満州国、戦車開発会社

ゆみすけ

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5両VS3両の決戦!

とうとう、ソ連軍は半数だぞ。

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 ソ連軍の混乱していた6両の戦車へ3発の鉛砲弾の跳弾が・・・
「バカン。」「バカン。」と、2発の着弾音が・・・
 「いかん、やられたかっ。」と、心配するイワン司令だ。
しかし、イワン司令の2号車は動いているから無事だったようである。
 「ガ、ガ、ガ、プチーーーーン。」と、履帯の切断音が響く。
どうやら、1両がうごけなくなったようだ。
 やがて、東の風が・・・砂煙が晴れてきたようだ。
イワン司令は見渡すと・・・敵戦車は逃げたようである。
 「よし、立て直すぞ。」と、集合の旗を振る。
2号車へ3両の戦車が・・・計4両だ。
 離れたところに1両の乗り捨てた戦車が・・・
乗員は、遁走した跡である。
 「逃げやがったな。」と、地面にツバを吐く司令官である。
ソ連軍の幹部と部下の信頼は皆無である。
 ソ連軍の幹部は部下を弾除けくらいしか・・・思ってはいないからだ。
幹部がそうだから・・・部下も知るべしである。
 それは、ロシア時代からの伝統なのだ。
だから、日本海海戦でボロ負けしたロシア海軍なのである。
 日本海軍は下っ端の2等海兵でさえ、皇国を守るために身を捨てて国に尽くしたからの勝利なのだ。
もちろん、ロシア海軍が日本海軍を見下していたこともあるだろうが・・・
 皇国の興廃、この一戦にあり・各員一層奮闘努力せよ!のZ旗が日本軍の戦意を奮い立たせたのだ。
戦いの勝敗は、兵器と兵員の員数で決まることもあるだろうが・・・各戦闘員の奮戦で決まることも多々あるのである。
 勝利の女神の祝福を得るためには、努力を惜しんではダメなのだ。
 
 「砲弾の破裂音から、おそらく戦車に命中したは2発だろう。」
「2発とも履帯は無理だろうから・・・1両は、おそらくうごけなくなったようだ。」と、予想する藤川軍曹だ。
 「なら、相手は4両ですね。」「うむ。」
伍長が喜んでいうに答える軍曹だ。
 「しかし、ソ連軍には日本軍が3両だと判明してるだろう。」
「まだ、4対3だから・・・露スケは撤退はないだろうな。」と、思案する。
 当方が3両で・・・相手のソ連軍を10両から4両へ減らしたなら・・・欧米の軍隊なら撤退するのがセオリーである。
 普通は、3割やられたら撤退が当然なのである。
普通の軍は味方が3割も倒れたら・・・戦意消失して・・・兵が遁走しだすのだ。
 それを避ける意味の撤退なのである。
誰もが、戦死なんてイヤなのだ。
 それは、知覧飛行場から飛び立っていった特別攻撃隊も同様なのである。
国を防護するという目的にための自己犠牲なのである。
 神風特別攻撃隊の戦果は米軍が震えるほどだった。
なんせ、巡行誘導ミサイルと同じだからだ。
 米軍では、恐怖のあまり・・・精神を病んだ兵であふれたとか・・・
それで、GHQは戦後に神風特攻のネガテブキャンペーンをやりまくり、無駄な犬死にだったと・・・ほざいたのである。
 我が崇高な皇軍兵に対する侮辱なのである。
脱走兵や営倉へ放り込まれる黒人兵で、あふれる米軍と一緒にしてもらいたくないのだ。
 軍人の規律と平均的な能力は世界最高の日本軍なのだ。

 
 
 

 
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