戦国時代に機関車。

ゆみすけ

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刀鍛冶の話。

砂鉄。

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 井戸の装置で、弁が1番大切だ。 
つまり、空気が漏れないようにするためだ。 
 だから、木製ではダメだ。 
うまく動かない。 
 やはり、金属の板が必要だ。 
そして、ゴムが無い。 
 ゴムの木はインドネシアまで行かないと・・ 
とても戦国では、なら代わりの物はないか? 
 そして、蝶番だが・・・それは、足軽の鎧の胴丸に使ってあったのだ。 
まあ、ここはゴムは無しで、ラフ・スケッチだ。 
 それを職人や大工に見せる。 
すると、足軽大将が刀鍛冶、つまり鍛冶屋へオレを連れてってくれた。 
 製鉄は砂鉄だ。 
砂金を採るやり方を同じだ。 
 それを、鋼に加工して、それから鍛えて金具を作るのだ。 
蝶番は銅製だ。 
 まてよ、鉄は錆びるから、ここは、銅がいいはずだ。 
しかし、たしか緑色の錆は体に毒かな・・ 
 しかし、ステンレスは、まだ鍛冶屋の製鉄の温度では無理だ。
反射炉での製鉄が必要だが、反射炉が無い。 
 反射炉を作らねば。 
耐火レンガをどうするか・・ もう、おつむが一杯だ。 
 しばらく落ち着いて考えよう。 
すると、足軽大将が、オレに「オナゴが欲しいか?」と聞いてくる。 
 つまり、オレが詰まったから、余計なお世話を考えたのだ。 
まわりは、まあ、それなりのオナゴしかいない。 
 現代のオナゴは皆無だ。 
それでも、食事の世話はしてくれるし、川へ洗濯にも行ってくれる。 
 ありがたい、とても良く働くのだ。 
ベトナムやカンボジアの女性のように働くのだ。 
 それで、おまかせで、と頼んだ。 
すると、オレ専用に下女を都合してくれた。 
 まあ、誰かのお古だろうが・・・ しかし、それは考え違いだった。 
 とても幼い少女だ。 12歳らしい。 
そうだった、その昔は12歳、つまり初潮があれば女なのだ。 
 16歳の制限なぞ無い時代だ。 
青少年育成条例なぞ、なにそれの時代だ。 
 ある意味、大賛成なのだ。 
オレはロリなのだ。 
 そして、とても素直なオナゴなのだ。 
言われたとうりなのだ。 
 しかし、言われたことしかやらない。 
打てば響かない。 
 そうか、教育が言葉と生活くらいで、教養が皆無なのだ。 
和歌も読めないのだ。 
 まあ、オレも読めないが。 
それでも、ひらがなは読めるし、書けたのだ。 
 江戸時代の識字率は95パーセントだった。 
字が読めないヤツなんていないのだ。 
 よく、落語で、字が読めない八っさんが・・それは落語だからである。 
ここの戦国の村では、お寺の坊主が、ガキを集めて字を教えていた。 
 オトコとオナゴは別々にだ。 
農民でも、全員が読み書きはできるのだ。 
 農民は田植えや稲刈りなど暦がわからないと困るのだ。 
そして、銅の弁で、木製の四角い井戸が完成した。 
 試しにカシャカシャしてみる。 
水が流れだした。 
 おお、お、成功だ。 
集まった連中は手を叩いて大はしゃぎである。 
 連続に水が出て、桶はあっというまに一杯だ。 
これなら、フロも沸かせそうだ。 
 いままで、フロ桶に水を足すのに苦労したことか・・・  
問題は木製ということだけだ。 
 つまり、木製では定期的に交換しなければならない。 
これでは、お寺の釣り鐘と同じに鋳物で作らねばならんかな。 
 つまり砂型に溶かした銅を流し込んで造るんだ。 
まてよ、胴体だけなら陶器でもいけるんじゃあ・・・・・
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