日本戦車を改造する。

シベリア鉄道の完成。

とうとう、来たかっ！

　「イワン司令。」「なんだ。」
「とうとう、シベリア鉄道の完成が迫りましたぞ。」と、副官がモスクワからの通信文を読む。
　「そうか、長かったな。」
「それで、途中の湖は？」「そこは、迂回線路の建設が遅れてまして。」「ううむ、そうか。」
　シベリア鉄道は路線の途中に湖があるのだ。
そこは、輸送船で貨車や客車を・・・つまり、フェリーだ。
　そこが、ネックだが・・・線路はロシアの幅が広い１５２０ミリもあるのだ。
ちなみに、我が日本は１０６７ミリだ。
　新幹線は１４３５ミリ、近鉄もそうだ。
国土が大きいほど線路幅が広いようである。
　日本は明治に英国の技師が・・・小人のような日本人はトロッコ機関車でいいのだ・・・と、したからである。
まあ、当時の国民は小柄だったのだ。
　確か、平均が１５０センチくらいだったような。
それで、当時の戦闘機の座席も小さくて・・・外人には不評なのだそうだ。
　明治村で走ってる機関車に当時の客車が・・・座席は小さくて・・・現在の半分くらいなのである。（幼児用と同じくらいだ。）

　「それなら、あの新型戦車が運べるな。」と、期待を膨らませる司令官である。
そう、新型T３４戦車である。
　あの、戦車帝国のドイツ軍をすべての面で打ち負かした・・・ソ連軍の期待の新星なのである。
唯一の欠点は無線機だけなのだ。
　しかし、ソ連軍の無線機は・・・日本より劣るのである。
あの、黄色い猿よりだ。
　それが、イワン司令の、如何ともしがたい屈辱なのである。
あの、出っ歯のメガネの黄色い猿にだ・・・
　あとは、首からカメラを提げれば・・・典型的な日本人観光客のできあがりである。
（情報が古いが・・・そこは、ご勘弁を・・・）
「もう、ヤツらの卑怯な手で負けることはなくなるぞ。」と、豪語するイワン司令官である。
　「そうだ、そうだ。」の副官である。
２回の遠征で、煮え湯を飲まされて敗退したソ連軍だからである。
　欧州での紛争でモスクワのコミンテルンが満州どころではないからだが・・・
欧州の紛争がソ連軍のT３４で鎮静化してるのだ。　
　モスクワの幹部の眼が、そろそろシベリア基地へ・・・それまでに、結果を出したいイワン司令官である。

　ところで、なぜイワン司令官がシベリア鉄道の完成で新型戦車を運べると・・・
それは、ロシア独特の線路幅のことである。
　T３４は重量が３０トンあまりあるのだ。
いままでのシベリア鉄道では耐荷重が・・・３０トンもないのである。
　軟弱な土壌のせいなのだが・・・コンクリで固めなければならない。
その工事が・・・強制労働者が増えたので・・・完成したのである。
　つまり、共産党の粛清で強制労働させられるヤツが増えたからだ。
ソ連は粛清された強制労働者の労働で国が栄えていたのである。
　現在のシナ・共産党と同じだ。
チベット・ウイグル族などの強制労働者は１０００万を超えるとか・・・
　もちろん、強制労働だ、賃金なぞタダなのだ。
食事と収容所があるだけだ。
　そして、ウイグルの若いオナゴはシナの人民解放軍の無料の慰安婦なのである。
シナ大陸で産まれたら・・・悲惨な末路なのか・・・
　マジで、神様なんて存在を否定したくなるのである。
全く、ヒトとしての文明の進化はないのかっ・・・と、言いたいのだ。
　古代の秦王朝と物の発展はあるが・・・ヒトの根本的な生き方が・・・まったく進歩がないのだ。
日本で生まれてよかったと・・・いまごろ、ウイグル産まれなら・・・家畜のごとく臓器を盗りだされて・・・
　特亜三国と関わっては亡国なのだ。

　「こんどこそ、黄色い猿に眼にモノ見せてくれようぞ。」と、気勢をあげるイワン司令官だ。
「なんせ、ドイツ野郎が逃げ出したんですから・・・」と、賛同する副官だ。
　ドイツ帝国は無敵と豪語するⅢ号戦車を２００両あまり、投入した作戦だった。
もはや、紛争という範疇ではないが・・・
　ソ連軍は、T２６B型ではドイツ軍のⅢ号戦車に対抗できない・・・
それで、T３４という新型戦車を投入したのだ。
　このT３４という新型は・・・予想外な活躍で・・・ドイツ軍の戦車を撃破したのだ。
もともと、ロシアは陸軍国だ。
　それで、ソ連軍も、それなりの陸軍国の伝統を革命政府でも、受け継いでるのである。
はじめはドイツ帝国優勢の紛争だったが・・・とうとう、ソ連軍にも盛り返すときが・・・

　「モスクワからの連絡では、新型戦車をシベリア鉄道完成に合わせて送ってくれそうです。」と、通信文を読む副官だ。
　もう、勝ったも同然のイワン司令が・・・顔がニヤけて止まらないのだ。
「ウオッカだっ、ウオッカを持ってこい。」と、侍従兵へ・・・
　「やはり、ウオッカが無いと始まりませんな。」と、副官が賛同する。
勝つ前に・・・戦勝パーティが始まるシベリア基地である。
　ロシアの野郎どもは・・・ウオッカに始まり・・・ウオッカで、終わるのだ・・・
これは、事実なのである。
　ロシア人の野郎はウオッカの飲みすぎで・・・寿命が１０年ほど・・・少ないらしいのだ。（本当です。）
でも、寒さで凍るシベリアだ。
　ウオッカでも飲まないと、やってられんのだ。