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やつらは、どこかで待ち伏せているからな!
敵の戦車が、どんなモノなのか?
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「カント軍曹。」「それで、どうだったんだ。」と、斥候へ聞く?
「え、えっと・・・」「ヤツらは、いませんでした。」
「いなかった?」「え、え、ネコの子1匹も・・・」と、軍曹が答える。
「うむ。」「ごくろうだった。」
敬礼して下がるカント軍曹へ答礼する、ドイツ帝国戦車隊のボルト隊長(少尉)だ。
承徳の町へ、あと1歩の所で・・・「停まれ!」と、隊列を停めるボルト少尉だ。
「集合しろ。」と、隊員らを集める。
「いいか、エテ公どもは絶対に待ち伏せていやがる。」
「それが、どこだか、わからん。」
「しかし、敵の戦車は必ず承徳に居るはずだ。」と、見解を力説する少尉だ。
「オレはグーデリアン将軍から、黄色い猿を侮ってはいかんと聞いている。」
「だから、どこかに隠れて待ち伏せてるはずだ。」
「いいか、疑わしいところを見つけたら遠慮なく砲撃してかまわん。」
「これは、命令だ。」
「了解で、あります。」と、隊員らが敬礼する。
「うむ。」
「速度は敵と会頭するまで、20キロに抑える。」「エンジンから火が出るかもしれんからだ。」
「敵と交戦中は消火できんからな。」
まあ、交戦中は消火作業なんて無理だわさ・・・
「隊長殿?」「なんだ。」
「ヤツらも、無線機はありますかねぇ。」と、機銃手兼無線手が聞く。
「あるだろうな。」「先のロシアとの海戦で無線機を使ってたらしいからな。」
日露戦争で日本軍は、当時では最新式の火花式発振器で遠距離無線電信に成功していたのだ。
その伝統もあり、日本軍の電子技術は最先端といっても過言では無かったのだ。
ドイツ帝国の戦車の無線電話は周波数が短波帯(7Mc)だったのだ。
ところが、日本軍は超短波の150メガサイクルだ。
アンテナの長さが短くて、戦車での取り回しがグンバツなのだ。
ドイツ軍は、まさか・・・黄色い猿野郎が、自分たちの無線機より数世代進んでる・・・なんて、夢にも思ってないのだ。
「敵の無線機の周波数は不明だが・・・今の所、敵の無線との混信は無い。」
「よって、無線の周波数は違うようだ。」
「それで、無線機は暗号なら使ってもいいだろう。」と、指示をだす。
ちなみに、ボルト少尉以下全員は日本語は理解不能である。
だいいち、黄色い猿の言語なんて・・・バカにして・・・理解するまでもないようだ。
「では、進軍だが・・・」
と、作戦を指示するボルト隊長であった。
「1号車から各車。」と、無線を入れる藤川軍曹だ。
「2号、どうぞ。」「3号、どうぞ。」
と、各車から返信だ。
「無線通話なんだが、敵を発見したら無線で速報だ。」
「2号、了解。」「3号、了解。」
「それまで、封鎖する。」「・・・・・・・・」
承徳の町道は、それぞれの道が中央広場へと・・・集まるようにできていた。
すべての道は、ローマに通ずと同じだ。
すべての道は、広場へ・・・ということだ。
それで、広場(真ん中に井戸がある。)の周辺に隠れた、日本軍戦車隊の3両である。
満州平原は草原で、樹木が無い。
それで、戦車を隠すためには壕を掘らねばならない。
ヒトひとりなら、カンタンに掘れるんだが・・・戦車を隠せる退避壕なんて・・・そんな時間と労力なんて無い!
「え、えっと・・・」「ヤツらは、いませんでした。」
「いなかった?」「え、え、ネコの子1匹も・・・」と、軍曹が答える。
「うむ。」「ごくろうだった。」
敬礼して下がるカント軍曹へ答礼する、ドイツ帝国戦車隊のボルト隊長(少尉)だ。
承徳の町へ、あと1歩の所で・・・「停まれ!」と、隊列を停めるボルト少尉だ。
「集合しろ。」と、隊員らを集める。
「いいか、エテ公どもは絶対に待ち伏せていやがる。」
「それが、どこだか、わからん。」
「しかし、敵の戦車は必ず承徳に居るはずだ。」と、見解を力説する少尉だ。
「オレはグーデリアン将軍から、黄色い猿を侮ってはいかんと聞いている。」
「だから、どこかに隠れて待ち伏せてるはずだ。」
「いいか、疑わしいところを見つけたら遠慮なく砲撃してかまわん。」
「これは、命令だ。」
「了解で、あります。」と、隊員らが敬礼する。
「うむ。」
「速度は敵と会頭するまで、20キロに抑える。」「エンジンから火が出るかもしれんからだ。」
「敵と交戦中は消火できんからな。」
まあ、交戦中は消火作業なんて無理だわさ・・・
「隊長殿?」「なんだ。」
「ヤツらも、無線機はありますかねぇ。」と、機銃手兼無線手が聞く。
「あるだろうな。」「先のロシアとの海戦で無線機を使ってたらしいからな。」
日露戦争で日本軍は、当時では最新式の火花式発振器で遠距離無線電信に成功していたのだ。
その伝統もあり、日本軍の電子技術は最先端といっても過言では無かったのだ。
ドイツ帝国の戦車の無線電話は周波数が短波帯(7Mc)だったのだ。
ところが、日本軍は超短波の150メガサイクルだ。
アンテナの長さが短くて、戦車での取り回しがグンバツなのだ。
ドイツ軍は、まさか・・・黄色い猿野郎が、自分たちの無線機より数世代進んでる・・・なんて、夢にも思ってないのだ。
「敵の無線機の周波数は不明だが・・・今の所、敵の無線との混信は無い。」
「よって、無線の周波数は違うようだ。」
「それで、無線機は暗号なら使ってもいいだろう。」と、指示をだす。
ちなみに、ボルト少尉以下全員は日本語は理解不能である。
だいいち、黄色い猿の言語なんて・・・バカにして・・・理解するまでもないようだ。
「では、進軍だが・・・」
と、作戦を指示するボルト隊長であった。
「1号車から各車。」と、無線を入れる藤川軍曹だ。
「2号、どうぞ。」「3号、どうぞ。」
と、各車から返信だ。
「無線通話なんだが、敵を発見したら無線で速報だ。」
「2号、了解。」「3号、了解。」
「それまで、封鎖する。」「・・・・・・・・」
承徳の町道は、それぞれの道が中央広場へと・・・集まるようにできていた。
すべての道は、ローマに通ずと同じだ。
すべての道は、広場へ・・・ということだ。
それで、広場(真ん中に井戸がある。)の周辺に隠れた、日本軍戦車隊の3両である。
満州平原は草原で、樹木が無い。
それで、戦車を隠すためには壕を掘らねばならない。
ヒトひとりなら、カンタンに掘れるんだが・・・戦車を隠せる退避壕なんて・・・そんな時間と労力なんて無い!
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