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容赦ないわね。
これが、真の攻撃魔法よ、姉さん。
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2機編隊で飛ぶ、アリス班である。 アリスとユリコである。
「ねえ、お昼には帰んなきゃ。」と、アリス。
「そうね。」と、ユリコ。
「ねぇ。」と、アリスだ。 「なあぁに。」と、ユリコが聞く。
「ユリコは、あたいのこと、どう。」と、疑問を投げるアリスだ。
「姉さんだと。」と、普通に答えるユリコだ。 アリスはリンダとは・・・ハナっからリンダは好きではないアリスだ。 お調子者のリンダを、大嫌いなアリスなのだ。 姉妹の確執なのである。
それで、おそらく一番強い攻撃魔法のユリコを味方につけたいアリスなのである。
「あたいは、あんたが好きよ。」と、アリスだ。 オナゴという生き物は派閥を造りたがるモノである。
そう、序列だ。 それが、オンナのサガなのだ。
生物学的なモノであるのだ。 まさに、大奥的なオナゴの争いがあるのである。
ここでは、クララとリンダの派閥との争いなのである。
「きゃっ・・・。」と、突然、アリスの愛機が・・・・
偵察中だ、まさに油断だ。 先頭を飛んでいたユリコではなく、後方のアリスのドロ~ンを狙った攻撃が・・・
「姉さん。」と、空中に投げ出されたアリスをユリコが拾う。 空中でキャッチしたのである。
さすが、ユリコだ。
アリスの愛機は地面に墜落して炎上している。 爆発はしない。 なぜなら、超電導エンジンだから、化石燃料ではないからだ。
「ありがと、ユリコ。」と、アリスが・・・姉さんの面目が丸つぶれだ。 「姉さんは、あたいが守る。」と、ユリコが・・・さすが、アリス派閥である。 結束は固いようだ。
「それより、どこから攻撃が・・・」と、ユリコが上昇する。 再度の攻撃を防ぐためだ。
「後部カメラの画像を再生して。」と、ユリコだ。 ユリコの愛機の後部カメラの映像記録から攻撃を把握するためだ。
「どうした、なにかあったのか。」と、通信が入る。 「姉さんが攻撃されました。」「帰還します。」と、即答のユリコだ。
「無事なんだな。」「え、え、機体はダメですが。」「わかった、救援機は。」「いりません。」「うむ。」
通信を切るユリコだ。
とても、4歳の幼女とは思えないユリコだ。 なに、この冷静さ・・・と、驚愕の眼でユリコを観るアリスなのである。
「ねぇ。」と、アリスだ。 「なぁに。」と、普段のユリコが答える。
あれは、なんだったの・・・とアリスが思った。 まるで、別のユリコを観た思いのアリスである。
ちなみに、ユリコの座席に二人で乗ってるのだ。 そう、ぺったりの二人なのである。
4歳にして百合を知ったユリコだ。 そう、アリスとユリコは百合仲間・・・永遠の処女を・・・
ここに、暗黙の了解でアリスとユリコ派閥は完成したのである。
ネコがアリスで、ユリコがタチだな・・・
アリスは目的を達成したのである。 もちろん、派閥がつくれたのだから・・・
「それで、魔獣か魔物か、なんだったんだ?」と、オレがアリスへ・・・
「わからないわ。」と、答えるアリスだ。
「画像はあるかユリコ。」「うん、とうさん。」と、普段のユリコだ。
「これは、なにも、何からの攻撃か不明じゃないか。」と、驚くオレだ。
映像には、なんも脅威的なモノは写っていなかったのだ。
突然、後ろを飛行していたアリスのドロ~ンが爆散したのだ。 そして、アリスが空中へ投げ出される。
つまり、緊急脱出装置が働いたのだ。 そして、パラシュートで降下する前に、ユリコが愛機でアリスをキャッチしたのである。
攻撃魔法少女の制服がアリスを守ってくれたのだ。
「これは、攻撃なのか事故なのか。」と、画像からでは解析ができない。
「これは、ドロ~ンの記録装置を回収せねばならんな。」と、オレだ。
飛行機事故で、回収する装置である。 フライトレコーダーというやつだ。
アリスが、ヤバイと・・・ユリコまでもが・・・互いに百合なのがバレてしまうからだ。
二人の秘密なのだ・・・ここは、「ねえ、とうさん、あたい達が解析するわ。」と、ユリコだ。
オレは、ユリコには弱いのだ。 「そうか、では頼んだぞ。」「わかったわ、とうさん。」
オレは、満足げにうなづくのである。
こうして、二人の秘密は守られたのである。 なんか、不肖なクララとリンダだが。
クララはオナゴのカンが鋭いのだ。 ちなみに、百合の会話はプライベート通信だから、アリスとユリコだけの会話であり、プライバシーを尊重するオレなのである。
「ねえ、お昼には帰んなきゃ。」と、アリス。
「そうね。」と、ユリコ。
「ねぇ。」と、アリスだ。 「なあぁに。」と、ユリコが聞く。
「ユリコは、あたいのこと、どう。」と、疑問を投げるアリスだ。
「姉さんだと。」と、普通に答えるユリコだ。 アリスはリンダとは・・・ハナっからリンダは好きではないアリスだ。 お調子者のリンダを、大嫌いなアリスなのだ。 姉妹の確執なのである。
それで、おそらく一番強い攻撃魔法のユリコを味方につけたいアリスなのである。
「あたいは、あんたが好きよ。」と、アリスだ。 オナゴという生き物は派閥を造りたがるモノである。
そう、序列だ。 それが、オンナのサガなのだ。
生物学的なモノであるのだ。 まさに、大奥的なオナゴの争いがあるのである。
ここでは、クララとリンダの派閥との争いなのである。
「きゃっ・・・。」と、突然、アリスの愛機が・・・・
偵察中だ、まさに油断だ。 先頭を飛んでいたユリコではなく、後方のアリスのドロ~ンを狙った攻撃が・・・
「姉さん。」と、空中に投げ出されたアリスをユリコが拾う。 空中でキャッチしたのである。
さすが、ユリコだ。
アリスの愛機は地面に墜落して炎上している。 爆発はしない。 なぜなら、超電導エンジンだから、化石燃料ではないからだ。
「ありがと、ユリコ。」と、アリスが・・・姉さんの面目が丸つぶれだ。 「姉さんは、あたいが守る。」と、ユリコが・・・さすが、アリス派閥である。 結束は固いようだ。
「それより、どこから攻撃が・・・」と、ユリコが上昇する。 再度の攻撃を防ぐためだ。
「後部カメラの画像を再生して。」と、ユリコだ。 ユリコの愛機の後部カメラの映像記録から攻撃を把握するためだ。
「どうした、なにかあったのか。」と、通信が入る。 「姉さんが攻撃されました。」「帰還します。」と、即答のユリコだ。
「無事なんだな。」「え、え、機体はダメですが。」「わかった、救援機は。」「いりません。」「うむ。」
通信を切るユリコだ。
とても、4歳の幼女とは思えないユリコだ。 なに、この冷静さ・・・と、驚愕の眼でユリコを観るアリスなのである。
「ねぇ。」と、アリスだ。 「なぁに。」と、普段のユリコが答える。
あれは、なんだったの・・・とアリスが思った。 まるで、別のユリコを観た思いのアリスである。
ちなみに、ユリコの座席に二人で乗ってるのだ。 そう、ぺったりの二人なのである。
4歳にして百合を知ったユリコだ。 そう、アリスとユリコは百合仲間・・・永遠の処女を・・・
ここに、暗黙の了解でアリスとユリコ派閥は完成したのである。
ネコがアリスで、ユリコがタチだな・・・
アリスは目的を達成したのである。 もちろん、派閥がつくれたのだから・・・
「それで、魔獣か魔物か、なんだったんだ?」と、オレがアリスへ・・・
「わからないわ。」と、答えるアリスだ。
「画像はあるかユリコ。」「うん、とうさん。」と、普段のユリコだ。
「これは、なにも、何からの攻撃か不明じゃないか。」と、驚くオレだ。
映像には、なんも脅威的なモノは写っていなかったのだ。
突然、後ろを飛行していたアリスのドロ~ンが爆散したのだ。 そして、アリスが空中へ投げ出される。
つまり、緊急脱出装置が働いたのだ。 そして、パラシュートで降下する前に、ユリコが愛機でアリスをキャッチしたのである。
攻撃魔法少女の制服がアリスを守ってくれたのだ。
「これは、攻撃なのか事故なのか。」と、画像からでは解析ができない。
「これは、ドロ~ンの記録装置を回収せねばならんな。」と、オレだ。
飛行機事故で、回収する装置である。 フライトレコーダーというやつだ。
アリスが、ヤバイと・・・ユリコまでもが・・・互いに百合なのがバレてしまうからだ。
二人の秘密なのだ・・・ここは、「ねえ、とうさん、あたい達が解析するわ。」と、ユリコだ。
オレは、ユリコには弱いのだ。 「そうか、では頼んだぞ。」「わかったわ、とうさん。」
オレは、満足げにうなづくのである。
こうして、二人の秘密は守られたのである。 なんか、不肖なクララとリンダだが。
クララはオナゴのカンが鋭いのだ。 ちなみに、百合の会話はプライベート通信だから、アリスとユリコだけの会話であり、プライバシーを尊重するオレなのである。
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