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ソ連軍、T-3型の鹵獲。
鹵獲兵器の活用だ。
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ソ連軍がモンモンハンから撤退して、モンゴル共和国へ・・・こうして、2度目のソ連軍の侵攻を防ぐことができた派遣軍だが・・・
今回のソ連軍の侵攻を防いだ功労者は騎馬隊であると、満州政府国防部へ進言する藤川軍曹だ。
なぜなら、我が皇軍は1両の戦車を破壊したが、満州軍騎馬隊は4両もの戦車の破壊に成功したからである。
このことは、満州軍へ自信と誇りを植え付けることになったのだ。
4両の満州軍の破壊した敵戦車は奉天市の広場へ運ばれて・・・展示されたのだ。
「カンジン隊長を呼べ。」「ハ、ハハァ~ッ。」と、国防大臣が皇帝から下知が・・・
その功績により、勲章と満州軍の陸戦参謀へ地位が・・・ようは、軍師である。(位は少尉から少佐へ)
軍師とは、古くは孫子や孔明の事である。
敵戦車の破壊には日本軍の対戦車地雷の効用があったんだが・・・なんせ、対戦車地雷は軍事機密なのだ。
つまり、公にはできない代物なのである。
とくに、対戦車に特化した地雷だからだ。
対人地雷は非人道的であるとして、皇国は今上陛下から禁止と下知されていたのだ。
なぜなら、民間人を殺傷しかねないからである。
敵兵だけを殺戮するならOKなんだが・・・誰でも、踏んだら死傷するからだ。
対戦車地雷はヒトが踏んでも爆発しない、かなりの金属重量が加わらない限りは爆発しないのだ。
そのころ、奉天市内の戦車開発会社へ鹵獲した戦車が運ばれてきたのだ。
履帯を修理して、八八式2両で牽引してきたのだ。
そして、工場で砲身だけ抜かれたのだ。
その砲身へ脚と緩衝装置を取り付けて、テストを射場で行うこととなった。
標的にはニャンニャン装甲の板が置かれる。(しっかりと固定してある。)
「いいですか。」「うむ。」
赤い旗が振られる。(砲撃よし、の合図だ。)
「てぇーーーーっ。」と、合図だ。
「ドウン。」と、ソ連製50ミリ砲が吠える。
300メートル離れた標的へ・・・「ガウン。」と、砲弾は跳ね返った。
「よし、砲撃やめっ。」
緑の旗が振られる。
技師連中は標的の状態を観にいく・・・
「ほう、砲弾が跳ね返った跡が、あるぞ。」と、白い噴煙の跡が・・・
「よし、次は150メートルだ。」
150メートルの位置に標的が現れる。(もちろん、新しい標的だ。)
なお、標的を狙うには、電波計測はしない。
なぜなら、距離がわかってるからだ。
そして、照準器は旧型の光学式だ。
光学式は現在の74式戦車にも使われているのだ。
砲塔の防盾に開いてる穴がある。
向かって左側が砲手の光学式照準器の穴だ。
向かって右側は同軸機銃の銃口だ。
砲塔内で車長は、大抵左側だそうだ。
砲手は右側が多い。
どうしてだろうか?
航空機の機長も左側だ。
右側はコパイ(副操縦士)だ。
「よし。」「狙いました。」
「てぇーーーっ。」「ドウン。」
「バウン。」と、砲弾が跳ねて・・・土嚢へ突き刺さる。
ちなみに、装薬はしてない砲弾だからね。
重さやバランスは実砲弾と同じだが、試射用砲弾だ。
「砲撃ヤメッ。」「採点だ。」
ぞろぞろと係官が、標的へ・・・「結構、遠いな。」と、つぶやく。
「ふむ、150でも抜けないか。」
「あたりまえですよ。」「これで、抜かれたら怖くて戦車なんて乗ってられないですよ。」
「隊員が平気でソ連軍へ向かっていけるのも、ニャンニャン装甲があってですからね。」
「内地の防衛戦なら生死を賭けてもいいですが、満州は外地ですから。」と、小声で駄弁る。
大きな声では言えないが、所詮は外地(日本本土では無い。)だから、隊員も生死は賭けたくないの当たり前田のクラッカーだ。
それでは、史実の話を・・・
「そうだが。」「では、先の大戦で戦車の隊員は神風特攻の操縦士と同じだったんだな。」
「そうですね、相手は米軍のM4シャーマンでしたからね。」
「まったく、我が国の戦車(九七式中戦車)では、側面を至近距離でやっと撃ち抜けるか・・・ですから。」
「機甲科の連中も軍神だな。」
絶対に戦死すると、わかっていても戦った陸軍戦車隊員は著者にとり軍神なのだ。
著者なら、怖くて戦車には乗れない・・・歩兵の方が生きる道は、まだあるかも・・・なのだ。
では、妄想ラノベへ・・・
「よし、今度は100だぞ。」
係官が標的を100メートルへ新設する。
こうして、数多くの試射が・・・
「おい、あまり標的が近いと跳ね返りが怖いんだが・・・」と、主任技師がビビビのネズミ男だ。
「そうですね、なら地下壕へ退避しますか。」
「砲撃はリモコンで・・・」
「そうなら、はやく言ってくれよ。」と、係官全員が退避壕へ・・・試射で殉職は、さすがにイヤだからね。
退避壕には潜望鏡があり、そこから標的を観察できるのだ。
「おう、よく見えるじゃないか。」
「戦車にも、これが欲しいぞ。」と、藤川軍曹だ。
「でかくて、重くて無理ですよ。」と、一蹴されることに・・・
「でも、新型なら無理して載せられないこともないですが・・・」と、矢田主任だ。
「では、期待します。」と、藤川君がねだる。
まるで、裸眼で外部を観察できるようだからだ。
ドイツ帝国軍のオットー・カリウス戦車長も、「必ず、裸眼で確認することだ。」と、名言を残している。
それほど、当時光学技術が優秀だったドイツでも、裸眼で見ろなのだ。
「よし。」「てぇーーーっ。」
「ドウン。」
「バカン。」と、変な破壊音が・・・
「よし、砲撃ヤメ~ッ。」
「採点だ。」
ぞろぞろと、退避壕から・・・「あれっ。」「ドアが・・・」
「開かないぞ。」
足でドンドン蹴ってるが・・・ビクともしないようだ。
「おい、戦場でもないのにこんなことって・・・あるんかい。」と、突っ込みが・・・入る。
「いや、マジだぞ。」
「どうやら、砲撃の跳弾でドアが変形したようだ。」
「仕方がない、非常脱出口を使おう。」と、主任がいう。
「えっ、あそこかよ。」と、他の連中が・・・
非常脱出口は細いパイプを這いずって・・・匍匐前進(ほふくぜんしん)なのである。
それも、上へ登るパイプだ。
ひと汗も二汗も・・・普段、運動なぞやってない技師連中にとり苦痛なのである。
平気だったのは、藤川軍曹だけだったそうな・・・
そして、やっと這い出てきた技師連中が・・・半壊した試射場の建物を・・・
「なんと、50ミリ砲は威力があるなぁ。」
「いくらなんでも、距離10メートルでやるからだぞ。」と、非難の声も・・・
そして、「おい、採点は?」
「そうだった。」と、標的へ・・・眼が・・・
「えっ!」と、皆が固まった。
そこには、少し凹んだ標的が鎮座していたのだ。
「おう、少し凹んだぞ。」
「近接砲撃で抜けなかったぞ。」
「これは、すごいぞ。」
「海軍へ売り込めるぞ。」
「やつらが頭を下げるぞ。」
と、やんや、やんやの騒動が・・・
当時、海軍では大型空母の装甲甲板を試作して・・・陸軍の正規空母へ挑戦状を・・・叩きつけていたのだ。
「これなら、500キロ爆弾も防げそうだ。」
「よし、早速試してみよう。」
対ソ連軍戦車の試射だったんだが・・・いつのまにか、対海軍空母対策に、なってしまった様子である。
ホントに、我が皇国における両軍同士の縄張り根性は・・・井戸の中の蛙であるようだ。
この争いは、当時のドイツ帝国の総統(アドルフ・ヒトラー)に散々バカにされたのだ。
世界広しといえど、陸軍で空母(あきつ丸)や潜水艦(ゆ艇)を建造したのは、我が皇軍だけだろう。
あきつ丸や、ゆ艇は史実で妄想では無いのだ。
今回のソ連軍の侵攻を防いだ功労者は騎馬隊であると、満州政府国防部へ進言する藤川軍曹だ。
なぜなら、我が皇軍は1両の戦車を破壊したが、満州軍騎馬隊は4両もの戦車の破壊に成功したからである。
このことは、満州軍へ自信と誇りを植え付けることになったのだ。
4両の満州軍の破壊した敵戦車は奉天市の広場へ運ばれて・・・展示されたのだ。
「カンジン隊長を呼べ。」「ハ、ハハァ~ッ。」と、国防大臣が皇帝から下知が・・・
その功績により、勲章と満州軍の陸戦参謀へ地位が・・・ようは、軍師である。(位は少尉から少佐へ)
軍師とは、古くは孫子や孔明の事である。
敵戦車の破壊には日本軍の対戦車地雷の効用があったんだが・・・なんせ、対戦車地雷は軍事機密なのだ。
つまり、公にはできない代物なのである。
とくに、対戦車に特化した地雷だからだ。
対人地雷は非人道的であるとして、皇国は今上陛下から禁止と下知されていたのだ。
なぜなら、民間人を殺傷しかねないからである。
敵兵だけを殺戮するならOKなんだが・・・誰でも、踏んだら死傷するからだ。
対戦車地雷はヒトが踏んでも爆発しない、かなりの金属重量が加わらない限りは爆発しないのだ。
そのころ、奉天市内の戦車開発会社へ鹵獲した戦車が運ばれてきたのだ。
履帯を修理して、八八式2両で牽引してきたのだ。
そして、工場で砲身だけ抜かれたのだ。
その砲身へ脚と緩衝装置を取り付けて、テストを射場で行うこととなった。
標的にはニャンニャン装甲の板が置かれる。(しっかりと固定してある。)
「いいですか。」「うむ。」
赤い旗が振られる。(砲撃よし、の合図だ。)
「てぇーーーーっ。」と、合図だ。
「ドウン。」と、ソ連製50ミリ砲が吠える。
300メートル離れた標的へ・・・「ガウン。」と、砲弾は跳ね返った。
「よし、砲撃やめっ。」
緑の旗が振られる。
技師連中は標的の状態を観にいく・・・
「ほう、砲弾が跳ね返った跡が、あるぞ。」と、白い噴煙の跡が・・・
「よし、次は150メートルだ。」
150メートルの位置に標的が現れる。(もちろん、新しい標的だ。)
なお、標的を狙うには、電波計測はしない。
なぜなら、距離がわかってるからだ。
そして、照準器は旧型の光学式だ。
光学式は現在の74式戦車にも使われているのだ。
砲塔の防盾に開いてる穴がある。
向かって左側が砲手の光学式照準器の穴だ。
向かって右側は同軸機銃の銃口だ。
砲塔内で車長は、大抵左側だそうだ。
砲手は右側が多い。
どうしてだろうか?
航空機の機長も左側だ。
右側はコパイ(副操縦士)だ。
「よし。」「狙いました。」
「てぇーーーっ。」「ドウン。」
「バウン。」と、砲弾が跳ねて・・・土嚢へ突き刺さる。
ちなみに、装薬はしてない砲弾だからね。
重さやバランスは実砲弾と同じだが、試射用砲弾だ。
「砲撃ヤメッ。」「採点だ。」
ぞろぞろと係官が、標的へ・・・「結構、遠いな。」と、つぶやく。
「ふむ、150でも抜けないか。」
「あたりまえですよ。」「これで、抜かれたら怖くて戦車なんて乗ってられないですよ。」
「隊員が平気でソ連軍へ向かっていけるのも、ニャンニャン装甲があってですからね。」
「内地の防衛戦なら生死を賭けてもいいですが、満州は外地ですから。」と、小声で駄弁る。
大きな声では言えないが、所詮は外地(日本本土では無い。)だから、隊員も生死は賭けたくないの当たり前田のクラッカーだ。
それでは、史実の話を・・・
「そうだが。」「では、先の大戦で戦車の隊員は神風特攻の操縦士と同じだったんだな。」
「そうですね、相手は米軍のM4シャーマンでしたからね。」
「まったく、我が国の戦車(九七式中戦車)では、側面を至近距離でやっと撃ち抜けるか・・・ですから。」
「機甲科の連中も軍神だな。」
絶対に戦死すると、わかっていても戦った陸軍戦車隊員は著者にとり軍神なのだ。
著者なら、怖くて戦車には乗れない・・・歩兵の方が生きる道は、まだあるかも・・・なのだ。
では、妄想ラノベへ・・・
「よし、今度は100だぞ。」
係官が標的を100メートルへ新設する。
こうして、数多くの試射が・・・
「おい、あまり標的が近いと跳ね返りが怖いんだが・・・」と、主任技師がビビビのネズミ男だ。
「そうですね、なら地下壕へ退避しますか。」
「砲撃はリモコンで・・・」
「そうなら、はやく言ってくれよ。」と、係官全員が退避壕へ・・・試射で殉職は、さすがにイヤだからね。
退避壕には潜望鏡があり、そこから標的を観察できるのだ。
「おう、よく見えるじゃないか。」
「戦車にも、これが欲しいぞ。」と、藤川軍曹だ。
「でかくて、重くて無理ですよ。」と、一蹴されることに・・・
「でも、新型なら無理して載せられないこともないですが・・・」と、矢田主任だ。
「では、期待します。」と、藤川君がねだる。
まるで、裸眼で外部を観察できるようだからだ。
ドイツ帝国軍のオットー・カリウス戦車長も、「必ず、裸眼で確認することだ。」と、名言を残している。
それほど、当時光学技術が優秀だったドイツでも、裸眼で見ろなのだ。
「よし。」「てぇーーーっ。」
「ドウン。」
「バカン。」と、変な破壊音が・・・
「よし、砲撃ヤメ~ッ。」
「採点だ。」
ぞろぞろと、退避壕から・・・「あれっ。」「ドアが・・・」
「開かないぞ。」
足でドンドン蹴ってるが・・・ビクともしないようだ。
「おい、戦場でもないのにこんなことって・・・あるんかい。」と、突っ込みが・・・入る。
「いや、マジだぞ。」
「どうやら、砲撃の跳弾でドアが変形したようだ。」
「仕方がない、非常脱出口を使おう。」と、主任がいう。
「えっ、あそこかよ。」と、他の連中が・・・
非常脱出口は細いパイプを這いずって・・・匍匐前進(ほふくぜんしん)なのである。
それも、上へ登るパイプだ。
ひと汗も二汗も・・・普段、運動なぞやってない技師連中にとり苦痛なのである。
平気だったのは、藤川軍曹だけだったそうな・・・
そして、やっと這い出てきた技師連中が・・・半壊した試射場の建物を・・・
「なんと、50ミリ砲は威力があるなぁ。」
「いくらなんでも、距離10メートルでやるからだぞ。」と、非難の声も・・・
そして、「おい、採点は?」
「そうだった。」と、標的へ・・・眼が・・・
「えっ!」と、皆が固まった。
そこには、少し凹んだ標的が鎮座していたのだ。
「おう、少し凹んだぞ。」
「近接砲撃で抜けなかったぞ。」
「これは、すごいぞ。」
「海軍へ売り込めるぞ。」
「やつらが頭を下げるぞ。」
と、やんや、やんやの騒動が・・・
当時、海軍では大型空母の装甲甲板を試作して・・・陸軍の正規空母へ挑戦状を・・・叩きつけていたのだ。
「これなら、500キロ爆弾も防げそうだ。」
「よし、早速試してみよう。」
対ソ連軍戦車の試射だったんだが・・・いつのまにか、対海軍空母対策に、なってしまった様子である。
ホントに、我が皇国における両軍同士の縄張り根性は・・・井戸の中の蛙であるようだ。
この争いは、当時のドイツ帝国の総統(アドルフ・ヒトラー)に散々バカにされたのだ。
世界広しといえど、陸軍で空母(あきつ丸)や潜水艦(ゆ艇)を建造したのは、我が皇軍だけだろう。
あきつ丸や、ゆ艇は史実で妄想では無いのだ。
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