67 / 95
皇軍(日本軍)の新型八九式中戦車とは?
史実とは違った、本命戦車だぞ!!!
しおりを挟む
満州軍騎馬隊がソ連軍の足止めに成功した知らせは・・・無線電信で奉天市内にある派遣戦車隊の電波通信塔が受信した。
電信電波だったから混信にも強く、ソ連軍のジャミングにも紛れることはなかった。
「うむ、さすが我が軍の無線電信だ。」「露スケのジャミングでも混信することもないぞ。」
「なに、なに、足止め成功だと。」
「おい、4両の履帯を切ったそうだ。」「これで、ヤツらは11両だぞ。」
「早急にチチハルの藤川軍曹へ打電しろ。」「ハイ。」
奉天からチチハルは距離にして、1000キロを越える。
とても、短波無線でも・・・無理なんだが・・・
なんと、中継用の通信車両を戦車開発会社が造っていたのだ。
その、中継車が奉天からチチハル間に2台ほど展開している。
まあ、給油トラックのタンクを外して、替わりに中継無線機と交流発電機・高利得アンテナを搭載したのだ。
それで、広大な満州平原でも無線でやり取りができるようになったのだ。
「軍曹殿。」「ん、なんだ。」
「奉天から電文です。」と、乱数表で機密電信を解読した文面が渡された。(乱数表は毎日替わるのだ。)
「なになに、ほう・・・足止めに成功だと。」「さすが、騎馬隊だな。」
「馬に乗ってるだけじゃないな。」と、感心する軍曹だ。
まあ、朝倉君の的確な指示と騎馬隊の地雷の取り扱いがよかったからだ。
「10個の地雷で4両も足止めさせるなんて、騎馬隊の運用に道が開けたな。」と、感心する軍曹だ。
いくら、狭い峡谷へ仕掛けたといっても、打率が4割なんて・・・まあ、ソ連軍戦車隊が間抜けなだけなんだが・・・それでも、貴重な戦果だ。
「あと、11両だな。」
「よし、なら・なんとかできそうだな。」と、顔に希望が・・・
なぜなら、今回の対ソ連軍には、たった1両だが・・・最新型の八九式中戦車が参加してるからだ。
もちろん、試作戦車だから誤動作や欠点はこれから検証するんだが・・・
兵器や武器は戦場で使ってナンボだからだ。
諸元や性能では、兵器の実力は判断できない。
戦場では、何が起きるかわからないからね。
藤川軍曹は八八式改より倍ほども大きい、自身が搭乗する八九式を砲塔上から眺めたのだ。
砲塔旋回も八八式は手動ハンドルだった。
それが、足にペダルがあり、それを踏むと電動で砲塔が旋回するのだ。
手動だと50秒ほどだが、電動なら29秒で1周できるのだ。
ただし注意点は、あまり廻すと感覚が狂ってしまうことだ。
平衡感覚が狂って、空間失調症になりかねないのだ。
そう、自衛隊のF35が墜落した事故と同様だ。
富士学校の模擬トレーナーで訓練したが・・・なかなか苦労した軍曹だ。
砲手が新型照準機を使用書を観ながら・・・チンプンカンプンのようだ。
新型照準機は照準器(器ではない、機だ。)ではない。
極超短波を敵へ放射して、往復の時間を計測して距離を割り出すのだ。
なんと、最高でミリ単位まで観測できるらしい。(誤差はコンマ1ミリだそうだ。)
いままでの光学照準器は振動に弱かったのだ。(光学ガラスはひび割れやすい。)
戦車に振動はつきものだ。
それで、振動に強い照準器を研究してたら・・・電波式の電子機器になったらしい。
金属製の真空管は振動や熱に強く、ドイツ帝国の対戦車砲で砲撃しても故障しなかったとか・・・
もちろん、ニャンニャン装甲の砲塔での試験だ。
ニャンニャン装甲も八八式より重さが半分ほどに軽量化されて・・・走行速度は毎時40キロ越えらしい。
もちろん、舗装路ではなく、原野での走行だ。
舗装路なら、毎時60キロも夢ではないぞ。
そして、ニャンニャン装甲が熱に強いことから・・・排気タービンのブレード(羽)を造れないか・・・と、エンジン部門から要請があったらしい。
それで、ニッケル鋼を使わないでブレードを造ることができて・・・ジーゼル・エンジンに排気タービンを装着したところ、良好な高トルクジーゼル・エンジンが完成したのだ。
そのジーゼルターボが八九式に載ってるのだ。
馬力は同じだが、高トルクで燃費が良くなり、戦車には最適なエンジンとなったそうだ。
いままで、軽油1ℓ当たり300メートルが500メートルへ・・・
それで、戦車の無給油での活動時間が増えたのだ。
戦車は戦場で給油しているときは、無防備だからキケンなのである。
潜水艦が浮上してると同じなのだ。
それで、八九式は八八式より活動時間が増えたのだ。
つまり、八九式を八八式のカバーに使えるということなのだ。
「まだ、1両しかないが・・・露スケの新型が、どれほどかわからんが・・・」
「ここは、八九式に賭けるしか道は開けないからな。」と、覚悟する藤川軍曹だ。
なんせ、露スケは4両を排除できても、11両の新型だという・・・
しかし、しかしだ。
いままで、満州軍騎馬隊は露スケ戦車を1両も排除できなかった・・・
それが、4両も足止めを・・・
「これは、大金星だぞ。」「4両も敵を減らしてくれたんだ。」
「これで、勝てなければ・・・我が皇軍の恥の上塗りだぞ。」と、カブトの緒を締める軍曹である。
「しかし、T-2型でない新型なら・・・T-3型ということかな。」
「英国情報部へも、なんら情報は入ってきてないだろうか?」
「なら、オレ達で露スケの新型を鹵獲できれば、英国への情報になるぞ。」
「敵は11両、我が軍は4両。」
「11対4か・・・ギリ、なんとかなりそうだな。」
「なんせ、この八九式があるからな。」
「どれだけのモノか、この紛争で判明するだろうが・・・」
「よし、今回の作戦だ。」と、無線のマイクを取る軍曹だ。
「こちら、1号だ。」と無線を開く。
2,3,4、号車から返答がある。
「作戦を伝える。」
「1号車が正面から突撃する。」
「2,3,4号車は左右からサポートしてくれ。」
「正面を抜いたら。」「反転しての繰り返しで敵を殲滅する。」
「了解です。」と、各車から返答だ。
戦車戦で複雑な動きは禁物だ。
なぜなら、敵がどんな動きをするか?
予想なぞ、できないからだ。
戦場では、とんでもないことが多々あるのだ。
それで、その場その場の適応性の応用がモノを言うのである。
それを身につけるには、数多くの演習と訓練しか無いのだ。
満州軍騎馬隊の斥候が派遣戦車隊へ、急使だ。
「敵軍はチチハルの西方50キロ地点で露営してたが、チチハルへ侵攻しはじめた模様。」との急使だ。
「いかん、このままでは露スケに先を越されてしまいかねんぞ。」
「よし、我が1号車は先行する。」
「2,3,4号車はバラバラにならずに、1号で露スケを防いでるあいだに合流せよ。」と、無線だ。
各戦車から了解を得る。
「よし、全速前進。」「最高巡行速度を維持。」と、運転士へ指示を出す。
18気筒V型ジーゼル・ターボエンジンが太いトルクのエンジン音を奏でる。
「おっと。」と、あわてて手すりをつかむ軍曹だ。
急加速で体をもっていかれそうだ。
「さすが、60キロ巡行は荒馬だな。」
砲塔の手すりをつかんでいても体が砲塔から投げ出されそうだ。
以前は車内で戦車ヘルメットなんて・・・今は、車内でもヘルは必須だ。
戦車の車内で機器に頭をぶつけかねない。
しゃべると、舌をかみ切る危険があるから、沈黙を守る軍曹だ。
はたして、八九式は露スケの進軍に間に合うのか・・・次回を、好・ご期待!
電信電波だったから混信にも強く、ソ連軍のジャミングにも紛れることはなかった。
「うむ、さすが我が軍の無線電信だ。」「露スケのジャミングでも混信することもないぞ。」
「なに、なに、足止め成功だと。」
「おい、4両の履帯を切ったそうだ。」「これで、ヤツらは11両だぞ。」
「早急にチチハルの藤川軍曹へ打電しろ。」「ハイ。」
奉天からチチハルは距離にして、1000キロを越える。
とても、短波無線でも・・・無理なんだが・・・
なんと、中継用の通信車両を戦車開発会社が造っていたのだ。
その、中継車が奉天からチチハル間に2台ほど展開している。
まあ、給油トラックのタンクを外して、替わりに中継無線機と交流発電機・高利得アンテナを搭載したのだ。
それで、広大な満州平原でも無線でやり取りができるようになったのだ。
「軍曹殿。」「ん、なんだ。」
「奉天から電文です。」と、乱数表で機密電信を解読した文面が渡された。(乱数表は毎日替わるのだ。)
「なになに、ほう・・・足止めに成功だと。」「さすが、騎馬隊だな。」
「馬に乗ってるだけじゃないな。」と、感心する軍曹だ。
まあ、朝倉君の的確な指示と騎馬隊の地雷の取り扱いがよかったからだ。
「10個の地雷で4両も足止めさせるなんて、騎馬隊の運用に道が開けたな。」と、感心する軍曹だ。
いくら、狭い峡谷へ仕掛けたといっても、打率が4割なんて・・・まあ、ソ連軍戦車隊が間抜けなだけなんだが・・・それでも、貴重な戦果だ。
「あと、11両だな。」
「よし、なら・なんとかできそうだな。」と、顔に希望が・・・
なぜなら、今回の対ソ連軍には、たった1両だが・・・最新型の八九式中戦車が参加してるからだ。
もちろん、試作戦車だから誤動作や欠点はこれから検証するんだが・・・
兵器や武器は戦場で使ってナンボだからだ。
諸元や性能では、兵器の実力は判断できない。
戦場では、何が起きるかわからないからね。
藤川軍曹は八八式改より倍ほども大きい、自身が搭乗する八九式を砲塔上から眺めたのだ。
砲塔旋回も八八式は手動ハンドルだった。
それが、足にペダルがあり、それを踏むと電動で砲塔が旋回するのだ。
手動だと50秒ほどだが、電動なら29秒で1周できるのだ。
ただし注意点は、あまり廻すと感覚が狂ってしまうことだ。
平衡感覚が狂って、空間失調症になりかねないのだ。
そう、自衛隊のF35が墜落した事故と同様だ。
富士学校の模擬トレーナーで訓練したが・・・なかなか苦労した軍曹だ。
砲手が新型照準機を使用書を観ながら・・・チンプンカンプンのようだ。
新型照準機は照準器(器ではない、機だ。)ではない。
極超短波を敵へ放射して、往復の時間を計測して距離を割り出すのだ。
なんと、最高でミリ単位まで観測できるらしい。(誤差はコンマ1ミリだそうだ。)
いままでの光学照準器は振動に弱かったのだ。(光学ガラスはひび割れやすい。)
戦車に振動はつきものだ。
それで、振動に強い照準器を研究してたら・・・電波式の電子機器になったらしい。
金属製の真空管は振動や熱に強く、ドイツ帝国の対戦車砲で砲撃しても故障しなかったとか・・・
もちろん、ニャンニャン装甲の砲塔での試験だ。
ニャンニャン装甲も八八式より重さが半分ほどに軽量化されて・・・走行速度は毎時40キロ越えらしい。
もちろん、舗装路ではなく、原野での走行だ。
舗装路なら、毎時60キロも夢ではないぞ。
そして、ニャンニャン装甲が熱に強いことから・・・排気タービンのブレード(羽)を造れないか・・・と、エンジン部門から要請があったらしい。
それで、ニッケル鋼を使わないでブレードを造ることができて・・・ジーゼル・エンジンに排気タービンを装着したところ、良好な高トルクジーゼル・エンジンが完成したのだ。
そのジーゼルターボが八九式に載ってるのだ。
馬力は同じだが、高トルクで燃費が良くなり、戦車には最適なエンジンとなったそうだ。
いままで、軽油1ℓ当たり300メートルが500メートルへ・・・
それで、戦車の無給油での活動時間が増えたのだ。
戦車は戦場で給油しているときは、無防備だからキケンなのである。
潜水艦が浮上してると同じなのだ。
それで、八九式は八八式より活動時間が増えたのだ。
つまり、八九式を八八式のカバーに使えるということなのだ。
「まだ、1両しかないが・・・露スケの新型が、どれほどかわからんが・・・」
「ここは、八九式に賭けるしか道は開けないからな。」と、覚悟する藤川軍曹だ。
なんせ、露スケは4両を排除できても、11両の新型だという・・・
しかし、しかしだ。
いままで、満州軍騎馬隊は露スケ戦車を1両も排除できなかった・・・
それが、4両も足止めを・・・
「これは、大金星だぞ。」「4両も敵を減らしてくれたんだ。」
「これで、勝てなければ・・・我が皇軍の恥の上塗りだぞ。」と、カブトの緒を締める軍曹である。
「しかし、T-2型でない新型なら・・・T-3型ということかな。」
「英国情報部へも、なんら情報は入ってきてないだろうか?」
「なら、オレ達で露スケの新型を鹵獲できれば、英国への情報になるぞ。」
「敵は11両、我が軍は4両。」
「11対4か・・・ギリ、なんとかなりそうだな。」
「なんせ、この八九式があるからな。」
「どれだけのモノか、この紛争で判明するだろうが・・・」
「よし、今回の作戦だ。」と、無線のマイクを取る軍曹だ。
「こちら、1号だ。」と無線を開く。
2,3,4、号車から返答がある。
「作戦を伝える。」
「1号車が正面から突撃する。」
「2,3,4号車は左右からサポートしてくれ。」
「正面を抜いたら。」「反転しての繰り返しで敵を殲滅する。」
「了解です。」と、各車から返答だ。
戦車戦で複雑な動きは禁物だ。
なぜなら、敵がどんな動きをするか?
予想なぞ、できないからだ。
戦場では、とんでもないことが多々あるのだ。
それで、その場その場の適応性の応用がモノを言うのである。
それを身につけるには、数多くの演習と訓練しか無いのだ。
満州軍騎馬隊の斥候が派遣戦車隊へ、急使だ。
「敵軍はチチハルの西方50キロ地点で露営してたが、チチハルへ侵攻しはじめた模様。」との急使だ。
「いかん、このままでは露スケに先を越されてしまいかねんぞ。」
「よし、我が1号車は先行する。」
「2,3,4号車はバラバラにならずに、1号で露スケを防いでるあいだに合流せよ。」と、無線だ。
各戦車から了解を得る。
「よし、全速前進。」「最高巡行速度を維持。」と、運転士へ指示を出す。
18気筒V型ジーゼル・ターボエンジンが太いトルクのエンジン音を奏でる。
「おっと。」と、あわてて手すりをつかむ軍曹だ。
急加速で体をもっていかれそうだ。
「さすが、60キロ巡行は荒馬だな。」
砲塔の手すりをつかんでいても体が砲塔から投げ出されそうだ。
以前は車内で戦車ヘルメットなんて・・・今は、車内でもヘルは必須だ。
戦車の車内で機器に頭をぶつけかねない。
しゃべると、舌をかみ切る危険があるから、沈黙を守る軍曹だ。
はたして、八九式は露スケの進軍に間に合うのか・・・次回を、好・ご期待!
1
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
不屈の葵
ヌマサン
歴史・時代
戦国乱世、不屈の魂が未来を掴む!
これは三河の弱小国主から天下人へ、不屈の精神で戦国を駆け抜けた男の壮大な物語。
幾多の戦乱を生き抜き、不屈の精神で三河の弱小国衆から天下統一を成し遂げた男、徳川家康。
本作は家康の幼少期から晩年までを壮大なスケールで描き、戦国時代の激動と一人の男の成長物語を鮮やかに描く。
家康の苦悩、決断、そして成功と失敗。様々な人間ドラマを通して、人生とは何かを問いかける。
今川義元、織田信長、羽柴秀吉、武田信玄――家康の波乱万丈な人生を彩る個性豊かな名将たちも続々と登場。
家康との関わりを通して、彼らの生き様も鮮やかに描かれる。
笑いあり、涙ありの壮大なスケールで描く、単なる英雄譚ではなく、一人の人間として苦悩し、成長していく家康の姿を描いた壮大な歴史小説。
戦国時代の風雲児たちの活躍、人間ドラマ、そして家康の不屈の精神が、読者を戦国時代に誘う。
愛、友情、そして裏切り…戦国時代に渦巻く人間ドラマにも要注目!
歴史ファン必読の感動と興奮が止まらない歴史小説『不屈の葵』
ぜひ、手に取って、戦国時代の熱き息吹を感じてください!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
狩野岑信 元禄二刀流絵巻
仁獅寺永雪
歴史・時代
狩野岑信は、江戸中期の幕府御用絵師である。竹川町狩野家の次男に生まれながら、特に分家を許された上、父や兄を差し置いて江戸画壇の頂点となる狩野派総上席の地位を与えられた。さらに、狩野派最初の奥絵師ともなった。
特筆すべき代表作もないことから、従来、時の将軍に気に入られて出世しただけの男と見られてきた。
しかし、彼は、主君が将軍になったその年に死んでいるのである。これはどういうことなのか。
彼の特異な点は、「松本友盛」という主君から賜った別名(むしろ本名)があったことだ。この名前で、土圭之間詰め番士という武官職をも務めていた。
舞台は、赤穂事件のあった元禄時代、生類憐れみの令に支配された江戸の町。主人公は、様々な歴史上の事件や人物とも関りながら成長して行く。
これは、絵師と武士、二つの名前と二つの役職を持ち、張り巡らされた陰謀から主君を守り、遂に六代将軍に押し上げた謎の男・狩野岑信の一生を読み解く物語である。
投稿二作目、最後までお楽しみいただければ幸いです。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
転生一九三六〜戦いたくない八人の若者たち〜
紫 和春
SF
二〇二〇年の現代から、一九三六年の世界に転生した八人の若者たち。彼らはスマートフォンでつながっている。
第二次世界大戦直前の緊張感が高まった世界で、彼ら彼女らはどのように歴史を改変していくのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる