戦国時代に機関車。

ゆみすけ

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無線電信装置を考案する。

電気の発電と真空管。

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  無線機だ、種子島までのフネには無線機が必要だ。 電信のモールス信号でいいから・・・ 無線機があれば、遭難や南蛮人に備えることができるのだ。 早馬や早駕籠などは、必要ない。 無線機である。 まずは、発電機である。 大型の発電機は水力発電で完成したいたが。 小型の船舶に載せる発電機があれば海賊対策にも使えるのだ。 最初の無線機は火花式の無線機だ。 コイルに電気を溜めて放電して、その放電の火花で電波を出すのだ。 そして、コヒーラ菅という、ガラスの筒に金属粉を入れて、接点をつけた検知装置で検波していたのだ。 周波数はアンテナの長さやコイルで調整したいたらしい。 もう、不安定な代物である。 とても、種子島から本土までは届かないだろう。 そrで、真空管を造ることにした。 ガラス菅の中を真空にする必要がある。 それで、真空ポンプが必要なのだ。 そして、真空管を温めるヒーターのニクロム線が必要だ。 ニクロム線はニッケルとクロムの合金だったかな・・・ そして、コヒーラ検波では不安定だから、真空管検波しかない。 まだ、ゲルマニュウムは採れないし。  発電機はあるが、蒸気船は蒸気機関で発電できるから、その電力で無線機が使えそうだ。 南蛮船が漂着する前に鉄砲を種子島へ渡すために、ここは無線機なしで、出港してもらうのである。 時間が、そうなのだ、いつ南蛮船が漂着するか、わからないのである。 史実では南蛮船ではなく、シナのジャンク船という話や倭寇(シナ人が倭寇に化けている。)という話もあるが・・・ オレとしては、間に合えばいいのだ。 確か、鉄砲の秘密を教えるかわりに幼女を南蛮人に渡したとか聞いてるのだ。 オレは、日本の幼女は絶対に南蛮人には触れさせない。 3メートル以上に近づくこと厳禁とするのだ。 これは、絶対である。 それに、オレは足軽大将がくれたオナゴだけなのだ。 まあ、他のオナゴに手を出す暇がないだけだが・・・ 「いいか、この鉄砲は商売の見本として置いていくのを忘れるなよ。」 「売り物ではないからね。」 「あ、あ、承知してるだよ。」 種子島までの蒸気船に船頭に確認する。 「無線機はないが、そこを頼むぞ。」 というと、「任されよ。」 との船頭の答えだった。 おそらく、蒸気船でも30日はかかるだろう。 本格的に蒸気船を運用するまでに、無線機(もちろん、電信である。 電話はまだである。) の実用化だ。 実用化までに電信の操作員の育成も兼ねるのだ。 電信も信号はモールスの日本語音符を使った。 ・-がイのヤツである。 もちろん、救難信号は・・・ --- ・・・ のSOSに指定した。 ここは譲れないのである。 蒸気船用の新型機関も教育した学生らが、実験中らしい。 やっと、育てた連中が使えるようになってきた。 でないと、欧州へ殴り込みができない・・・・・
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