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サンドイッチは食い物ではないぞ。
陶器であって、陶器ではないのだ。
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「装甲は何だと思う?」と、クイズを出す加藤君だ。
「はぁ、合金じゃない、サンドウイッチですか?」「まさか、食えるんですか。」
「・・・・」さすがに、冗談だよなという顔の加藤中尉だ。
「サンドイッチ構造というらしい。」と、専門用語が・・・
「なにがなんだか、わかりませんが。」と、今野少尉が答える。
「うむ、では回答を・・・」と、誰かさがしてるようだ。
「おい、ヤツはどこいった。」と、整備員へ聞く加藤中尉だ。
なんや、中尉殿もシラネーのだな。」・・・とは、言わない今野君である。
すこしは、空気を読めるのだ。
「はい、加藤さん。」と、砲塔から顔が出る。
さん呼びだから、主任技官クラスだな。
「おお、斎藤技官、教えてやってくれ。」「長くなりますが・・・」「かまわんぞ。」
「では、あれは本職が大阪の陸軍工廠で・・・」と、長い話がはじまったようだ。
しかし、加藤中尉のてまえ、聞かずばならない今野君だ。
読者諸君も耐えがたきを耐えて聞いてほしい・・・
「八九式の装甲板の厚さを検討したいたんです。」
「はじめは、1センチでした。」「それで、機銃やピストルなどで試したんですよ。」
「とりあえず、サンハチ式歩兵銃や30年式銃は抜けませんでした。」
「距離は?」「え~っと、300ですか。」
「まあ、軍同士が戦うギリだな。」と、加藤中尉が加える。
「そして、シナ軍から鹵獲したモーゼル小銃を試したのです。」
「例のヤツだな。」「あれには、散々苦労させられたぞい。」と、加藤中尉が懐かしむ。
「9ミリの金属薬莢の新式です。」と、モーゼル銃の説明だ。
「ドイツの精度の高い工作ですし、フランスで造られた無煙火薬のスグレモノですよ。」
「そこまでは、わかります。」と、今野君だ。
今野君も下士官だ、それくらいは知ってるのだ。
「ところが、1センチの鋼板が抜けてしまったんですよ。」と、斎藤君が・・・驚いた顔を演ずる。
「さすがに、モーゼル銃は・・・幹部は声もでなかったですよ。」
「それで、当然、これではいかん、となる訳ですが。」
「防弾鋼板を厚くすれば解決ですが、船で戦車は運ぶんですよ。」「そうですね。」
現在でも、戦車は揚陸艦で運ぶのだ。
「つまり、船へ載せるクレーンの重量制限がありまして・・・」
「それで、戦車の重さは決まってしまってるんですよ。」
「しかし、1センチでは歩兵の銃でも・・・抜かれてはダメですよ。」
「それで、ギリ17ミリにきまったんですよ。」と、裏話だ。
「重量は13トンで押さえたんですよ。」
「でも、確か15トンクレーンだと聞いたが。」と、今野君が、余計な一言だ。
「空車で、13トンということですよ。」「砲弾やら燃料、無線機を入れると・・・」
「すんませんでした。」と、謝罪する今野君である。
自家用車の車検証にある、車台重量と全備重量と同じことである。
まあ、日本軍戦車が巷でブリキだと揶揄されるのは、そういうことなのである。
そんな戦車でも、シナ軍には十分だったのだ。
なんせ、シナ軍には戦車が無い、自身で造れないからである。
それで、ドイツからモーゼル銃を輸入するしかなかったのだ。
青龍刀では、銃には勝てないからね・・・
さて、話をラノベへ戻そう。
斉藤主任技官の苦労話は後編へ・・・
「はぁ、合金じゃない、サンドウイッチですか?」「まさか、食えるんですか。」
「・・・・」さすがに、冗談だよなという顔の加藤中尉だ。
「サンドイッチ構造というらしい。」と、専門用語が・・・
「なにがなんだか、わかりませんが。」と、今野少尉が答える。
「うむ、では回答を・・・」と、誰かさがしてるようだ。
「おい、ヤツはどこいった。」と、整備員へ聞く加藤中尉だ。
なんや、中尉殿もシラネーのだな。」・・・とは、言わない今野君である。
すこしは、空気を読めるのだ。
「はい、加藤さん。」と、砲塔から顔が出る。
さん呼びだから、主任技官クラスだな。
「おお、斎藤技官、教えてやってくれ。」「長くなりますが・・・」「かまわんぞ。」
「では、あれは本職が大阪の陸軍工廠で・・・」と、長い話がはじまったようだ。
しかし、加藤中尉のてまえ、聞かずばならない今野君だ。
読者諸君も耐えがたきを耐えて聞いてほしい・・・
「八九式の装甲板の厚さを検討したいたんです。」
「はじめは、1センチでした。」「それで、機銃やピストルなどで試したんですよ。」
「とりあえず、サンハチ式歩兵銃や30年式銃は抜けませんでした。」
「距離は?」「え~っと、300ですか。」
「まあ、軍同士が戦うギリだな。」と、加藤中尉が加える。
「そして、シナ軍から鹵獲したモーゼル小銃を試したのです。」
「例のヤツだな。」「あれには、散々苦労させられたぞい。」と、加藤中尉が懐かしむ。
「9ミリの金属薬莢の新式です。」と、モーゼル銃の説明だ。
「ドイツの精度の高い工作ですし、フランスで造られた無煙火薬のスグレモノですよ。」
「そこまでは、わかります。」と、今野君だ。
今野君も下士官だ、それくらいは知ってるのだ。
「ところが、1センチの鋼板が抜けてしまったんですよ。」と、斎藤君が・・・驚いた顔を演ずる。
「さすがに、モーゼル銃は・・・幹部は声もでなかったですよ。」
「それで、当然、これではいかん、となる訳ですが。」
「防弾鋼板を厚くすれば解決ですが、船で戦車は運ぶんですよ。」「そうですね。」
現在でも、戦車は揚陸艦で運ぶのだ。
「つまり、船へ載せるクレーンの重量制限がありまして・・・」
「それで、戦車の重さは決まってしまってるんですよ。」
「しかし、1センチでは歩兵の銃でも・・・抜かれてはダメですよ。」
「それで、ギリ17ミリにきまったんですよ。」と、裏話だ。
「重量は13トンで押さえたんですよ。」
「でも、確か15トンクレーンだと聞いたが。」と、今野君が、余計な一言だ。
「空車で、13トンということですよ。」「砲弾やら燃料、無線機を入れると・・・」
「すんませんでした。」と、謝罪する今野君である。
自家用車の車検証にある、車台重量と全備重量と同じことである。
まあ、日本軍戦車が巷でブリキだと揶揄されるのは、そういうことなのである。
そんな戦車でも、シナ軍には十分だったのだ。
なんせ、シナ軍には戦車が無い、自身で造れないからである。
それで、ドイツからモーゼル銃を輸入するしかなかったのだ。
青龍刀では、銃には勝てないからね・・・
さて、話をラノベへ戻そう。
斉藤主任技官の苦労話は後編へ・・・
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