戦国時代に機関車。

ゆみすけ

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日本の戦国時代ではないのか?

微妙に違和感があるのだが・・・

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 ここは、日本の戦国時代なのか。 ふと、思った。 村の衆の顔は日本人だし、村の衆もオレを仲間と思っている。 異国人ではない、同じ人種と思っている。 足軽大将も、そうだろう。 そして、「ここは、どこなんですか?」 と、とうとう聞いたのだ。 えっ、とした顔の足軽大将だ。 「おみゃああ、なにをいっちょるか。」 「ここは、美濃の国じゃ。」 「美濃?」 美濃といっても広い地域だ。 「美濃の山東村じゃ。」 「サントウ?」 足軽大将は地面に図を描いた。 山の東だから、山東らしい。 オレは美濃の生まれだが、山東なんて聞いたことがないが・・・ 「そんで、おみゃあは、どこの生まれだがや。」 そういえば、言葉がナゴヤ弁風だ。 「オレは、美濃の井口だ。」 とテキトーに知ってる古い地名を言った。 「それは、どこや?」 「しらんのけ?」 「まあ、いい、それより、どうして、そんなこと聞いたのだ。」 「オレは、どこにいるのか、わからんかっんだ。」 「まあ、いろいろあるから、深く考えんことだんべ。」 ナゴヤ弁と東北が混じってる。 言葉は日本語が通じる。 字もカナやひらがなも同じだ。 地名と方言が、バラバラだ。 過去の日本へ・・・では無いのかな。 なんとも、言えない。 そうだ、アレも、これもでは、中途半端だ。 そうして、夕暮れだ。 暗くなれば寝る時間だ。 そのとき、閃いた。 まだ、ランプを作ってないな。 そして、灯油だ。 それは、植物油でなら代用できそうだ。 ガラスか、山で鉱脈を掘らなきゃ・・・ これは、夢だな。 夢か・・・ 「おい、眼をさませ!」 「えっ、どうしたんだ。」 「言うことがあるのだ。」 「おまえを、過去へ飛ばした。」 「すると、時空が影響を受けて、歴史が・・」 「まあ、いいわい。」 「わたしは、神ではない。」 「どう見ても、神には見えないな。」 「いらんことだ。」 ご立腹のようだ。 「おい、おい、おまえには説明していくが、いいかこれは命令だ。」 「・・・・」 「いいか、聞け。」 「聞いてるよ。」 「これは、思考を過去へ飛ばしてるんだ。」 「歴史は改変されたらしいが・・・」 「まあ、いいわい。」 そればっかだ。 「いいかっ、おまえが居る時代は、まだ日本の軍事力が世界有数のころだ。」 「そこから、取り残されないようにするのが、おまえの役目だ。」 「だから、お前に、思考を送ろうと思う。」 「睡眠時間なら思考を送れるからだ。」 「なにか、知りたいことを思考すれば、それを睡眠時間に、当方から送ろう。」 「つまり、知識の助けだな。」 「あ、あ、それなりの知識だが、ないよりはマシだと思うが。」 「あ、あ、自分の限界を感じていたから、ありがたい話だな。」 ・・・・・ そして、朝が来た・・・・・
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