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ウズメ姫乙の置き土産。
ここまで、超電導が進歩したとは・・・
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「ウズメ姫乙は、覚えてるだろう。」と、アリスやユリコへ。
ユッコは?って顔だが。 まだ、ユッコは産まれてなかったからな。
「我が、アマテラス様が日本から星間航行船で飛び立たれた後の話だからな。」と、ユッコへカンタンに説明したのだ。
「つまり、未来の日本ってこと。」と、ユッコだ。
「そうだ、約500年の開きがあるんだ。」と、付け加える。
「その、日本は星間航行船にはクロ~ンだけが調査という名目で。」と、付け足す。
「つまり、あたい達だけ、ということなの?」と、ユッコが・・
「いや、ユッコはアンナから産まれた人類だよ。」と、オレが突っ込んだ。
「クロ~ンなのは、あたいよ。」と、ウズメ姫が・・・
「そうだが、オレの女神様だ。」と、オレが・・・「そう、あんがと。」と、ウズメ姫だ。
「それで、未来のウズメ姫が日本へ、この惑星の事を知らせに帰ったのよ。」と、ウズメ姫だ。
「その、あたいの偽物が置いてった、超電導ロボットを使うんでしょ。」と、ウズメ姫がいう。
「そのとうりだ、こうなったら奥の手を使うまでだ。」と、決断するオレだ。
「そいで、肝心のロボッチは、どこにあるん?」と、ユッコだ。
「確か、メガネ組が解析を。」と、側に控えてるメガネの女官へ・・・
女官は・・・いない。 さては、感づいて逃げやがったな・・・・
あれだけ、苦労して、我らが倒したのに・・・・
「確か、神の祠の解析開発工房へ・・・」と、足を進めるオレ達である。
この神の祠も、いまでは巨大な軍事基地だな・・・なんて、思いながら・・・
「あれっ、なんで女官が土下座を・・・」と、オレだ。
「すいません、分解したのですが・・・組み立てられませんでした。」と、謝罪の懺悔(ざんげ)だ。
「えっ。」と、固まるウズメ姫が・・・
顔が鬼に変化するウズメ姫だ。
「あみゃあ、ダダで済むとおもうとんかーーーーっ。」と、リカちゃん人形のウズメ姫が・・・迫力がない・・・
「まて、まて、ここはオレの出番だな。」と、オレがシャシャリ出るのである。
泣く、泣く、扉を開けるメガネ女官だ。
「ここまで、バラしたんか。」と、固まるオレだった。
「超電導技術が見たかったので?」と、言い訳の女官である。
「ふむ、なら以後の攻撃型魔法少女の宝玉と杖は、タダならオレがなんとかしよう。」と、上から眼線だ。
「つまり、徳政令(借金棒引き)ということですか。」と、女官だ。
「そうだ、借金は棒引きならオレが組み立てよう。」と、交換条件を・・・
女官どもは、固まってヒソ、ヒソ話だ。
「わかり申した、必ずや組み立てられるのですね。」と、序列高位のメガネ女官が・・・
「武士に、二言はない。」と、武士ではないオレがいう。
「わかりました。」と、女官らは、名残惜しそうに立ち去ったのだ。
「ねえ、あんた。」と、ウズメ姫だ。 「組み立てられるの?」と、加える。
「そうだな。」「しかし、普通はここまでバラさないぞ。」と、腐ったオナゴどもへ・・・言いたいが。
しかし、しかしだ。 オレは、アマテラス様の本体のバックアップまで出来るスキルがあるのだ。
なんせ、星間航行船のアマテラス計算機保守要員が、オレの正体なのだ。
討伐人は、この星での仮の姿なのである。
なんせ、壊れた機械や電子機器を組み立てることが、オレの喜びなのである。
オレに、組み立て不能の文字は無いのだ。
オレが組み立てれば、間違いなく性能があがったヤツを組み立てられる自信があるのだ。
そう、日本人だけの日本人だけが持つ、日本人のための魔改造の技である。
そして、オレの手が入んない部品や組み立て部位には、ウズメ姫という強い味方が付いてるのだ。
ウズメ姫に、超小型の電導工具を持たせる。
マキタのインパクト電動レンチだ。
シナのまがい物じゃない、モノホンの日本製のヤツだ。
超電導モーターなどは、ボルトやビスが締め付けるトルクが決まってるからだ。
ヤマカンはダメだ。 規定のトルクでネジを締め付けるのである。
なぜか、オレは体が覚えてるのである。 ネジを見ただけで、締め付けトルクがわかるのだ。
それに、天文学的な借金が棒引きという、うまい話も・・・
それだけで、飯も食わないで、没頭するオレである。
「ねえ、少し休まない。」と、ウズメ姫が部品から顔を出す。
「そうだな。」「イルマのクッキーが、まだあるんだが。」と、隠し玉を・・・
「うわぁ、最高だわ。」と、ウズメ姫だ。
適度な休憩は最高に優れた仕事を産むのだ。
イルマのクッキーは最高なのである。
やがて、「これで、終わりね。」と、ウズメ姫が超電導コイルを組み付ける。
「ウズメ姫が小柄なのが、最高に役にたったよ。」と、賛辞の嵐を呼ぶオレだ。
「まあね。」と、納得するウズメ姫である。
「では、作動させてみようか。」「うん。」
乗り込みようのドロ~ンを作動させる。
ちなみに、ひとり乗りである。
もちろん、オレの肩にはウズメ姫だ。
「しまった、ここでは天井が・・・」「しまった、出られないぞ。」「しゃないわね。」
と、ウズメ姫が、「あたいが許すわ。」と、「あとで、アマテラス様に謝ってよ。」と、ウズメ姫だ。
「なるだけ、壊さないように出るよ。」と、いい加減な言葉で誤魔化すオレだ。
教訓だ。 モノを作るときは、出すことを考えるべきだと・・・・
オレは、超電導エンジンの起動スイッチを押した。
ユッコは?って顔だが。 まだ、ユッコは産まれてなかったからな。
「我が、アマテラス様が日本から星間航行船で飛び立たれた後の話だからな。」と、ユッコへカンタンに説明したのだ。
「つまり、未来の日本ってこと。」と、ユッコだ。
「そうだ、約500年の開きがあるんだ。」と、付け加える。
「その、日本は星間航行船にはクロ~ンだけが調査という名目で。」と、付け足す。
「つまり、あたい達だけ、ということなの?」と、ユッコが・・
「いや、ユッコはアンナから産まれた人類だよ。」と、オレが突っ込んだ。
「クロ~ンなのは、あたいよ。」と、ウズメ姫が・・・
「そうだが、オレの女神様だ。」と、オレが・・・「そう、あんがと。」と、ウズメ姫だ。
「それで、未来のウズメ姫が日本へ、この惑星の事を知らせに帰ったのよ。」と、ウズメ姫だ。
「その、あたいの偽物が置いてった、超電導ロボットを使うんでしょ。」と、ウズメ姫がいう。
「そのとうりだ、こうなったら奥の手を使うまでだ。」と、決断するオレだ。
「そいで、肝心のロボッチは、どこにあるん?」と、ユッコだ。
「確か、メガネ組が解析を。」と、側に控えてるメガネの女官へ・・・
女官は・・・いない。 さては、感づいて逃げやがったな・・・・
あれだけ、苦労して、我らが倒したのに・・・・
「確か、神の祠の解析開発工房へ・・・」と、足を進めるオレ達である。
この神の祠も、いまでは巨大な軍事基地だな・・・なんて、思いながら・・・
「あれっ、なんで女官が土下座を・・・」と、オレだ。
「すいません、分解したのですが・・・組み立てられませんでした。」と、謝罪の懺悔(ざんげ)だ。
「えっ。」と、固まるウズメ姫が・・・
顔が鬼に変化するウズメ姫だ。
「あみゃあ、ダダで済むとおもうとんかーーーーっ。」と、リカちゃん人形のウズメ姫が・・・迫力がない・・・
「まて、まて、ここはオレの出番だな。」と、オレがシャシャリ出るのである。
泣く、泣く、扉を開けるメガネ女官だ。
「ここまで、バラしたんか。」と、固まるオレだった。
「超電導技術が見たかったので?」と、言い訳の女官である。
「ふむ、なら以後の攻撃型魔法少女の宝玉と杖は、タダならオレがなんとかしよう。」と、上から眼線だ。
「つまり、徳政令(借金棒引き)ということですか。」と、女官だ。
「そうだ、借金は棒引きならオレが組み立てよう。」と、交換条件を・・・
女官どもは、固まってヒソ、ヒソ話だ。
「わかり申した、必ずや組み立てられるのですね。」と、序列高位のメガネ女官が・・・
「武士に、二言はない。」と、武士ではないオレがいう。
「わかりました。」と、女官らは、名残惜しそうに立ち去ったのだ。
「ねえ、あんた。」と、ウズメ姫だ。 「組み立てられるの?」と、加える。
「そうだな。」「しかし、普通はここまでバラさないぞ。」と、腐ったオナゴどもへ・・・言いたいが。
しかし、しかしだ。 オレは、アマテラス様の本体のバックアップまで出来るスキルがあるのだ。
なんせ、星間航行船のアマテラス計算機保守要員が、オレの正体なのだ。
討伐人は、この星での仮の姿なのである。
なんせ、壊れた機械や電子機器を組み立てることが、オレの喜びなのである。
オレに、組み立て不能の文字は無いのだ。
オレが組み立てれば、間違いなく性能があがったヤツを組み立てられる自信があるのだ。
そう、日本人だけの日本人だけが持つ、日本人のための魔改造の技である。
そして、オレの手が入んない部品や組み立て部位には、ウズメ姫という強い味方が付いてるのだ。
ウズメ姫に、超小型の電導工具を持たせる。
マキタのインパクト電動レンチだ。
シナのまがい物じゃない、モノホンの日本製のヤツだ。
超電導モーターなどは、ボルトやビスが締め付けるトルクが決まってるからだ。
ヤマカンはダメだ。 規定のトルクでネジを締め付けるのである。
なぜか、オレは体が覚えてるのである。 ネジを見ただけで、締め付けトルクがわかるのだ。
それに、天文学的な借金が棒引きという、うまい話も・・・
それだけで、飯も食わないで、没頭するオレである。
「ねえ、少し休まない。」と、ウズメ姫が部品から顔を出す。
「そうだな。」「イルマのクッキーが、まだあるんだが。」と、隠し玉を・・・
「うわぁ、最高だわ。」と、ウズメ姫だ。
適度な休憩は最高に優れた仕事を産むのだ。
イルマのクッキーは最高なのである。
やがて、「これで、終わりね。」と、ウズメ姫が超電導コイルを組み付ける。
「ウズメ姫が小柄なのが、最高に役にたったよ。」と、賛辞の嵐を呼ぶオレだ。
「まあね。」と、納得するウズメ姫である。
「では、作動させてみようか。」「うん。」
乗り込みようのドロ~ンを作動させる。
ちなみに、ひとり乗りである。
もちろん、オレの肩にはウズメ姫だ。
「しまった、ここでは天井が・・・」「しまった、出られないぞ。」「しゃないわね。」
と、ウズメ姫が、「あたいが許すわ。」と、「あとで、アマテラス様に謝ってよ。」と、ウズメ姫だ。
「なるだけ、壊さないように出るよ。」と、いい加減な言葉で誤魔化すオレだ。
教訓だ。 モノを作るときは、出すことを考えるべきだと・・・・
オレは、超電導エンジンの起動スイッチを押した。
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