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歯車ではない、人工筋肉。
超音波モーターならぬ、超電導モーター。
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カメラのレンズのピントを合わせるに、超音波モーターを使うようになって半世紀が過ぎた・・・
超音波の振動でレンズの焦点を合わせるなぞ・・・思ってもみなかったんだが。
「これが、超電導人工筋肉なのか。」と、初めて巨大ロボの腕の中を解析する。
「手足を動かすに、歯車や油圧ピストンでは無理があるからですね。」と、ユリエ(メガネ組女官)だ。
超電導の磁力で動作する組織というか、部分が多数つながっているのだ。
それが、腕の動作をするヒトの筋肉のように作用するようだ。
「高分子化学が発展すると、ここまでの差材が作れるんですね。」と、感動するユリエだ。
「それを、造らねばならんのだよ。」と、オレが・・・
「そうでしたわね。」と、「この人工筋肉様に動作する超電導モーターを手作業では・・・」と、ユリエが途方に暮れる。
「1個の超電導部分は造れるから、それを機械で大量生産するしかないな。」と、オレだ。
「つまり、宝玉の製造工程と同様ですか?」と、ユリエが・・・
「そうだな、出来ないことは無いとおもうが。」と、結論だ。
「骨格はチタン合金ですね。」と、触って確かめるユリエだ。
この女官は、モノに触れれば解析できる能力があるのかな・・・・
とんでもない、拾いものかもしれない・・・この女官(ユリエ)は、確保して手放さないようにしたいな。
まあ、ウズメ姫の配下のようなモノだ。
ここは、ウズメ姫に言っておくか・・・もちろん、ユリエには内緒だ。
「なあ、ウズメ姫っ。」「なあに。」「ユリエは確保しておいたほうが・・・」「それは、わかってるわ。」
「なら、いいが。」
「あたいは、ユリエの命名者よ。」「そうだが。」「なら、わかるでしょ。」
どうやら、ウズメ姫も単なる人が好い女神様ではないからな・・・
そして、一番肝心の話だ。
そう、攻撃魔法少女らの超電導回路と巨大ロボに超電導回路の相性のことである。
ウズメ姫乙が操作していた巨大ロボとは、まるで別物の動きだからである。
ぎごちないロボットが体操選手並みの華麗な動きに・・・まさに、変身といってもいいほどなのだから。
「まてよ、磁力は電気と違って接触していなくても働く。」「電流は電気を通す媒体が無いと、電導することは無い。」 「磁力と電流は別物だが・・・超電導は磁力と電流の結合じゃないのか。」と、仮想するオレである。
「攻撃型魔法少女は、磁力と超電導電撃を融合させて、自在に操るすべを産まれながらにもってるんじゃないのか。」
「攻撃型魔法少女は子宮が無い、その代わりに超電導生体コイルがカギなのかもしれないな。」と、仮説を立てるオレである。
「あたいは、子宮は生体の頃はあったわよ。」と、ウズメ姫だ。
「いまは、あんたの中に精神も記憶も同居してるから、無いけどね。」と、ウズメ姫が過去の話だ。
ウズメ姫が、アマテラス様により造られたクロ~ン女神様だったころの話だ。
「そうだな、王都の飛竜防衛戦で・・・」と、ウズメ姫が墜とされた話が思い出される・・・
「もう、忘れたいわ。」「あの頃は、ツキヨミも居たわね。」
精神を病んで、再起不能の女神様のツキヨミだ。
今は、治癒魔法少女らの相棒のヒト型の精神注入の道具だが・・・それでも、役に立ってるユキヨミだな。
「そうだ、ユリコを呼んで・・・」と、ユリコを・・・すると、アリス、ユッコまでもが・・・
「パパ、ユリコだけなんて許せないわ。」「そうよ、」「あたい達は、一身同体なのよ。」
「スンマセン、ハイ。」と、謝罪である。 オレは、我が子であっても素直に頭を下げるのだ。
親の威信なんて、皆無なのである。(情けない親なのである。)
「おまえたちを呼んだのは他でもない。」と、おおげさに始めるオレだ。
「この巨大ロボの人工筋肉に超電導魔力を流して欲しいんだ。」と、続けるオレである。
「あ、あ、言ってたロボの解析ね。」と、アリスがいう。
「そうだよ、同類のロボを10体作るのが、アマテラス様からの要望だからだ。」
「わかったわ。」「ユリコが適任だわ。」と、アリスがユリコを前に出す。
「ユリコ、レイのヤツをやってみてよ。」と、アリスだ。
「わかったわ、じゃあ。」と、ユリコがロボの腕に触れて・・・
すると、腕の先の指が自在に動くのだ。
操縦席で操作なんてしてなくても、思いどうりに動かせるようだ。
「ユリコ、それは・・・」「え、え、とうさん。」「あたいの自分の腕や手と同じように動かせるわ。」
「あたいは、肩と腕2本が動かせるわ。」「一応、3人で分けたからだわ。」と、説明する。
「脚はユッコで、全体のまとめをアリスが指示をしてるわ。」と、ユリコが明かす。
「もちろん、阿吽の呼吸で以心伝心でよ。」と、アリスがドヤ顔で上から目線だ。
「相性がグンバツなんだから。」と、アリス、ユリコ、ユッコがハモル・・・
つまり、攻撃型魔法少女の3名の組み合わせが、すべてを決めるのだ。
アリスは、どうやってユリコやユッコを選んだのだろうか・・・
「ビビッとくるのよ。」と、アリスが・・・
「ビビビ、って。」と、わからないオレである。
ニヤ、ニヤしてるウズメ姫だ。 どうやら、ウズメ姫はわかるらしい。
「教えてあげようか。」と、耳打ちだ。
「アリスがユリコとユッコを束ねてるのよ。」「アリスは序列1位の初代でしょ。」「そうだな。」
「それで、自身の電導特性と真逆の特性のふたりを選んだのよ。」
「よく、わからないが・・・」
「プラスとマイナスなのよ。」と、ウズメ姫だ。
「でも、プラス・マイナスなら2人だろう。」「もう、わからないユミスケねっ。」
オナゴ同士の関係には疎いオレであるのだ。
超音波の振動でレンズの焦点を合わせるなぞ・・・思ってもみなかったんだが。
「これが、超電導人工筋肉なのか。」と、初めて巨大ロボの腕の中を解析する。
「手足を動かすに、歯車や油圧ピストンでは無理があるからですね。」と、ユリエ(メガネ組女官)だ。
超電導の磁力で動作する組織というか、部分が多数つながっているのだ。
それが、腕の動作をするヒトの筋肉のように作用するようだ。
「高分子化学が発展すると、ここまでの差材が作れるんですね。」と、感動するユリエだ。
「それを、造らねばならんのだよ。」と、オレが・・・
「そうでしたわね。」と、「この人工筋肉様に動作する超電導モーターを手作業では・・・」と、ユリエが途方に暮れる。
「1個の超電導部分は造れるから、それを機械で大量生産するしかないな。」と、オレだ。
「つまり、宝玉の製造工程と同様ですか?」と、ユリエが・・・
「そうだな、出来ないことは無いとおもうが。」と、結論だ。
「骨格はチタン合金ですね。」と、触って確かめるユリエだ。
この女官は、モノに触れれば解析できる能力があるのかな・・・・
とんでもない、拾いものかもしれない・・・この女官(ユリエ)は、確保して手放さないようにしたいな。
まあ、ウズメ姫の配下のようなモノだ。
ここは、ウズメ姫に言っておくか・・・もちろん、ユリエには内緒だ。
「なあ、ウズメ姫っ。」「なあに。」「ユリエは確保しておいたほうが・・・」「それは、わかってるわ。」
「なら、いいが。」
「あたいは、ユリエの命名者よ。」「そうだが。」「なら、わかるでしょ。」
どうやら、ウズメ姫も単なる人が好い女神様ではないからな・・・
そして、一番肝心の話だ。
そう、攻撃魔法少女らの超電導回路と巨大ロボに超電導回路の相性のことである。
ウズメ姫乙が操作していた巨大ロボとは、まるで別物の動きだからである。
ぎごちないロボットが体操選手並みの華麗な動きに・・・まさに、変身といってもいいほどなのだから。
「まてよ、磁力は電気と違って接触していなくても働く。」「電流は電気を通す媒体が無いと、電導することは無い。」 「磁力と電流は別物だが・・・超電導は磁力と電流の結合じゃないのか。」と、仮想するオレである。
「攻撃型魔法少女は、磁力と超電導電撃を融合させて、自在に操るすべを産まれながらにもってるんじゃないのか。」
「攻撃型魔法少女は子宮が無い、その代わりに超電導生体コイルがカギなのかもしれないな。」と、仮説を立てるオレである。
「あたいは、子宮は生体の頃はあったわよ。」と、ウズメ姫だ。
「いまは、あんたの中に精神も記憶も同居してるから、無いけどね。」と、ウズメ姫が過去の話だ。
ウズメ姫が、アマテラス様により造られたクロ~ン女神様だったころの話だ。
「そうだな、王都の飛竜防衛戦で・・・」と、ウズメ姫が墜とされた話が思い出される・・・
「もう、忘れたいわ。」「あの頃は、ツキヨミも居たわね。」
精神を病んで、再起不能の女神様のツキヨミだ。
今は、治癒魔法少女らの相棒のヒト型の精神注入の道具だが・・・それでも、役に立ってるユキヨミだな。
「そうだ、ユリコを呼んで・・・」と、ユリコを・・・すると、アリス、ユッコまでもが・・・
「パパ、ユリコだけなんて許せないわ。」「そうよ、」「あたい達は、一身同体なのよ。」
「スンマセン、ハイ。」と、謝罪である。 オレは、我が子であっても素直に頭を下げるのだ。
親の威信なんて、皆無なのである。(情けない親なのである。)
「おまえたちを呼んだのは他でもない。」と、おおげさに始めるオレだ。
「この巨大ロボの人工筋肉に超電導魔力を流して欲しいんだ。」と、続けるオレである。
「あ、あ、言ってたロボの解析ね。」と、アリスがいう。
「そうだよ、同類のロボを10体作るのが、アマテラス様からの要望だからだ。」
「わかったわ。」「ユリコが適任だわ。」と、アリスがユリコを前に出す。
「ユリコ、レイのヤツをやってみてよ。」と、アリスだ。
「わかったわ、じゃあ。」と、ユリコがロボの腕に触れて・・・
すると、腕の先の指が自在に動くのだ。
操縦席で操作なんてしてなくても、思いどうりに動かせるようだ。
「ユリコ、それは・・・」「え、え、とうさん。」「あたいの自分の腕や手と同じように動かせるわ。」
「あたいは、肩と腕2本が動かせるわ。」「一応、3人で分けたからだわ。」と、説明する。
「脚はユッコで、全体のまとめをアリスが指示をしてるわ。」と、ユリコが明かす。
「もちろん、阿吽の呼吸で以心伝心でよ。」と、アリスがドヤ顔で上から目線だ。
「相性がグンバツなんだから。」と、アリス、ユリコ、ユッコがハモル・・・
つまり、攻撃型魔法少女の3名の組み合わせが、すべてを決めるのだ。
アリスは、どうやってユリコやユッコを選んだのだろうか・・・
「ビビッとくるのよ。」と、アリスが・・・
「ビビビ、って。」と、わからないオレである。
ニヤ、ニヤしてるウズメ姫だ。 どうやら、ウズメ姫はわかるらしい。
「教えてあげようか。」と、耳打ちだ。
「アリスがユリコとユッコを束ねてるのよ。」「アリスは序列1位の初代でしょ。」「そうだな。」
「それで、自身の電導特性と真逆の特性のふたりを選んだのよ。」
「よく、わからないが・・・」
「プラスとマイナスなのよ。」と、ウズメ姫だ。
「でも、プラス・マイナスなら2人だろう。」「もう、わからないユミスケねっ。」
オナゴ同士の関係には疎いオレであるのだ。
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