日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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機敏さを取るか、装甲を取るか・・・

帯に短し、たすきに長し

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 「ううむ、どうしたものか・・・」と、今野少尉は悩む。
重い砂袋を乗せれば、装甲はOKだが、こんどは速度が遅くなる。
 「まてよ、ただでさえ、戦車は重いし、それで速度は40キロと言ってるが。」 「あ、あ。」
「実際は、35くらいなんだぞ。」「そうなのか。」と、主任だ。
 「なんせ、練兵場は整地された場所だが、戦場は荒れ地だ。」と、今野がぼやく。
「なるほど、でも戦闘機に機銃で上からでは、対空戦車しか抵抗できないぞ。」と、主任技師だ。
「対空戦車は機銃座に装甲がないじゃないか・・・」と、今野少尉だ。
「・・・・・・・」沈黙の主任技師だ。 確かに、4連装対空機銃は装甲が無い。
 いや、駆逐艦では砲塔の形式の装甲があったんだが・・・・重すぎて戦車が・・・
「あ、あ、それは装甲が戦車では使えないんだ。」「なんせ、でかいからな。」
確かに、駆逐艦の砲塔は戦車の車台には載せられない。

 「とにかく、砂袋で試してみたら。」と、提案する主任である。
それで、麻布の砂袋に砂をいれて、砲塔の周りに・・・
「これは、格好悪いぞ。」「無い方がいいぞ。」「かしこくも、陛下から頂いた兵器が・・・」と、評判が悪いのだ。  ちなみに、戦車には菊のご紋章は入っていない。 あれは、海軍の軍艦であり、陸軍は海軍の真似はしないからだ。 

 じつは、はじめは戦車にも、菊のご紋章があったのだ。 しかし、増加装甲が使えない・・・
戦車隊員の命と、菊のご紋章と・・・・そこは、当然、隊員の命である。 なんせ、皇軍は陛下の軍であり。
兵隊は陛下の兵であるわけだ。 なら、兵が兵器より大切なのはあきらかなのだ。 兵器はモノであり、兵隊はヒトであるからである。 
 しかしだ。 一部には極端な国粋主義者がいて、大論争になったのであるが・・・
戦うのは兵隊である。 戦車が戦うのではなく、戦車に搭乗した戦車隊員が戦うのだ。
 そう、国粋主義者は、ある意味で九条教の信者と同じだ。 
戦争の放棄という、米軍が7日で作った日本国憲法の9条を信仰する、左翼のバカどもである。  
 菊のご紋章は形があるだけだ。 憲法9条も条文だけである。 敵から菊のご紋章は国民を守らないし、9条も敵のミサイルから国民を守らない。 国民を守るのは、兵隊(ヒト)である。
ヒトが守るのだ。 簡単なことであるのだ。
 まあ、中国共産党の独裁国家を信奉する左翼の連中など、日本には必要ではない。 さっさと、中国へでも移民するべきである。 止めないから。 日本には、日本を愛する国民しか、イラネーのだ。
 日本死ねと、言ったヤツは、さっさといなくなってほしいのだ。 中国は、よろこんで受け入れてくれるだろう。 そして、内臓を米国へ売られて・・・ ざまあ味噌汁だ。 
 愛国心の無いヤツは、日本国にはイラネーのである。  もちろん、これは妄想ラノベである。 
それで、妄想の暴言を吐きまくるのだ。 

 「で、結局は砂袋で、決まりかよ・・・」と、今野少尉はガッカリである。 なんか、秘密の合金でも・・・と、妄想が・・・
「命が格好より大切だからな。」と、主任技師が慰めるのでありました・・・ めでたし、めでたし・・・
 (ちなみに、砲塔は砂袋を乗せると開かないから、そこは無しである。 対策は先送りだ。)



 
  
  

 
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