日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
378 / 393
新潟港から、加藤戦車隊を乗せた艦艇が・・・

日本陸軍の揚陸艦、登場。

しおりを挟む
 ここは、米(こめ)どころ新潟の港である。
軍港ではない。 
 そこへ、陸軍の艦艇が入港してきたのだ。
日本陸軍と海軍は有史以来の猿と犬だ。(桃太郎の猿と犬は、童話であり真実でも史実でもない。)
 そして、陸軍が猿である。
なぜなら、欧米から黄色い猿と揶揄されるのは日本陸軍だからである。
 陸軍の茶色と赤い帯の軍帽から・・・猿の毛と顔と・・・似てるそうだ。
日本はマスゴミや世論に押されて戦争へ・・・そして、はじめは勝ってたが・・・
 相手は、欧米列強だ。 いつまでも、もたない。
しかし、日本が負けいくさのきっかけはミッドウェー海戦のボロ負けなのだ。
 あれが、ターニングポイントなのだ。
陸軍は、それなりの戦果だったのだ。
 兵站の輸送を海軍が渋ったのだ。
それで、飢えにくるしんで陸軍の兵士は倒れていったのだ。 
 なんせ、真珠湾攻撃は海軍の独断だ。
陸軍はマレー半島からの上陸作戦で、確たる戦果だ。
 それを、空母4隻は盗り逃すは、石油タンクは攻撃しないだの・・・海軍は裏切り行為とも言える・・・
そう、五十六は著者に言わせると、米軍のスパイだ。
 空母4隻が日曜に演習にでたのは、米海軍史上、あのときだけだ。(五十六は米国留学組だ。)
あやしいのだ、疑惑は深まったのだ。
 五十六スパイ説だ。
だから、それがバレないように米軍に暗殺された五十六なのだ。
 著者が陸軍びいきなのは、その理由があるからだ。
戦艦大和を洋上ホテルとして、無用に国家財政を破綻させて・・・敗戦の責任を陸軍に取らせて、逃げた海軍だ。
 戦後、GHQにより、陸軍は徹底的に破壊されたが・・・海軍は、まんま生き残っているのだ。
疑惑しかないのだ。
 モリカケじゃないが・・・疑惑は深まるばかりなのだ。

 だから、著者の妄想ラノベは陸軍びいきなのだ。
ソ連軍やシナ軍閥、鮮人兵なぞ・・・鼻で飛ばすのだ!
 そして、陸軍上陸用の揚陸艦は存在するのである。
3万トンの長さ260メートルの巨艦だ。
 もちろん、海軍艦艇ではない。
日本陸軍の御用艦だ。
 もちろん、揚陸艦としての試作艦だ。
それで、戦車や大砲、兵站までも輸送できるし、敵潜水艦や駆逐艦なぞに対抗できるのである。
 兵員も輸送できるし、病院のベットや医療も完備なのだ。
まあ、陸軍の便利フネであるのだ。
 その揚陸艦1号(数、建造するから1号なのだ。)へ、九八式戦車が25両・・・ぞくぞくと乗り込んでいく。
クレーンなんてイレナーのだ。 
 フエリーと同じような戦車も使えるタラップがあるからだ。
船の側面に四角い穴が開いて・・・そこからタラップが岸壁へおりてくるのだ。
 耐荷重50トンのタラップだ。 九八式は35トンだから余裕なのだ。
難点は1両づつしか通過できないことだ・・・
 見上げるような揚陸艦だ。
「なんと、これは、すごいな・・・と、絶句の加藤中尉だ。
 九八式の砲塔に身を乗り出したまま、フネへ入ることができるのだ。
艦内は広い格納庫が・・・25両では余裕だ。
 そこへ、燃料輸送のトラックやら無線中継車やら、工作車まで・・・
海軍の巨艦建造計画は頓挫して、海軍は潜水艦建造へ舵を切ったらしい。
 その予算を陸軍と折半して・・・揚陸艦建造である。
海軍も陸戦隊を造ってるらしいが・・・
 「ふん、所詮、お子ちゃまの遊びだ。」と、小バカにする陸軍だ。
しかし、海軍は陸軍揚陸艦を・・・小バカにしようと・・・だが、逆に唖然として・・・シッポ巻いて逃げ帰ったとか・・・情けないヤツらだ。

 戦闘機の防弾燃料タンクや防護壁、そして使える無線電話機など、陸軍は諸君が思ってるほど精神論ばかりではないのだ。
 バンザイ突撃なぞ、あるわけ無いのだ。
あれは、パヨクが日本軍を貶めるためのブラフだ。
 米軍は日本陸軍のゲリラ戦に手を焼いていたのだ。
米軍の機関銃へむけて突撃なぞ、誰がやるもんか!
 少し考えればわかるのだ。
すべて、パヨクの日本軍を貶めるブラフだということがだ。
 確かに、玉砕はあったのだが・・・それは、最後の1兵まで戦うという、日本軍だからである。
米国のワナにハマって始めた戦争だが・・・終わりを考えないで始めたことがバカだったのだ。
 日清、日露、第1次大戦参戦も、勝てると踏んだからである。
大東亜戦争は勝てないと、はじめからわかったいた戦争だ。
 陸軍も海軍も勝てないと、計算で出してるのだから・・・
では、なぜ、戦争に踏み切ったのか・・・それは、米国、ルーズベルトの罠なのだ。
 そして、それで漁夫の利を得た、シナ共産党なのだ。
ソ連のコミンテルンとつるんだルーズベルトの大馬鹿者なのだ。
 その弊害が、いまのシナ対米国になってるのだ。
東条首相は、米国がシナという怪物を・・・と、遺書を残しているのだ・・・・
 日本という対共産主義の壁を壊した米国だ。(原爆まで、2発も墜としたのだ。) 
マジで、バカな国、米国なのだ。(永遠に忘れないぞ。)
 友人は選ぶべきなのだ。
外見は似てるかもしれないが・・・真逆のシナと日本なのだ。
 話を戻そう・・・

 「加藤中尉殿、そろそろいいですか。」「あ、あ、なんとか25両乗り込みました。」
「では・・・おい、出るぞ。」と、揚陸員が手を振る。
 「艦長へ伝達、準備OKだ。」「了解。」
やがて、汽笛が鳴り。 
 陸軍揚陸艦は岸壁を離れる・・・
見送りは作業員と陸軍の関係者くらいだ。
 なんとも寂しい見送りだが・・・(そんな、時間はないからだ。)
艦内では、すでに、対ソ連軍の作戦会議が始まっていたのである。
 あらゆる作戦と不遇の事態へ備えなければならないからだ。
そう、危機管理というヤツだ。
 「いいか、ソ連軍は1000から500だ。」と、作戦参謀が吠える。
さすがに、内地で温室暮らしの戦車隊員らは・・・茫然と・・・
 「いま、満州国には75両の戦車が待機している。」「おお。」
「オレ達と合わせて100両だ。」
 「敵は10倍から5倍だ。」
「いくさは、数ではない。」
 「いいか、その場その場の対応がすべてを決めるのだ。」
「そのための対応会議だ、頭より体でおぼえることだ。」「・・・・」
 「あのう?」「ん、市橋隊員、なんだ?」
「からだに脳味噌はありませんが・・・」
 思わすビンタの構えの参謀だ。
すると、市橋隊員のからだが・・・ビンタにかまえる・・・
 「それだ、おまえできるじゃないかっ。」と、参謀だ。
「いま、考えるヒマなぞなかったろう・・・」
 「いいか、相手はソ連軍という共産党軍だ。」
「共産党の恐ろしさは知ってるな。」「ハイ、強制労働や粛清が・・・」「言いたいことが、言えない。」
 「そうだ、ヤツらの國はそうなんだ。」
「満州は日本と同体だ。」「満州の次は日本へヤツラが来るぞ!」
 「絶対に、日本を共産党の天下にしてはならん。」「これは、絶対だ。」
「いいか、肝に銘じろ!!!」
 陸軍上陸用揚陸艦1号は大連港まで、16時間だ。


 

 
 
 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

旧式戦艦はつせ

古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

生残の秀吉

Dr. CUTE
歴史・時代
秀吉が本能寺の変の知らせを受ける。秀吉は身の危険を感じ、急ぎ光秀を討つことを決意する。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...