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九七式の魔改造しか無いっ!
新規の製造が間に合わない。
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日下部補佐と加藤中尉の話し合いは・・・さらに続く・・・
「それで、この九七式では、勝てないと・・・」と、補佐が聞いた。
「それは、実際にソ連軍の新型と対戦しなければ・・・わかりませんが。」
「でも、本職は勝てないと想像します。」と、中尉だ。
「T26B型でも、満州での模擬戦闘は勝てなかったんですから・・・」と、残念な話が・・・
「・・・・・」「では、どうすれば・・・いいのか・・・」と、補佐が呻く・・・
「いや、ここは新規作成は時間的に無理と・・・」と、中尉だ。
「まあ、新規には最低数年は・・・かかりますから。」と、補佐だ。
「たとえ、設計図があっても生産ラインなどの構築に数年は・・・かかりますからな。」と、補佐が加える。
「まあ、戦車は1両が世界イチの性能でも、敵が多数では・・・」と、
「しかし、10匹の羊に1頭のオオカミは無双ですよ。」と、中尉がいう。
そうなのだ、実際に石原莞爾が50万のシナの軍閥軍相手に1万の関東軍の精鋭で勝利してるからだ。
数は、多いほど勝てるが・・・それがすべてではないのだ。
シナ軍はドイツ帝国から武器を手に入れていたが・・・50万も・・そろわない。
そして、軍事訓練もいい加減だった。
なにより、国を守る気概がなかったのだ。
烏合の衆の50万と、精鋭軍それも天下の日本陸軍だ。
あえて言おう、3000人の日本陸軍とシナ兵50万が戦っても、十分に勝算があるのだ。
それが、石原莞爾の作戦だ。
作戦の神様の石原莞爾である。
作戦は50万のシナ兵に点で攻め込むのだ。
そして、点を結んで線にするのである。
そして、線を結んで面にするのである。(優秀な日本兵だから出来る技である。)
「つまり、数はソ連軍より少なくても作戦や運用でカバーできるということですか。」と、補佐だ。
「そうです、もちろん数はある程度は必要ですが。」と、中尉だ。
満州平原の戦車戦で内地では得られない経験をした中尉の話は、納得をもって受け入れられたのである。
では、九七式の試作戦車への魔改造のシナリオを読者諸氏へ開示しよう。
なお、軍機(軍事機密)なので、口外は厳禁である。
① 57ミリ短砲身は長砲身のマズルブレーキ付き。
② 前面装甲に追加の増加装甲を1センチ。
③ 前面機銃は砲塔のみ。
④ 砲塔旋回は電動式へ。
⑤ 砲塔は床も同期して旋回する方式へ改造する。
⑥ V型12気筒ジーゼルエンジンはV型16気筒に。
⑦ V型16気筒にするために車台を1メートル延長する。(車内の拡張)
⑧ 砲塔には同軸機銃7,7ミリと57ミリ砲のみとする。(砲塔の2丁の機銃は失くす。)
⑨ 榴弾ではなく、硬質徹甲弾を新造する。
➉ 信地旋回 (その場での旋回)ができるように、無限軌道と変速機の改良。
⑪ 無線機の振動対策。
⑫ 同時通話装置を乗員全員へ。
以上が・・・改造項目である。
そして、九七式中戦車は、全長が6.5メートル 幅が2.5メートル 全高が2.33メートル
と諸元が訂正されたのだ。
ジーゼルエンジンは1気筒が1,8リットルだ。
これは、ジーゼルだから1気筒1800ccが造れるのだ。
ガソリンだと、1気筒あたり800cc以上は効率が悪くなる。
そして、空冷である。
液冷だと、銃撃でラジエターに穴が開けば・・・オーバーヒートしてエンコだからだ。
ここで、最大の改造は砲塔のカゴ式である。
いままでは、砲塔が廻れば、乗員(操縦者以外9は車内で足で動いて方向を変えていたのだ。
それが、床と砲塔が同時に動くので、戦闘に集中できるようになったのだ。
史実では、戦後になってからである。
「あ、あ、これなら基本的に車台や諸々の改造は最低限で済みそうですね。」と、主任技師が補佐にいう。
「うむ、ここまで煮詰めるに苦労したんだよ。」
「でも、これなら・・・すごい戦車になりそうですね。」と、主任だ。
「そうでが、あくまでソ連軍の新型に対抗するためだ。」と、補佐がいう。
「いつ、ソ連軍が新型を投入してくるか・・・」と、補佐が危惧するのだ。
「それで、生産は、どうなってる。」と、補佐が・・・
「え、え、なんとか月に10両は完成できるそうです。」と、主任が・・・
「月、10両かっ・・・せめて、100両は満州へ送りたいが・・・」
「それなら、エンジンや部品を送って、現地生産がいいかと。」と、いいだす主任だ。
これが、満州戦車開発会社(マンマの名前だ。)の開設理由だそうだ。
「それで、この九七式では、勝てないと・・・」と、補佐が聞いた。
「それは、実際にソ連軍の新型と対戦しなければ・・・わかりませんが。」
「でも、本職は勝てないと想像します。」と、中尉だ。
「T26B型でも、満州での模擬戦闘は勝てなかったんですから・・・」と、残念な話が・・・
「・・・・・」「では、どうすれば・・・いいのか・・・」と、補佐が呻く・・・
「いや、ここは新規作成は時間的に無理と・・・」と、中尉だ。
「まあ、新規には最低数年は・・・かかりますから。」と、補佐だ。
「たとえ、設計図があっても生産ラインなどの構築に数年は・・・かかりますからな。」と、補佐が加える。
「まあ、戦車は1両が世界イチの性能でも、敵が多数では・・・」と、
「しかし、10匹の羊に1頭のオオカミは無双ですよ。」と、中尉がいう。
そうなのだ、実際に石原莞爾が50万のシナの軍閥軍相手に1万の関東軍の精鋭で勝利してるからだ。
数は、多いほど勝てるが・・・それがすべてではないのだ。
シナ軍はドイツ帝国から武器を手に入れていたが・・・50万も・・そろわない。
そして、軍事訓練もいい加減だった。
なにより、国を守る気概がなかったのだ。
烏合の衆の50万と、精鋭軍それも天下の日本陸軍だ。
あえて言おう、3000人の日本陸軍とシナ兵50万が戦っても、十分に勝算があるのだ。
それが、石原莞爾の作戦だ。
作戦の神様の石原莞爾である。
作戦は50万のシナ兵に点で攻め込むのだ。
そして、点を結んで線にするのである。
そして、線を結んで面にするのである。(優秀な日本兵だから出来る技である。)
「つまり、数はソ連軍より少なくても作戦や運用でカバーできるということですか。」と、補佐だ。
「そうです、もちろん数はある程度は必要ですが。」と、中尉だ。
満州平原の戦車戦で内地では得られない経験をした中尉の話は、納得をもって受け入れられたのである。
では、九七式の試作戦車への魔改造のシナリオを読者諸氏へ開示しよう。
なお、軍機(軍事機密)なので、口外は厳禁である。
① 57ミリ短砲身は長砲身のマズルブレーキ付き。
② 前面装甲に追加の増加装甲を1センチ。
③ 前面機銃は砲塔のみ。
④ 砲塔旋回は電動式へ。
⑤ 砲塔は床も同期して旋回する方式へ改造する。
⑥ V型12気筒ジーゼルエンジンはV型16気筒に。
⑦ V型16気筒にするために車台を1メートル延長する。(車内の拡張)
⑧ 砲塔には同軸機銃7,7ミリと57ミリ砲のみとする。(砲塔の2丁の機銃は失くす。)
⑨ 榴弾ではなく、硬質徹甲弾を新造する。
➉ 信地旋回 (その場での旋回)ができるように、無限軌道と変速機の改良。
⑪ 無線機の振動対策。
⑫ 同時通話装置を乗員全員へ。
以上が・・・改造項目である。
そして、九七式中戦車は、全長が6.5メートル 幅が2.5メートル 全高が2.33メートル
と諸元が訂正されたのだ。
ジーゼルエンジンは1気筒が1,8リットルだ。
これは、ジーゼルだから1気筒1800ccが造れるのだ。
ガソリンだと、1気筒あたり800cc以上は効率が悪くなる。
そして、空冷である。
液冷だと、銃撃でラジエターに穴が開けば・・・オーバーヒートしてエンコだからだ。
ここで、最大の改造は砲塔のカゴ式である。
いままでは、砲塔が廻れば、乗員(操縦者以外9は車内で足で動いて方向を変えていたのだ。
それが、床と砲塔が同時に動くので、戦闘に集中できるようになったのだ。
史実では、戦後になってからである。
「あ、あ、これなら基本的に車台や諸々の改造は最低限で済みそうですね。」と、主任技師が補佐にいう。
「うむ、ここまで煮詰めるに苦労したんだよ。」
「でも、これなら・・・すごい戦車になりそうですね。」と、主任だ。
「そうでが、あくまでソ連軍の新型に対抗するためだ。」と、補佐がいう。
「いつ、ソ連軍が新型を投入してくるか・・・」と、補佐が危惧するのだ。
「それで、生産は、どうなってる。」と、補佐が・・・
「え、え、なんとか月に10両は完成できるそうです。」と、主任が・・・
「月、10両かっ・・・せめて、100両は満州へ送りたいが・・・」
「それなら、エンジンや部品を送って、現地生産がいいかと。」と、いいだす主任だ。
これが、満州戦車開発会社(マンマの名前だ。)の開設理由だそうだ。
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