冒険者の学校。

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
262 / 273
搬送船の建造。

輸送船・・・いや、搬送船だな。

しおりを挟む
 「で、海の上を浮遊磁場を構築して飛行していくのか。」と、ウズメ姫へ・・・
なぜなら、新大陸までは距離があるからだ。 単なる飛行用に超電導魔力は効率が悪いからだ。
 つまり、魔力のほぼすべてを飛行につかってしまうからだ。
大陸へ着いたときに、魔力は温存しておきたいから・・・どんな外敵の存在が・・・
 「両腕と肩で1機、胴体で1機、腰から下で1機に分裂して、各機で飛行しても、なんとかなりそうだけど。」と、ウズメ姫が案を出す。
 「いや、それでは海の上で戦えないぞ。」「水深は、それなりに深そうだし。」と、オレがいう。
つまり、海の調査なぞ、やってないのだ。 飛竜や三つ首竜が・・なら、海竜や首長竜も居そうなのだ。
 「ここは、輸送船、いや搬送船だな。」と、オレだ。
「搬送船って、何?」と、ウズメ姫だ。
 「あ、あ、ぱっと見は空母だな。」「普通は輸送船で運ぶのにクレーンで荷室へ納めるんだが。」「え、え、そうね。」
「搬送船なら直接、乗り付けることができるんだ。」「甲板が広大な平らだからね。」
 「揚陸強襲艦とも言うのだが。」と、オレが・・・・
「空母じゃないの。」「そんなもの、どうやって作るのよ。」「この国は、船なんて無理だわよ。」「ボートくらいしか・・・」と、ウズメ姫だ。
 「オレを忘れてもらっては困るんだが・・・」と、思いっきりの上から目線だ。
「オレは海洋国家の日本の技師だったんだぞ。」と、胸を張るオレ様だ❕
 「でも、あんたは高速計算機のメンテ要員と、聞いてるけど。」と、ウズメ姫が・・・
「星間航行船のブロックだが。」「あ、あ、あの倉庫ね。」「あれは、機密倉庫なのだよ。」「知らなかったわ。」
 「なぜなら、宇宙空間は空気が無いから、なんだが。」「まさか、アレを使うのね。」「さすが、察しがいいね。」
 「動力は?」と、ウズメ姫だ。
「航行させるには、波の抵抗があるから舳先を造ればいいだけだ。」
 「動力は、攻撃型魔法少女の超電導魔力の一部でいいはずだ。」と、オレが解析する。
「磁力航行の超電導魔力はオレでも十分だぞ。」と、指先から電撃を・・・・
 「まさか、あんたのナノ・マシンで十分なの?」 「うむ、超電導磁場を船体へ流すだけだからな。」
「へえ~、あんたもタマにはアイデアが浮かぶのね。」と、ウズメ姫が、からかう。
 ルイザが離脱と知ってからのウズメ姫は、完全にオレの上に君臨しているが・・・(ルイザは、やはりウズメ姫にとり・・・イヤだったんだな・・・・)
 そりゃあ、ウズメ姫はアマテラス様からオレを任された経緯があるからだが・・・(まだ、五体が満足なウズメ姫の頃。) 
 
 「アリス、ユリコ、ユッコ、これを海まで運べるか?」と、オレが巨大ロボの頭部ドロ~ンから指示を出す。
「パパ、合体すればお茶の子だわよ。」と、アリスだ。
 どこで、お茶の子を覚えたのか・・・意味は、お茶の子さいさい、というのだが・・・
お茶を飲むとき食べる茶菓子のくらいにカンタンなことだ、ということだ。
 「アリスは、マジで日本人だな。」と、アリスを誉めるオレだ。
アリスは日本人ということに絶大な誇りをもっているのだ。
 黒髪で黒目の・・・母親はアンナという現地の治癒魔法少女だが・・・
現地人だから、金髪に青い眼だ。
 肌も青白いくらいだ。 ところが、オレの子種だと・・・黒髪(カラスの濡れ羽色)で、真っ黒の眼玉なのだ。
肌の色は・・・肌色というヤツだ。 青白くはないのだ。
 それが、紺色セーラに映えるのだ。
攻撃型魔法少女では、一番の美幼女である。
 初代攻撃型魔法少女だが、それに見合う美少女である。
つまり、女子力がハンパ無いのである。
 ユッコが、「もう、いい加減にしたら。」と、いうほど手入れを怠らないアリスだ。
手入れは、肌と髪の手入れのことである。
 アマテラス様を日本女性の最高美とすれば、娘の最高美はアリスだろう。
その美形を保つ努力は日々の丹精なのである。
 そして、それが序列1位である証でもあるのである。
聞くところでは、アリスが一番早起きだそうだ。
 そして、皆が起床するころに、お肌や髪の手入れが終わるらしい。
つまり、女子力は努力で・なのである。

 「ここいらで、いいだろう。」と、海岸の入り江を示す。
「まずは、砂浜へ倉庫を置いてくれ。」「ハイ、パパ。」
 「よし、では舳先を付けるぞ。」と、船の舳先の部分を倉庫へ溶接する。
もちろん、惑星開発巨大ロボは、お茶の子で溶接を終える。
 パット見、空母の強襲揚陸艦は完成である。
船内に超電導コイルを取り付ける。 そのコイルへ超電導魔力を流せば・・・船が進むのである。
 「しまった、舵を。」と、舵がない・・・
「パパ、超電導コイルは2個あるから、それを交互に使えば舵になるわよ。」と、アイデアを出すユリコだ。
 つまり、船体の左舷と右舷に超電導磁力を流す割合で舵とするということだ。
剛撃型魔法少女の知恵袋のあだ名は、ウソではないようだ。
 「しかし、さすが巨大だな。」と、甲板の上で・・・海が見えない・・・
米軍の空母より、二回りも大きいからだが・・・
 長さが400,幅が100は、ありそうだ。
つまり、巨大ロボを寝かせても10体は余裕で積めそうだ・・・
 「パパ、真水製造機とお風呂とトイレは忘れないでね。」と、アリスが注文である。
海へ船べりから、立ションは乙女はできないからだ。
 もちろん、しゃがんで放尿も・・・海は便器では無いのである。

 
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ツムギ ツナグ

みーな
ファンタジー
遥か気も遠くなるような昔、とある創始者の手によって、人と竜と神が共存するこの世界は創られた。  穏やかな平和な世界で、ある時起こった小さな事件を発端として、1人の少女が、紡がれた人生と絆を繋いでゆく。 ※1年半ぶりに更新しました記憶ないです

男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)

@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」 このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。 「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。 男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。 「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。 青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。 ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。 「カクヨム」さんが先行投稿になります。

神様のお楽しみ!

ファンタジー
 気がつくと星が輝く宇宙空間にいた。目の前には頭くらいの大きさだろうか、綺麗な星が一つ。    「君は神様の仲間入りをした。だから、この星を君に任せる」  これは、新米神様に転生した少年が創造した世界で神様として見守り、下界に降りて少年として冒険したりする物語。  第一章 神編は、三十三話あります!  第二章 婚約破棄編は、二十話しかありません!(6/18(土)投稿)  第三章 転生編は、三十三話です!(6/28(火)投稿)  第四章 水の楽園編(8/1(月)投稿)  全六章にしようと思っているので、まだまだ先は長いです!    更新は、夜の六時過ぎを目安にしています!  第一章の冒険者活動、学園、飲食店の詳細を書いてないのは、単純に書き忘れと文章力のなさです。書き終えて「あっ」ってなりました。第二章の話数が少ないのも大体同じ理由です。  今書いている第四章は、なるべく細かく書いているつもりです。  ストック切れでしばらくの間、お休みします。第五章が書き終え次第投稿を再開します。  よろしくお願いしますm(_ _)m

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...