冒険者の学校。

ゆみすけ

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揚陸艦へ・・・

乗り込むのも大変なのである。

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 リオン街を馬車と牛車のお列が海岸を目指す。
アマテラス様を始めとして、総勢500名近い行列である。
 江戸時代の大名行列もかくあるようである。
巨大ロボは各ブロックに分けて別動隊で搬送中だ。 もちろん、操縦は攻撃型魔法少女らである。
 ちなみに、神の祠製はトイレもついてるから・・・アリスが、スサノウ(巨大ロボの日本製)にもと・・・
やはり、女子や幼女にとりトイレは大切なのだ。 
 オシッコをガマンしすぎると、膀胱炎に・・・尿管も短いからね・・・
もちろん、サイズは幼女のトイレだから・・・野郎は使えないのだ。
 チタン合金製で、色はチタンに白い色を着色してある。(チタンに色の着色は大変なのだ。)
はじめは銀色(チタン色)だったんだが・・・やはり、白磁の陶器色が・・・いい、らしい。
 紙オムツより、排尿はトイレが最高なのである。
体形が野郎の半分もないから、操縦席の隣にトイレがある。 
 
 海岸までの行程は三日である。
海岸までは街や村へ寄る予定はない。 なぜなら、500名もの人数だ。 迷惑を掛けるだけだからである。
 新大陸に宿があるわけではないから、食事や洗濯などは各人でこなさねばならない。
アマテラス様(幼女)はアンナと同じ牛車だ。
 それほどまでに、アンナのことを・・・(さすがに、アンナは孕んではいない。)
オレはウズメ隊の3名の幼女と揚陸艦で準備に追われていた。
 500名の食料や着替えなどである。
艦内で洗濯とはいかないからね。(水は船では貴重なのだ。)
 女官の袴では・・・艦内は・・・それで、女官連中は海軍のメイド服だ。
紺色である。 
 揚陸艦だ、軍隊の船だからね。
「ここの倉庫を食堂に使おう。」「ここは、就寝に。」「ここは、娯楽室だな。」
 と、揚陸艦だ。 艦内は広い。
全通甲板には巨大ロボの分割した各部を並べる。
 そのころには、アマテラス様のお列より早く到着していたからだ。
なんせ、馬車や牛車じゃないからだが。
 9体のロボの各部は、全通甲板に問題なく並んだ。 さすが、揚陸艦だ。

 「出来たわね、パパ。」と、アリスが満足そうだ。
「ところで、牛や馬は?」と、ウズメ姫がオレへ聞く。
 「そうだな、開墾に馬や牛は使えそうだな。」と、いう。
「それに、まだ鉄道も無いでしょ。」と、ユリコだ。
 「リオンや王都には鉄道がなかったけど、新大陸には鉄道が欲しいわ。」と、ユリコが・・・
どうやら、日本の映像を見たらしい。
 日本では、時速800キロのリニアが・・・それで、空の便は軍用だけになったのだ。
リニアは墜ちることはないからだ。
 浮かんでいる物は、必ず沈むのと同じで、飛んでる物は墜ちるのだ。
確率的には自動車事故より少ないが・・・墜落すれば全員が絶望だ。
 1964年開通以来、日本の高速鉄道は事故での死者は皆無なのだ。
もちろん、飛びこみ自殺や乗り降りでの人災は除くが・・・

 「ちゃんと、蒸気機関車があるでしょ。」と、ユリコが繰り返す。
そうなのだ、ウズメ姫乙(偽物のウズメ姫)の置き土産で置いてったのだ。
 C56タイプ(動輪が3軸ある。)だったかな。
確か、一番使いやすいヤツだ。
 D51(貨物用)が有名だが、使い勝手はC56が一番と聞いている。
なんせ、大東亜戦では日本軍の軍用に使われたのだから。(戦後にタイから里帰りしている。)
 
 「見えたわ。」と、アリスが叫んだ。
「おお、やっと到着だな。」と、アマテラス様のお列が・・・水平線に見えてきたのだ。
 「では、出迎えの準備だ。」と、ウズメ隊が並んでお出迎えだ。
お列の先頭は・・・海岸まで付き添うナデシコ先生とルイザだ。
 御者のフーボーも居るぞ・・・
今生の別れではないが・・・たぶん・・・
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