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ソ連軍の弱点が露呈してしまったぞ。
責任感が無い下士官と、責任を部下へ押し付ける下士官。
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日本軍の弱点を米軍は先の大戦で解析していたそうだ。
それは、ズバリと的を射ているのだ。
指揮官がヤラれた日本軍は統率がグタグタだということだ。
つまり、指揮官をヤラれたら・・・いままでの日本軍は何だったんだというほど弱体化してしまうと・・・
ところが、米軍は指揮系統は現場優先なのである。
現場の下士官へ銃撃から撤退まで・・・あらゆる判断を現場にさせているのだ。
これは、現在の会社員も同様だ。
なんでも、本社の指示を仰ぐという・・・まあ、著者は何とも言えないが・・・
そして、ソ連軍にも同様な弱点が隠れていたのだ。
ロシア、ソ連軍は兵士は畑で盗れるというコトワザがあるそうだ。
つまり、兵士なぞ銃を持って立ってればイイくらいの感覚がソ連軍なのである。
まあ、蒙古兵が典型なんだが・・・蒙古兵はソ連兵の弾除けにしかならないからね。
蒙古兵が何人ヤラれようが補充はモンゴル平原から獲ってくればいいからだ。
そこに、人権という近代的な考えなんてソ連軍には皆無だ。
ソ連軍が欧州戦線で地雷原に遭遇したときだ・・・
1列に蒙古兵が並ぶのだ。
そして、地雷原に向かって歩くのだ。
そして、所々で・・・地雷が爆発して蒙古兵が粉々に・・・隙間ができると、蒙古兵が補充されるのである。
これが、ソ連軍の地雷原突破の方法らしい。
これには、さすがのドイツ帝国軍も対抗方策が無かったとか・・・
もちろん、地雷で爆死した蒙古兵の家族へ遺族賠償なんて無いぞ。(コスパがイイのだ。)
だいたい、蒙古兵は草原から獲ってくるんだ、名簿も無いからね・・・
アフリカ黒人の奴隷並みの境遇なのである。
まあ、先の大戦の史実は置いといて・・・ラノベの再開だ。
我がラノベの皇国軍(我が日本陸軍)は、ブラック軍隊では無いのである。
もちろん、戦場での休憩は適宜だが・・・
現場の下士官へ判断を任せているのだ。
これは、米軍の方式を取り入れたものである。
戦場では、なにがあるか・・・わからないからだ。
とんでもないことが起こるのが戦場なのだ。
机上の空論では想像もできないことが起こるのだ。
それで、現場の判断を優先させているのだ。
それは、派遣軍の指揮官が藤川軍曹(下士官)であることからもわかるだろう。
本来なら、最低でも少尉とか・・・
ところが、派遣軍は軍曹が指揮官だ。
まあ、部下が20名ほどだからなんだが・・・
その軍曹が指揮官で派遣軍は露スケの侵攻を2回も防いでいるのだ。
内地から民間の視察団体が派遣軍を訪問したことがあった。
「藤川軍曹さん、ですか。」「え、え。」
「内地は指揮官が少尉と聞きましたが・・・」
「まあ、そうですね。」
「はじめは、戸惑いましたが・・・」と、軍曹は続ける・・・
「満州平原で戦闘は日露戦争以来ということで、陸軍省も希望者を募ったんですが・・・」
「誰も、わざわざ辺鄙な満州くんだりで戦死なんて、イヤですからね。」
「それで、当時の陸軍士官学校の卒業生へ白羽の矢が立ったんです。」
「そこで、これは内緒なんですが・・・希望者がいないので、クジになって・・・」
と、明かす軍曹だ。
「えっ、そうだったんですか。」と、ドン引きする民間人だ。
「まあ、クジ運が悪かったんですよ。」と、あきらめ口調の軍曹だ。
「しかし、満州も悪くは無いです。」と、ある意味でニンマリの藤川君だ。
なぜって・・・可憐で清楚な満州娘がいるからだが、そのことは言えないからね。
「満州は内地防衛の要(かなめ)とおもっています。」
「ここも、最近は産業が発展して戦車開発もできるようになってきました。」
「派遣戦車隊は隊員は少ないですが、内地の安全は任せてください。」と、力説する軍曹である。
民間視察団体は派遣軍が不当な扱いをうけていないか・・・調査のためだったんだが・・・
現段階で戦死者がゼロという派遣軍の宣伝になってしまったようだ。
さて、場面はハルピンからチチハルの間の大草原だ。
「いいか、それぞれの戦車を隠してみろ。」と、指示を出す藤川軍曹だ。
「ふむ、なかなかいいぞ。」
地面からは砲塔しか見えないようだ。
「砲塔は回転できるか確認しろ。」と、追加するが・・・
左右の盛り土で砲塔が回転しずらいことが判明したのだ。
「いかん、おい。」「やりなおしだ。」
「いいか、砲塔が廻るように・・・」
「軍曹殿。」「ん、なんだ。」
「それでは、敵から丸見えですぞ。」
「土屯の術では、かすかに見えるのが・・・」
「わかった、わかった。」
「せめて30度は左右に振れるように、それだけはやれよ。」と、厳命する軍曹だ。
待ち伏せ攻撃は自然と一体にならねばならない。
でないと、敵に感ずかれるからだ。
「ところで、軍曹殿。」「なんだ?」
「砲弾は榴弾ですか徹甲弾ですか。」「それは、おのおのの砲手に任せるぞ。」
「いいか、初弾を外すなよ。」「外せば、待ち伏せがオジャンだからな。」
そうなのだ、初弾で砲撃を外したら・・・待ち伏せ攻撃はオジャンなのだ。
現、陸上自衛隊も初段で命中は鉄板らしい。(当たって、当たり前田のクラッカーなのだ。)
外したら、恐ろしい罰ゲームの餌食だからである。
先輩のイジメなんて、なんのことはないが・・・初弾を外して受ける罰ゲームほど恐ろしモノは無いそうだ。(ある陸自の新兵談)
現在の陸自は砲弾も少なく、訓練で的を外して砲弾を無駄にしたら・・・周りの隊員からの非難の眼が・・・耐えられないらしい。
せめて、訓練砲弾くらい余裕で使って欲しいものである。
それは、ズバリと的を射ているのだ。
指揮官がヤラれた日本軍は統率がグタグタだということだ。
つまり、指揮官をヤラれたら・・・いままでの日本軍は何だったんだというほど弱体化してしまうと・・・
ところが、米軍は指揮系統は現場優先なのである。
現場の下士官へ銃撃から撤退まで・・・あらゆる判断を現場にさせているのだ。
これは、現在の会社員も同様だ。
なんでも、本社の指示を仰ぐという・・・まあ、著者は何とも言えないが・・・
そして、ソ連軍にも同様な弱点が隠れていたのだ。
ロシア、ソ連軍は兵士は畑で盗れるというコトワザがあるそうだ。
つまり、兵士なぞ銃を持って立ってればイイくらいの感覚がソ連軍なのである。
まあ、蒙古兵が典型なんだが・・・蒙古兵はソ連兵の弾除けにしかならないからね。
蒙古兵が何人ヤラれようが補充はモンゴル平原から獲ってくればいいからだ。
そこに、人権という近代的な考えなんてソ連軍には皆無だ。
ソ連軍が欧州戦線で地雷原に遭遇したときだ・・・
1列に蒙古兵が並ぶのだ。
そして、地雷原に向かって歩くのだ。
そして、所々で・・・地雷が爆発して蒙古兵が粉々に・・・隙間ができると、蒙古兵が補充されるのである。
これが、ソ連軍の地雷原突破の方法らしい。
これには、さすがのドイツ帝国軍も対抗方策が無かったとか・・・
もちろん、地雷で爆死した蒙古兵の家族へ遺族賠償なんて無いぞ。(コスパがイイのだ。)
だいたい、蒙古兵は草原から獲ってくるんだ、名簿も無いからね・・・
アフリカ黒人の奴隷並みの境遇なのである。
まあ、先の大戦の史実は置いといて・・・ラノベの再開だ。
我がラノベの皇国軍(我が日本陸軍)は、ブラック軍隊では無いのである。
もちろん、戦場での休憩は適宜だが・・・
現場の下士官へ判断を任せているのだ。
これは、米軍の方式を取り入れたものである。
戦場では、なにがあるか・・・わからないからだ。
とんでもないことが起こるのが戦場なのだ。
机上の空論では想像もできないことが起こるのだ。
それで、現場の判断を優先させているのだ。
それは、派遣軍の指揮官が藤川軍曹(下士官)であることからもわかるだろう。
本来なら、最低でも少尉とか・・・
ところが、派遣軍は軍曹が指揮官だ。
まあ、部下が20名ほどだからなんだが・・・
その軍曹が指揮官で派遣軍は露スケの侵攻を2回も防いでいるのだ。
内地から民間の視察団体が派遣軍を訪問したことがあった。
「藤川軍曹さん、ですか。」「え、え。」
「内地は指揮官が少尉と聞きましたが・・・」
「まあ、そうですね。」
「はじめは、戸惑いましたが・・・」と、軍曹は続ける・・・
「満州平原で戦闘は日露戦争以来ということで、陸軍省も希望者を募ったんですが・・・」
「誰も、わざわざ辺鄙な満州くんだりで戦死なんて、イヤですからね。」
「それで、当時の陸軍士官学校の卒業生へ白羽の矢が立ったんです。」
「そこで、これは内緒なんですが・・・希望者がいないので、クジになって・・・」
と、明かす軍曹だ。
「えっ、そうだったんですか。」と、ドン引きする民間人だ。
「まあ、クジ運が悪かったんですよ。」と、あきらめ口調の軍曹だ。
「しかし、満州も悪くは無いです。」と、ある意味でニンマリの藤川君だ。
なぜって・・・可憐で清楚な満州娘がいるからだが、そのことは言えないからね。
「満州は内地防衛の要(かなめ)とおもっています。」
「ここも、最近は産業が発展して戦車開発もできるようになってきました。」
「派遣戦車隊は隊員は少ないですが、内地の安全は任せてください。」と、力説する軍曹である。
民間視察団体は派遣軍が不当な扱いをうけていないか・・・調査のためだったんだが・・・
現段階で戦死者がゼロという派遣軍の宣伝になってしまったようだ。
さて、場面はハルピンからチチハルの間の大草原だ。
「いいか、それぞれの戦車を隠してみろ。」と、指示を出す藤川軍曹だ。
「ふむ、なかなかいいぞ。」
地面からは砲塔しか見えないようだ。
「砲塔は回転できるか確認しろ。」と、追加するが・・・
左右の盛り土で砲塔が回転しずらいことが判明したのだ。
「いかん、おい。」「やりなおしだ。」
「いいか、砲塔が廻るように・・・」
「軍曹殿。」「ん、なんだ。」
「それでは、敵から丸見えですぞ。」
「土屯の術では、かすかに見えるのが・・・」
「わかった、わかった。」
「せめて30度は左右に振れるように、それだけはやれよ。」と、厳命する軍曹だ。
待ち伏せ攻撃は自然と一体にならねばならない。
でないと、敵に感ずかれるからだ。
「ところで、軍曹殿。」「なんだ?」
「砲弾は榴弾ですか徹甲弾ですか。」「それは、おのおのの砲手に任せるぞ。」
「いいか、初弾を外すなよ。」「外せば、待ち伏せがオジャンだからな。」
そうなのだ、初弾で砲撃を外したら・・・待ち伏せ攻撃はオジャンなのだ。
現、陸上自衛隊も初段で命中は鉄板らしい。(当たって、当たり前田のクラッカーなのだ。)
外したら、恐ろしい罰ゲームの餌食だからである。
先輩のイジメなんて、なんのことはないが・・・初弾を外して受ける罰ゲームほど恐ろしモノは無いそうだ。(ある陸自の新兵談)
現在の陸自は砲弾も少なく、訓練で的を外して砲弾を無駄にしたら・・・周りの隊員からの非難の眼が・・・耐えられないらしい。
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