人もウソを、息を吐くように平気でいうのだ。
特に、鮮人はウソで騙せば、騙されたヤツが悪いのだそうだ。
 そして、騙した鮮人は、「よくやった。」と、誉められるそうなのだ。
最近の研究で、日本人と朝鮮人とはDNAが違うことが判明したそうなのだ。(DNAとは、体の設計図のようなものだ。)
 つまり、根本の遺伝子が違うのである。
朝鮮半島から、日本人の祖先は渡ってはこなかったのだ。
 我ら日本人は、やつら朝鮮人とは別の人種なのである。

 「加藤隊長殿。」と、満州軍の光琳隊長が覚えたばかりの日本語で・・・
「あなた、満州の英雄アルヨ、あえてうれしい。」と、感涙に・・・
 加藤隊長は、「いいや、ワシは司令のいうことを伝えただけだ。」と、謙遜するが・・・
「いっしょに写真が、うれしいアルヨ。」と、感涙だ。
 満州では軍神、加藤隊長で通じてるのだから・・・
今野少尉が記者へ、「満州型の戦車は九七式の改造版だ・・・」と、説明をしてるようだ。
 当たり障りの無い、軍事機密ではないと信じたい。
満州国には、シナ軍閥のスパイも少なからず居るからだ。
 なんせ、ソ連軍は排除したのだが・・・シナとの紛争は相変わらずだからだ。
光琳隊長が満州日報の記者に、「シナへの対処は言えないアルヨ。」と、日本語で対応している。
 オレ達が居るからだろうか・・・そこまで気を使わなくても・・・
そして、中継車両は軍事機密が多い。
 それで、写真屋や新聞記者がいると無線で知った本郷司令は、「オレは駐屯地へ帰るから。」と、写真を撮影されないように・・・帰還したのだ。
 欧米へ中継車両がバレるのは、マズいからだ。
無線の指向性アンテナは軍事機密だから写真は避けたいのだ。
 そこは、サンダーバードと同じである。
500両のソ連軍T34を翻弄した作戦は、すべてが中継車両があってこそなのである。
 100両の戦車を適材適所へ廻すことができたからだ。
数の敵に対抗するためには、要所要所への戦車の配分が勝利を決定するからだ。
 
 「そうだ、加藤中尉。」と、今野君が忘れてたことを・・・
「ん、どうしたんだ。」と、答える加藤中尉だ。
 「あのう、九九を見せて欲しいんですが?」と、忘れていた大事なことをいう。
「まだ、内部も見てないんですよ。」である。
 「そうか、そうなら見てもいいが・・・機械に触るなよ。」と、注意事項だ。
「えっ、まさか、そんなことはしませんよ。」と、バレたか・・・だ。
 靴のドロを履帯で落として・・・戦車へ・・・
「あれっ、これは鋼鉄製じゃない。」と、驚く。
 「そうだ、新型の装甲だよ。」と、ドヤ顔で答える加藤君だ。
「なんで、できてんですか?」「ワシも知らない。」「まさか・・・」
 「本当だ、謎合金と呼んでるんだ。」と、加藤中尉がいう。
「そうですか、しかし触っても冷たくないな・・・」と、装甲を叩く・・・
 「金属というか、磁気というか、なんともわからないですね。」と、感想だ。
「それに、砲撃が跳ね返った跡がない。」と、驚く。
 「あれだけ、ヤツらの砲撃はすごかったのに・・・」
「どうだ、すごいだろう。」と、自慢する加藤戦車隊長である。
 考えて製造したのは、内地の技師や工場なんだが・・・
「えっ、これはすごいじゃないですか。」と、砲塔から内部を覗いていう今野君だ。
 「触るなよ。」と、注意喚起の加藤中尉だ。
「砲塔に同期して内部も回転するんですね。」「さすが、君は理解がはやいな。」
 「これでも、いちおう、戦車隊長ですから。」
「そういえば、そうだな。」と、加藤隊長がいうのだった。
 

 

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