戦国時代に機関車。

ゆみすけ

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アロエで傷を治す。

生で使ってはダメだ。

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 アロエは鎌倉時代のころに日本へ伝来した植物だ。 日本の気候で普通に育つはずだ。 確か、水のやり過ぎには注意だったかな・・ しかし、付近の農家や足軽大将の家では、見かけないのだ。 「アロエは無いんですか?」 「なんじゃ、それは?」 見たことないらしい。 それで、絵に描いて見せた。 モロ、サボテンだ。 「いくさでは、手傷を負うでしょう?」 「そろゃ、そうだんだ。」 「その傷に、この草の茎を塗ればいいんですよ。」 「薬草じゃろか?」 「そうですよ。」 「京にはあるやも?」 そうして、アロエを探しに、仲間が旅立った。 かなりの路銀がいるが、いくさに備えねばということらしい。 使い方は教えた。 直にアロエの草をつけたら、雑菌がついてしまう。 それで、すり潰して、煮て、軟膏を造るんだ。 それを、貝殻に入れておく。 当時、足軽はいくさで、負傷しても、ロクな手当はなかった。 薬草なんて無理、それに、軍医なんて居ないのだ。 各自で、テキトーな手当で終わりだ。 それで、この足軽大将の村は、体に傷が残っているヤツが多いのだ。 当時、手足が無くなれば、血が流れすぎて、まず戦死だ。 細菌や消毒の知識が乏しい時代である。 そして、30日くらいで、サボテンもどきのアロエが持ち込まれた。 日本の気候で、アロエは普通に育つ、たしか水のやりすぎに注意だったかな・・ とくに、冬はダメだ。 そして、種がないから、接ぎ木か株分けで増やすんだったかな。 こうなると、知識が乏しいから、カンだな。 見た目がサボテンだから、外見で広まらなかったようだ。 アロエの軟膏は絶大なる威力だった。 遠くからでも、分けてくれとヒトがやってきた。 オレは、分け隔てなく、配るように、そして作り方も教えた。 足軽大将は不満だったようだ。 しかし、ナイチンゲールではないが、武士の情けは必要なのだ。 当時、まだ武士道なる道は、まだ無い。 それで、傷や病気に関しては秘密にはしてはならない、との規則をつくった。 当時、女性の化粧に白粉は有毒、つまり皮膚によくなかったはずだ。 それで、白粉もダメと、まあ足軽の妻は使えなったが・・ 当時から、日本は識字率が高かった。 それで、カナ、ひらがなは誰でも読めた。 それで、和紙にアロエ軟膏の使い方を書いて、他のダメな迷信も書いたのだ。 アロエ軟膏が効果があれば、書いてある他の内容も本当となるのである。 戦国時代は旅行なんて、できないと思っていた。 ところが、十分に路銀さえあれば旅ができた。 雨露は凌げたし、食事もOKだ。 そして、いくさばかりでも無いのだ。 人さらいの話は聞くが、あまり現実の話は聞かないのだ。 オレとしては、トイレが板みたいなヤツでお尻を拭くのがイヤなだけだ。 紙は無い。 和紙は、お高いのだ。 それで、葉っぱか杓みたいなヤツで、ウンチを拭くのだ。 なんとかならんかよ~だ。 あと、ウンチは肥溜めで溜めて肥料として使うのは江戸時代と同じだ。 肥溜めには落ちたくないものだ・・・・
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